ジェットエントリー REERACOEN
週刊ABROADERS
ABROADERSに挑戦
アジア最新情報

現地の人たちの強みを活かす仕事創り-Japan Intertrade CallCenter Corporation 千葉栄一氏が語る、事業を加速させるフィリピンの環境とは?

Phillipines
フィリピン政府公式認定語学学校現地法人「NILS」やオンライン英会話スクール「イーフレンド」をフィリピンのセブ島で運営するJapan Intertrade Callcenter Corporation CEOの千葉氏。日本の大学や専門学校と提携して、セブでの留学を単位に換算する仕組みなど、日本人が英語を習得するための機会創りに積極的に取り組んでいる。

Japan Intertrade CallCenter Corporation  CEO

2014.07.01

英語が話せるスタッフを求めて、日本以外に事務所を置くことに

rere_MG_6957

事業内容について教えて下さい。

フィリピンのセブ島でコールセンターのJICC(Japan Intertrade Callcenter Corporation)、オンライン英会話スクール「イーフレンド」、英語学校の「NILS」を運営しています。

2009年にセブ島で仕事を始め、そこから1年に1社程度のペースで現地に新しい事業を立ち上げているのですが、現在はインターネットのリスティング広告事業を行う会社の設立準備中です。

どのようなきっかけで海外に出られたのでしょうか?

元々は金融業界で16年ほど働いていたのですが、会社を辞めて私はフィリピンで事業を始める2年前の2007年に、アフリカやカリブ海、ミャンマーに住む個人客へ日本の中古車を販売する事業を神戸で立ち上げました。

ネットを介して直接個人の方々に販売をするというビジネスモデルで、当初は上手くいくか不安だったのですが、リスティング広告などの宣伝活動を行うと予想以上にお客様からの問い合わせをいただき驚きました。

日本の商品の良さに対する信頼があるからこそ、このような反響をいただいたのだと思います。

しかし、海外の消費者と英語を使って電話やメールでやり取りができる日本人スタッフを採用しようとすると、どうしてもコストが高くなってしまいます。

起業して2年が過ぎた頃に、このままでは利益は頭打ちになってしまうと判断し、英語ができる人がいる国でビジネスをしようと考えました。

中古車販売の7割はアフリカ向けだったので、まずはアフリカに事務所を置こうと現地に行ったのですが、3週間程滞在して、「文化があまりにも異なるアフリカの人たちを統括するのは難しそう」と思い、日本から近く意思疎通もしやすそうなアジアに事務所を置くことを決め、フィリピンのセブ島に移りました。

フィリピンでITビジネスがしやすい理由

re_MG_6707

なぜ、東南アジアのなかでもフィリピンを選ばれたのでしょうか?

英語圏で、人々が明るく、治安が良かったことが理由です。フィリピンはアジアの中で英語が一番聞き取りやすく、世界中のコールセンター会社が集まる世界一のコールセンター市場となっています。

そして、人件費は日本の10分の1で、治安はセブ島の中でも弊社が入っているITパークの中は24時間出歩いても問題はないほど安全です。

ITパークとは、フィリピンの経済特区のこと。セブ島はリゾートで有名ですが、国全体で産業がなかったこともあり、7、8年前にIT産業の振興の方針が定められ、弊社が立地するITパークが設置されました。

ITパーク内にある企業であれば、フィリピン内の雇用を促進するかわりに、最低4年間は法人税の免除を受けられます。条件さえ満たせばまた4年間の免除を更新できるなど、かなりの優遇措置が受けられるのはフィリピンで事業をするメリットですね。

計画停電がある場所もありますが、ITパーク内であれば電気も24時間使えますし、海外進出の場所としておすすめです。

大手日系企業は20年前頃の、ITパークができた当初から入っているところも多いのですが、ここ1年くらいでベンチャー企業の進出もどんどん増え始めていますね。

現在、弊社の語学学校ピーク時には約300人の現地スタッフがいます。誰も知り合いがいないところから始めて今に至りますが、現地の人々の強みである英語を活かして、スタッフを2000人以上に増やすことを目標に掲げて活動をしています。

日本のリスティング広告の技術は世界一

re_MG_7146

さまざまな事業を手掛けていらっしゃいますが、今一番力を入れられている事業を教えて下さい。

今一番力を入れているのは、Webのリスティング広告です。近年、多くの日系企業が海外市場への進出を検討しています。

しかし、現地のマーケティングがあまりできていない段階でいきなり事務所を開設するのは難しい。

そこで、英語のECサイトを開設し、リスティング広告で英語圏の消費者の集客をするなど、まずはインターネットによって海外の顧客を獲得しようという動きが強まっています。そういった背景から、フィリピンでのリスティング広告事業が一番伸びているのです。

リスティング会社は日本にも数多くあると思うのですが、セブ島でリスティング事業を展開する理由とは?

英語圏へのWebリスティング広告に関して、他の日本の業者よりも、手間暇をかけてきめ細かいリスティング広告のサービスを提供することができるからです。

リスティング広告で効果を出すためには、データを細かく分析し、いかに効率的にキーワードや入札単価を設定できるかが重要になってきます。

実は、日本のリスティング広告の技術は世界で一番優れていると言われていて、そのノウハウを海外に展開していこうとしています。

曜日や時間帯も影響するような緻密な作業なので、調整には非常に手間隙が必要なのですが、日本人の人件費だと、コストが膨らみます。また、日本人だと英語キーワードによるリスティング広告の適正化や効率化、及びマネージメントはなかなかハードルが高い。

そういう部分を考慮すると、元々英語が堪能で賃金水準も高くないフィリピン人は、非常に適任だと感じました。実際に、今はコストを抑えつつより質の高いサービスの提供ができるようになりましたね。

 

海外転職エージェント トレンド

ABROADERSの更新情報をいち早くお届け

ABROADERSの最新情報は、Facebookで随時UP中です。
「いいね!」を押して、最新情報をゲットしよう!

コメントする