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インドネシアのエンタメ事情!〜日本のアニメ『アイカツ!』が大人気!〜
インドネシアといえば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか? 南国の美しい島々やアジア最大のイスラム教国、オリエンタルな食べ物などなど、それぞれ違うと思いますが、エンタメについて詳しく知っているという人は少ないかもしれません。
現在、東南アジアをけん引する経済成長を見せているインドネシアですが、イスラム教の影響で酒場やギャンブルが規制されているため、娯楽はまだまだ未発達なようです。
今回はそんなインドネシアのエンタメ事情をご紹介します!
1、休日は家族と一緒に複合遊園地へ行こう!!
国民の90%近くがイスラム教徒のインドネシアでは、週末は家族と過ごすのが当たり前です。
ジャカルタ郊外には、遊園地、水族館、ビーチ、スタジアムなどがまとまって併設されている複合遊園地「アンチョール(Ancol)」があり、家族づれやカップルでにぎわっています。
着ぐるみが歩いていたり、ジェットコースターがあったり、お友達と行っても楽しめるスポットです。しかも、スカルノ元大統領の発案で、ディズニーランドをもとに作られたということで、かなり巨大な施設です。
ただ、事故も発生するなど安全性には少し不安があるので、ご注意を。
ちなみに、プールは年中無休!
1年中、好きな時に巨大屋外プールを楽しむことができます。
アンチョール内のビーチについてはこちらをチェック!!
http://www.jakartashimbun.com/free/detail/275.html
2、夜は映画館へGO!インドネシア発日本映画!?
海外で暮らしていると、若い人からアニメについてよく聞かれますが、ちょっと年配の人にはヤクザについて聞かれたりします。日本のヤクザ映画は日本人が考えているよりも世界で見られているようです。
2011年に公開された「ザ・レイド」はインドネシア人監督によるアクションバイオレンス映画。北野武監督や三池崇史監督に影響を受けたということで、日本のヤクザ映画のような雰囲気で、インドネシアや日本でヒットを記録しました。
その続編「ザ・レイド GOKUDO」が2014年に公開されます。松田龍平、遠藤憲一、北村一輝など、日本の名優が出演して、本格的なヤクザ映画に仕上がっているようです。
かなりのバイオレンスなので、苦手な人は気を付けたほうがいいですが、こういった文化が日本文化として現地に浸透しているという事実も忘れないようにするといいかもしれません。
インドネシア人が持っている日本人へのイメージのひとつとして、この映画を知っておくと、現地で生活するうえでも役に立つかも?
「ザ・レイド GOKUDO」
http://www.cinemacafe.net/article/2014/10/25/26877.html
「ザ・レイド」公式サイト
http://www.theraid.jp/index.html
3、日本から輸入で活性化! 「アイカツ!」がインドネシア到来!
インドネシアのアイドルといえば、JKT48が有名ですが、彼女たちとコラボして注目されているのが、日本でも人気のアニメ「アイカツ!」です。
日本のアニメは世界的に大人気ですが、インドネシアではセーラームーンを最後に女子向けアニメが放映されていなかったので、待望の新日本アニメとして注目を集めています。
さらに、「アイカツ!」のように、カードゲームと連動した形式は今までにないものなので、これからどんどん発展していくかもしれません。
宗教も文化も異なるインドネシアと日本ですが、子どもたちや若者が好きなモノはそんなに変わりません。同世代の人に勇気を出して声をかけると、意外とすんなり分かり合えるのはずです。
ただ、日本と違い貧富の差がまだまだ激しいので、日本での「当たり前」を押し付けないように注意しましょう。
アイカツ!インドネシア公式サイト
ジャカルタ新聞 アイカツ!記事
http://www.jakartashimbun.com/free/detail/20235.html
JKT48公式サイト
4、共通のエンタメで友達を増やそう!
インドネシアのエンタメは発展途上にあるので、日本やほかの国の娯楽を取り入れて進化し続けています。
また、海外で現地の人と仲良くなるのには、共通の話題が役に立ちます。
インドネシアのディープなエンタメに詳しくなるのは難しくても、日本に関わる情報なら気軽に情報収集できるので、知っておけば話題作りにもぴったり。友達作りにぜひエンタメをチェックしてみては?
ライター
ゴパート 夏南子/Kanako Goeppert
オーストラリア公立Deakin大学文学部卒。日本人学生がほとんどいない大学で、ジャーナリズム、脚本、哲学、メディアを専攻。現在は、Web広告のライターや企業翻訳をしながら、夫とともにスイスに在住。英語が大嫌いだった高校時代から、翻訳を仕事にできるまでになったのは、何にでも興味を持つ好奇心があったから。日本を離れて6年以上経った今も欠かせない楽しみは、日本のテレビドラマ観賞。
by Nnn