ABROADERS

  • HOME
  • 中国留学経験が、ベトナム就職で活きる6つの理由

中国留学経験が、ベトナム就職で活きる6つの理由

Posted on 2014年12月11日
0
4536

気づけばホーチミンに引っ越して2ヶ月半経ちました。 良くも悪くも毎日何が起こるか予測ができない環境で、刺激的な生活を送っています。 ちなみに、中国留学時にも毎日同じようなことを感じていました。

 

実は、私は大学3年生の時に1年間休学し、中国の北京に留学していました。

それまで一度も海外に行ったことがない自分にとっては人生の大きな変革であったと思います。

留学時には様々な経験をしました。例えば、全く中国語話せない自分に不安を感じ、毎日10時間中国語を勉強して、3ヶ月後には簡単な通訳を務めたり、34都市を巡る旅をしたり、中国人となんども衝突し、発狂したり(笑)と、今思えば中身の濃い期間でした。

その1年間の経験が今ベトナムでも活かされているとしばしば感じる時があります。

どんなことに活かされているのかを以下にまとめました。

1、ベトナム語の習得がしやすくなる!!

ベトナム語には漢越語というものが含まれており、60%は中国語に由来があります。

ご存知の方もいるかもしれませんが、ベトナムも昔は韓国と同じく漢字文化の国でした。

そのため、発音が中国語に似ており、簡単に言葉を覚えることができます。

例えば、以下のような類似性のある単語があります。

中国(Zhong guo:ジョングオ)⇨ Trung quo(チュンクオ)

交通(Jiao tong:ジァオトン)⇨Giao thong(ザオトン)

なんとなく聞き取れる単語がなんども出てくるので覚えやすいです。

ベトナム語の語学学校に出席したことなど一度もありませんが、ベトナムに何年もいる駐在員の方よりもベトナム語を話せると思います。

最近では、ベトナム語だけ使ってテレアポをする回数も増えてきました(笑)。

2、中国留学の経験が、営業トークとして活かせる!!

チャイナプラス1が叫ばれて何年も経っていますが、やはり多数の製造業の企業は中国からベトナムに進出しています。

そのため、中国駐在後にベトナム駐在をされている日本人の方が非常に多いです。

その際に、「中国に留学していました!」とお話すると、高確率で話が弾みます。

もちろん中国ビジネスの嫌な話も耳にすることもしばしばですが(笑)。

そして、「なんで中国じゃなくてベトナムに来たの?」という質問が必ず飛んできます。

そこで、私のなかの明確な理由を話すチャンスにもなり、自分のことを覚えてもらいやすくなります、多分。

3、中国人とのやり取りのおかげで、ストレス耐性がついた!!

中国への留学中、日中間の文化的背景、歴史的背景から中国人と何度も口論になりました。

「日本人の価値観とは違う」という原因だけで、イライラすることも多かったのですが、途中で「相手国に自分から乗り込んでいるのだから、異文化を理解し、楽しむ方が有意義な時間を送れるかもしれない」と考えた瞬間、雑念が吹っ切れました。

そのため、ベトナム人と働く際に通常イライラするであろう時にあまりイライラしていません。

でも、ベトナムは初めての海外であれば腹が立って仕方ないかもしれません。

複雑な言い方にはなりますが、中国人にはいろんな意味で感謝しています。

4、自ら道を切り開く勇気!?が身に付いた!!

中国はベトナムに負けないくらい道路を渡るのが危険な国です。

歩行者よりも車が優先される国のため、道を渡る時は命懸けで、精神を研ぎ澄まして360度全てを見る力が必要です。

中国の道を渡ることに慣れたため、ベトナムで道を渡るのも非常に簡単です。

とはいえ油断したら事故るので、サイヤ人並みに集中しています。

5、現地の人との交流を重要性を学んだ!!

中国留学時に、現地の中国人に幾度となく助けられました。

中国語学習、毎日の食事、そして中国大陸旅行時と、走馬灯のように蘇ります。

海外で生活する時は日本人だけで固まらず、現地人と交流することが重要であると感じていたので、ベトナムに来てからもその思いを忘れないようにしています。

具体的には、ベトナム語を積極的に使ったり、一緒にご飯を食べたり、イベントに参加したりしています。

おかげでベトナム人からベトナムのことをたくさん教えてもらっています。

6、中国でのチャレンジで、根拠なき自信をが生まれた!!

何も知らない状態で飛び込んだ中国。当初は不安でいっぱいで、なかなか寝られない夜もありました。

しかし、全く話せなかった中国語を3ヶ月で急激に上達させた経験や、中国最西端、最南端そして海岸沿いの都市をほぼ制覇した旅行の経験を通じて、「思い切ってやればなんとかなるやろ!」という根拠なき自信が生まれました。

その根拠なき自信は端から見れば自信過剰と映るかもしれませんし、今まで何度も叩かれました。

しかし、個人的な意見ですが、根拠なき自信が爆発的な行動力や未来を思い描く想像力を生み出すと思っています。

なぜなら、今のスキルや経験の延長線上で物事を考えないからです。

この根拠な自信のおかげで今私はベトナムにいます。そして、将来のことを考えると毎日ワクワクします。

 

 中国

 

中国留学した人はベトナムで働け!ということを今回伝えたい訳ではありません。

国を問わず、また留学以外で海外に飛び込んだ経験がある人全員に伝えたいことは、その経験をもっと外へ外へ!という意識で行動して欲しいということです。

まだ私は24歳の若造です。しかし、20歳の時に飛び込んだ中国留学経験が今に生きていると感じています。

海外経験のある人には積極的に外へ飛び出して欲しいです。

きっとその先には刺激的な毎日が待っています!

それでは今回はこのへんで!

ライター

吉川 真人/Makoto Yoshikawa

同志社大学卒業。17歳の時に3年間一言も話さなかった父親と死別し、思ったら即行動を心掛けるようになる。大学3年時に休学し、1年間北京に留学をする。その結果、早くから海外で経験を積む事を心に決める。紆余曲折があり、現在ベトナムの某人材紹介会社で修行中。鎖国した日本を開国させることが目標。

 

このノートに関連するタグ

Ambassadorのプロフィール


吉川真人

人がやらないことをやることに意義を感じる若者。 中国とベトナムをかなり旅行したのでマコトリップアドバイザー実施中 生い立ち 京都府向日市出身。 6歳から18歳は滋賀の“ど”田舎で過ごす。 2009年同志社大学文学部英文学科入学。 大学3年時に休学し、1年間北京の中国青年政治学院に留学。 3ヶ月ほどで日常会話以上のレベルに達し、簡単な通訳を務める。 その結果、早くから海外で経験を積む事を心に決める。 2014年同志社大学卒業。 卒業後ベトナムに移住

吉川真人さんが書いたノート


ベトナム に関するノート