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幸せの花束をタイから世界へ!バンコクの結婚式事情
こんにちは。バンコクより、ななみです。 タイは11月から乾季に入り、比較的涼しい毎日を過ごしています。 先日同僚がご結婚されるとのことで、結婚式に参加しました! 今回はタイの結婚式のリアルレポートをお届けします。
ドレスやお祝儀、どれくらい用意すればいいの?
日本にも和式と洋式があるように、タイにもタイ式と洋式の結婚式があります。
今回はクリスチャンのおふたりだったので、欧米スタイルの結婚式。
会場は、ガーデンを装飾して美しい式場へと様変わりしていました。
ふたりの名前がぶら下がったアーチをくぐると、こじんまりとした庭と受付が。
タイでは入口でお祝儀を渡すそうです。
気になるお祝儀ですが、約1000バーツ(3300円くらい)が妥当とのこと。親しい友人や上司だと3000バーツ、あまり親しくない仲であれば500バーツと、日本に比べるとかなり少なめです。
また、今回いただいた引き出物は靴下でした。主催者の好みによって引き出物が変わるのは日本と同じですが、高価な物でなく日常的に使えるものが多いようです。
国王が今年10月に崩御されたため、ドレスコードはクリーム色と肌色で落ち着いた色合いでした。
タイでは色の意味を大切にするので、もし結婚式に参列する場合は、喪に服す黒は着ていかないほうがいいと思います。
また、男性は半ズボンに要注意です。膝から下を出した服装は、相手を尊敬していないように思われるので、長ズボンで行きましょう。
逆に女性は肩を出していたりと、大胆な服装の方が多い印象でした。
もし服装に困った時は、やはり参列者や主催者に直接聞くことをオススメします。
とことん自由なタイスタイル結婚式
式は3部構成で行われました。
第一部:披露宴
第二部:食事会
第三部:インタビュー&スピーチ
17時半からのスタートでしたが、始まる直前になってもほとんどの人が席につかず(ここはアジアあるあるかもしれません)、始まる予感が全くしていなかったのですが、無事17時半に開始。
後で聞けば、式自体が自由参加だったので何時に来てもOKだったとのことです。
披露宴では牧師さんが愛の言葉を語り、そのまま食事会へ。
フランス料理のコースが出て、歓迎の動画が流れ……というものではなく、バイキング形式で参加者同士が交流を図れるアットホームな場でした。
これはタイならではかもしれませんが、写真を撮りたくなるような撮影スポットがあらゆる所にあります。
また新郎新婦の写真が写真展のように飾ってあり、式前に記念撮影を行うのが一般的だとか。お色直しなどもないので、終始、新郎新婦のふたりとの写真撮影が可能でした。
永遠という意味をもつ「水」を使ったタイ式の儀式とは?
時期的に今回は国王の死が影響していたため、踊りやロットナーサムはありませんでした。
ロットナーサムとは、タイの結婚式で必ずと言っていい程行われる、聖水を使用した儀式です。
ほら貝に水や香水を入れた聖水を、参列者がお祝いの言葉をかけながら新郎新婦の手に注ぎます。
水を手に注ぐことで、ふたりの永遠の愛を願うそうです。
雨が天から地まで流れるように、水はどこにでも行く性質があることから、タイでは水=永遠という意味をもつと信じられているのだとか。また、ほら貝にも「幸運が訪れる」という意味があるとのことです。
タイの中でもバンコクと農村部では所得格差が大きいため、結婚式の形態も変わってくると思いますが、幸せのかたちはどの国でも変わりませんね。
末永く、お幸せに!
by Nnn