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エアアジアで格安旅行!「アセアンパス」の取扱説明書
初めまして! 土橋美沙と申します。大学でフィリピンの言葉を勉強していることがきっかけで、昨年は1年間マニラに留学。留学中は現地メディア会社でインターンをしたり、バックパック旅行に出かけたりと、東南アジアにどっぷり浸かる生活を送っていました。
昨年訪れたカンボジア、アンコール遺跡群。
今回は大の旅行好きな私が愛用するLCCエアアジアの、アセアンパスについてご紹介します!
LCCってなに?
LCCとはローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、格安航空会社を示します。
その魅力は何と言っても運賃の安さ!旅費を抑えて、なるべく多くのお金を旅先での食費にまわしたい私は、LCCのヘビーユーザーなのです!
しかし、安いのにはきちんと理由があります(笑)
・基本的に機内サービス(食事・ブランケット・機内エンターテイメントサービスなど)が有料
・荷物のチェックインが有料
・座席が狭い
・搭乗口から機体までの長い距離を移動する可能性がある
・チェックインやキャンセル対応をほとんど自分でやらなくてはいけない(英語の場合も)
そのため比較的旅慣れしている方にはオススメですが、海外旅行初心者には少しハードルが高いかもしれません。でも、本当に格安で行ける、まさにアジアと日本を近くするツールなので、ぜひ使ってみて欲しいです!
エアアジア アセアンパスの魅力
出典 AirAsia
エアアジアはマレーシア、クアラルンプールに拠点をおくLCC。東南アジアを中心として日々多くの便を運航しています。
私は東南アジア周遊旅行の際に、こちらの航空会社のアセアンパスと、現地で購入した陸路のバスを利用して、約35,000円の運賃でマレーシア、タイ、カンボジア、インドネシア、バリ島、シンガポールの計5カ国をまわりました!
以下、詳しい使い方を説明していきます。
アセアンパスのいろは
出典 AirAsia
アセアンの名の通り、旅行先として選べるのはアセアン地域限定! というわけで、選べる目的地は以下の10カ国。
タイ、マレーシア、インドネシア、カンボジア、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア、フィリピン、ブルネイ!
出典 AirAsia
アセアンパスには2つのタイプがあります。
1. 有効期限30日、10クレジットまで使える18,000円プラン
2. 有効期限60日、20クレジットまで使える32,000円プラン
旅行期間や、行きたい場所に合わせてどちらを購入するか決めましょう! チケット代金とは別に空港使用税を支払う必要がありますが、日本の空港程高額な場合はほとんどありません。
クレジットとは
出典 AirAsia
ここで出てくるクレジットは、「移動に必要なポイント」と捉えるとわかりやすいです。各区間の移動は1クレジット、3クレジット、もしくは5クレジットが必要で、行き先によってクレジット数が異なります。
例えば
・クアラルンプール〜バリ島は3クレジット
・クアラルンプール〜カンボジアのプノンペンは1クレジット
これらを組み合わせて、自由に旅程をアレンジできます。旅の途中でバスや列車など陸路移動を組み込むと、より自由度がアップしますよ!
また、出発予定時刻の48時間前までならフライト変更が可能な点も魅力的です。
目的地やクレジットは、こちらのサイトでチェック!
おさえておきたい3つの注意点
アセアンパスを利用するにあたって、絶対におさえておきたいポイントがあります。
1. 日本からアセアン地域までのフライトチケットが別途必要。
日本はアセアンに含まれていません。そのため、アセアンパスを使用する際は、まず日本からアセアン地域内に向かうチケットが必須というわけです。
2.1度使用したルートと同ルートを通ることはできない。
クアラルンプール〜バリ島 バリ島〜クアラルンプールのような同一ルート区間の往復はできません。どうしても往復したい場合は別途フライトチケットを購入しなくてはいけないので、割高になる可能性が!
アセアンパスを利用するにはルートの計画が非常に重要なのです。
3.繁忙期や週末はチケットが取りにくい
私が使用した時期(5月中旬〜6月中旬)は不自由なくフライトを予約することができましたが、繁忙期や週末はフライト予約ができない場合があるそうです。
「必ずこの日程で旅行したい!」「お盆期間じゃないと困る!」という方は、他のチケットを購入することをおすすめします。
モデルプランを参考にしよう
出典 AirAsia
エアアジアのサイトには、アセアンパスを実際に使ったプランが掲載されています。マレーシアの国内旅行のモデルプランでは、9クレジットで6カ所も周ることが可能!! 旅を計画する際にぜひ参考にしたいですね!
私は32,000円で20クレジットのアセアンパスを購入。合計で15クレジットを使用して以下のプランで東南アジアを周遊してきました。
フィリピン マニラ出発→マレーシア クアラルンプール(3クレジット)→タイ バンコク(3クレジット) →カンボジア シェムリアップ(バス移動)→タイ バンコク(バス移動)→インドネシア バリ島(3クレジット)→インドネシア ジャカルタ(5クレジット)→シンガポール(1クレジット)→日本へ帰国
賢くチケットを使って、お得な旅行を!
タイの水上マーケット。船上で朝食を楽しむ。
いくつか注意点はありますが、旅費をおさえたい方には自信を持っておすすめできるアセアンパスについてお伝えしました。
旅先で感じる東南アジア特有の雑多な雰囲気や、国ごとに異なる多様な価値観。言葉、食事、人、お金、文化、空気などそのすべてが違う環境は、ワクワクしますよね。
ぜひ皆さんも旅に出て、いろいろな発見や出会いを楽しんでいただけたらと思います!
ライター
土橋 美沙/Misa Dobashi
1993年生まれ。千葉県出身。航空会社に勤務していた両親の影響を受け、幼い頃から海外に興味を抱く。大学ではフィリピンの言葉を学び、昨年は1年間マニラに留学。その後東南アジアをバックパックで周る旅に出る。自分の目で世界を見たいという好奇心旺盛な性格。たった1度きりの人生を、大好きな人たちと、自由に楽しむことが目標。
by Nnn