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大企業を辞め、マレーシアへ!〜これからの働き方と、アジアの魅力〜
マレーシアで働くバームーです。前回は4ヶ国で働いた経験から、「海外で働くってぶっちゃけどうよ?」ということに関して書きましたが、今回は僕が考えるこれからの働き方と、アジアの魅力についてお伝えします!
目次
読了時間:2分
1:雇用に対する企業の価値観が変わった
2:組織に依存しないために必要なこと
3:マレーシアで働く魅力
4:マレーシアのお給料と家賃
5:考えていても、何も始まらない。まずは行動しよう!
雇用に対する企業の価値観が変わった
僕はこれまで人材会社で働き、転職支援サービスを担当してきたので、
日本の転職市場については大体分かっているつもりです。
そして日本の転職市場がどんどん変化しつつあるのを、
身を以て感じてきました。
その経験を踏まえて言いたいのは、
「大企業に入って1社でずっと働くことだけが
正解の時代ではない」ということ。
今まで人員整理は、雇用が溢れている時や業績が
悪化している時に行うものでしたが、今は状況が全く変わりました。
かつて終身雇用を誇っていた日本の大手企業は、
リーマン・ショック時に軒並み人員整理を行いました。
人員整理は、過去には全社の業績が悪い時にだけ行われるのが一般的でしたが、
今は様相が変わりました。
全社では利益を出していたとしても、不採算部門は閉鎖され、
その部門の人達が人員整理の対象となることもあるのです。
大企業でも景気だけでなく、常に人員整理を行う時代になったのです。
早期退職対象者は40歳以上というケースが多く見られます。
新卒の頃は誰もが羨む企業に入って約20年間頑張ってきたのに、
その出口が人員整理というのはあまりにも寂しいと思います。
それに、40歳を超えると、実際まだ20~30年先も働けるのに、
次の就職先を見つけるのは難しいのが実情です。
そうならないために、では一体どうすればよいのでしょうか?
組織に依存しないために必要なこと
雇用に対する企業の価値観が変わった今、
私たちが心がけるべきことは、
「組織や環境に依存しない」ことです。
依存しないためには、自分で生きていく力をつけなくてはいけません。
僕がいたリクルートという会社は創業50年以上経つのですが、
大企業とはいえ、定年退職者はまだたったの一桁台(数字が確かか不明ですが)という
稀有な会社です。
そんなカルチャーの会社で育ったからかもしれませんが、
ひとつの組織でずっと働くという意識もなく、もともと起業家志向もあったので、
リクルートを辞めることに対して1ミリも後悔はありませんでした。
リクルート最終出社日の一枚
組織に依存して働かないために「自分ならでは」のスキルや経験を積むこと。
少なくとも20代は、その力をつけることが大切だと思っています。
マレーシアで働く魅力
僕は結果的にマレーシアだったのですが、
マレーシアには下記のような魅力もあります。
でも、マレーシアで働くのにはこのような魅力もあると思っています。
・英語が公用語のひとつ
・年中温暖で過ごしやすい気候
・多民族国家
・生活コストが安い
・中国語も通じる(僕が多少、中国語を理解するので)
・通貨も比較的安定
(最近では市場の激しい騰落によりだいぶ弱くなってしまいましたが……)
・治安がよい
特に、英語が公用語多民族国家という点は、
自分にとって学べること、得るものが多いと感じています。
実際には、まだマレーシアに来てから日が浅いのですが、
仕事も日常も英語で会話をしているため、
英語力が飛躍的に伸びている実感があります。
ビジネス英語はすべての分野において最低限必要なスキルですし、
多民族の職場でマネジメントができれば、
この先どこでも働けていける自信がつきます。
場所や言葉の制約がない状態であれば、
新しいビジネスを始める際に、
強い武器になるだろうという考えもあります。
マレーシアのお給料と家賃
(1リンギット=約30円で計算)
ここからは少し変わって、生活に関するお話です。
マレーシアでは生活コストが安いのも魅力です。
僕はわりとローカルな屋台やお店ばかり行くのですが、
朝ごはんのパンは2.5 、お昼ごはんは6.5リンギット、
晩ごはんも10リンギット以下。
もちろん観光地やショッピングセンターでは
日本と大差ない価格帯のお店もたくさんあります。
ランチで同僚たちと行く屋台のお店
とにかくどれも安い!
家賃は場所によりますが
1,800くらい~3,000リンギットくらいでありますし、
ルームシェアしている人も多いです。
ルームシェアになるともっと安くなります。
誰もが気になる給与は、
月給5,000リンギット以上でないとビザが取得できないので、
月給5,000リンギットを下回ることはありません。
キャリアや業界にもよりますが、
現地採用の日本人は月5,000~9,000リンギットの間が多いと思います。
ある日の夕食・ナシゴレンは水ボトルを合わせて6.15リンギット(約184.5円)。驚きの安さ!
考えていても、何も始まらない。まずは行動しよう!
実は、僕がマレーシアに初めて来たのは転職を決めた後でした。
ただ、一度も行ったことがない国で働くのは不安だという人もいるでしょう。
もし、働いてみたい環境、場所があるのであれば、
まずは一度現地に行ってみることをオススメします。
日本人の採用が活発に行われている都市では、
日本人向けのフリーペーパーもたくさん発行されています。
(どの都市も、日本食レストランに行けばきっと置いてあるはず)
そこには街の飲食店の情報だけでなく、
求人情報や住宅情報が載っていることも(但し駐在員向けの情報が多い)。
現地に行かなくてもWebや本などで情報は調べられますが、
治安や現地の食事、風土などは、
自分の足で実際に行ってみると、感じることが驚くほど違うことも。
既に知り合いの人がいれば、ぜひその人を頼って行きましょう。
もし知り合いがいなくても、
Facebookで現地に住んでいそうな人を調べたり、
現地ブログを書いている人にメッセージを送ってみてもいいと思います。
私の友人に、単身シリコンバレーに行く前にFacebookで在住日本人を見つけて、
その人を頼りに訪ねて行った人もいました。
「海外でやりたいことがある」
「日本ではやりたいことができない、やりたいことに制約がある」
「海外で爆発的に成長したい」
そんなふうに考えている人がもしいたら、
まずは行動することをオススメします。
世の中、考えすぎて行動できない人が意外に多いもの。
場所にもよりますが、
東南アジアであれば週末や三連休で行ける国や地域も多くあります。
海外就職フェアも日本でたくさん開催されています。
考えてから行動することも大切ですが、
「考えながら行動」することでリアルを感じてみてはいかがでしょうか。
ライター
バームー/BaMu
1986年京都出身。立命館アジア太平洋大学を卒業後、㈱リクルートエージェント(現・リクルートキャリア)新卒入社 。その後転職し、日系企業のマレーシアの拠点立ち上げメンバーとしてジョイン。 今まで訪れた海外の国と地域は17ヶ所。圧倒的なプラス思考で、どんな時でもポジティブに生きています!夢は宇宙旅行。好きな言葉は「今がすべての出発点」。
個人ブログ:http://posi-log.com/ ビジネスやキャリア系ネタを中心にジャンルに縛られずに定期的に発信しています。
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