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「生きた」女神に強い地酒?ネパールの首都カトマンズを楽しむ3つのポイント
नमस्ते! सन्चै हुनुहुन्छ ? (ナマステ! サンチャイ フヌフンチャ/こんにちは! ご機嫌いかがですか?)こんにちは! ネパールへの留学が2週間後に迫った原です。出発を間近に控え、ワクワクと不安が入り混じった感覚で残りの日本での生活を過ごしています。
今回はネパールの首都・カトマンズを観光する上で、絶対に外せない3つのポイントをご紹介します。
あの世とこの世をつなぐ場所:パシュパティナート
mariusz kluzniak on Flickr
みなさんはネパールと聞いて、何をイメージするでしょうか? どこまでも高いヒマラヤの山々やレンガ造りの王宮。ちょっとさびれた汚い裏路地……。
確かにどれもネパールの風景の一部です。しかし「何だか不思議」とも言えるアジアの魅力をぜひ現地で感じてほしいと思います。
その「不思議な」感覚を肌で感じられる場所のひとつが、ヒンドゥー教の聖地・パシュパティナートです。
Elliott Scott on Flickr
パシュパティナートは、ヒンドゥー教のシヴァ神をまつるお寺で、火葬場が隣接しています。お寺にはヒンドゥー教徒しか入れませんが、火葬場はお金を払えば誰でも入場可能。
ヒンドゥー教にはお墓がありません。火葬を済ませた遺灰はバグマティ川という、火葬場の真下を流れる川に流されます。その灰は聖なるガンジス川にたどりつくのです。
Jerome Bon on Flickr
カトマンズにはいつも霧が立ち込めているのですが、パシュパティナートから出る煙が原因とも言われています。いつもたくさんの観光客が、ぼんやり燃え上がる火葬場の煙と、穏やかな川の流れを静かに対岸から見つめています。
「生」と「死」が目の前で交錯する、まさに不思議な場所なのです。
「生きた」女神?ネパールの幼き象徴:クマリ
ネパールには「生きた女神」がいるということをご存知でしょうか?
カレンダーにもなっているクマリ
その名は「クマリ」。
クマリとは、ヒンドゥー教の女神・ドゥルガーらが宿る守護神の生まれ変わりとされています。特別な条件を満たした幼い少女が選ばれ、初潮を迎えるまでクマリの座に就くそうです。
興味深いのはその特別な条件。「健康である」という項目は納得できますが、「鹿のような足」で「アヒルのように柔らかく透き通った声」が望ましいなど、ちょっと聞きなれない言い回しの条件がたくさんあるのです!
様々な地域にいるクマリの中でも、もっとも有名なものはカトマンズ・ダルバール広場の「クマリの館」に暮らすロイヤル・クマリ。
Maureen Barlin on Flickr
運が良いと、クマリの館でその姿を見ることができます。毎日ではありませんが、決まった時間にほんの数秒、窓から観光客に顔を見せてくれます。
僕も過去に一度、日中に拝見することができました。神秘的なオーラをまとった「生きた女神」となった少女からは、大人をも圧倒させるほどの雰囲気を感じました。
ネパールの大祭では以前、なんと王がロイヤル・クマリから祝福を受ける場面がありました。国を治める権力者である王の額に、小さな少女が「ティカ」という真っ赤な粉をつけるという、ちょっと微笑ましい光景を見ることができたのです。
クマリ、必見ですね。
アルコール度数は60%!?ネパールの蒸留酒:ロキシー
Andreas Kollegger on Flickr
ご当地のお酒を飲むのが大好きな私がご紹介するのは、ネパールの地酒「ロキシー」。家庭やレストランで気軽に作られていて、米やヒエが原材料の蒸留酒です。
度数の高いものがとても多く、僕がお邪魔した家でいただいたロキシーはなんとアルコール度数60%! 数杯飲んでしまい、ふらふらになって滞在先まで戻ったものです……(笑)。
ちょっと泥臭いウォッカのような味で、ガツンと来る舌触りはクセになりそうな独特の風味!
こちらのお酒、外国人向けのレストランではあまり見かけません。ローカル食堂や、仲良くなった現地の方の家で飲ませてもらうのも、良い思い出になりそうですね。
いかがでしたか? カトマンズに行ったら絶対に外せない3つの魅力的なポイントをお伝えしました。次回以降は、現地から情報をお届けいたします!
by Nnn