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バラの本数で愛を表現!ホテル見回りで若者カップルを監視!マレーシアのバレンタインデー事情
こんにちは! 木村希です。
さてもうすぐバレンタインデーですね。ご存知の通り、日本ではホワイトデーとセットで、女性から男性にチョコレートを贈る日として定着していますよね。マレーシア在住7年になる私にはとうに途切れてしまった習慣ですが……(笑)。先日、日本に一時帰国した際に寄ったデパ地下のバレンタインコーナーの賑わいには改めて驚きました!
日本では、ホワイトデーのお返しを楽しみにしている甘いモノ好きな女子も多いのでは…!?
しかし、その習慣は日本特有のものであることもご存知ですよね? そこで、こちらマレーシアではバレンタインデーがどういう位置づけにあるのか、調べてみました。
マレーシアでもバレンタインは重要な日
マレーシア人にとってもバレンタインデーは、ロマンチックな一大イベント。その日はおしゃれなレストランやバーは予約でいっぱいになり、特別メニューも登場します。この日に贈る定番プレゼントといえば、バラの花。それも男性が女性に花束で贈るのが定番なのですが、バラの本数によって異なる意味が込められるのです!
たとえば恋人へは「愛している、恋しい。愛し、大切にしてほしい」の気持ちを込めて6本、夫婦の場合は「安定の愛」を意味する12本。付き合いたての場合は「一目惚れ。たったひとりの人への深い献身的な愛」として1本でもOKのようです。この時期になると、繁華街にはかごにバラを刺して売り歩く少年少女が出没し、半ば強制的に売りつけてきます(笑)。
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ただ、当地はイスラム教国家ということもあり、単に浮かれてもいられないのがマレーシアです。
毎年この時期になると、イスラム教政策を監督するマレーシア・イスラム開発局という国の機関が、バレンタインデーに「不道徳な行為と同義のことをしないように」と、イスラム教徒に対してお達しを出すのです。
また、この日にイスラム教徒の未婚カップルがホテルに泊まったりしないかなどの見回りも厳しくなるという話も……。バレンタインデーはキリスト教と関わりがあるぶん、イスラム教的にはあまり歓迎されないイベントなのかもしれませんね(マレーシアにはキリスト教徒もいますが)。
ただ、それよりも!
マレーシアは2月16日・17日のChinese New Yearに向けて旧正月ムード全開です! 今年もまた賑やかな時期がやってくるので心が躍ります。
経験した日: 2018年02月14日
by Nnn