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『応援ノート』で世界中の子どもたちに教育の機会を提供する-株式会社CLOCK・ON 東 俊輔氏が事業を通じて目指す未来

Posted on 2014年07月22日
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「必要なものを必要な人へ」というミッションのもと、新たなコンセプト・アイデアを軸にメディア開発・運営を行う株式会社CLOCK・ON代表取締役の東氏。学生向けのターゲティングメディア『0円ノート(応援ノート)』やオリジナルネット広告の『TARGET ON(ターゲットオン)』を創出・運営する。

現地の人の性質に合わせて、リスクヘッジをする

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東南アジアでビジネスをされるなかで、苦労されていることとは?

ノートに広告を付けて無料で学生に配布するというサービスなので、印刷、物流、学校との関係構築がないとサービスが成り立たないのですが、そのすべてにおいて非常に苦労していますね。 まず、ノートにおいては紙の品質、サイズ、厚さなど、国ごとにノートの使われ方や好みが変わるのでリサーチをしてカスタマイズすることが必要です。たとえば、バングラディシュだとリングノートの方が安く作れたりするのです。 また、物流は日本のように時間通りに届かないことは当たり前ですし、納品に対する考え方も全く違います。 以前5000部のノートを発注した時に、企業への納期4日前に出てきたノートが、あまりにも急いで作ったために、印刷後に乾かさずに閉じてしまってインクが滲んでいたのです。 日本の感覚で判断すると全部不良品だったのですが、現地の企業からしたら、「何がだめなの?」という状態。幸運なことに、印刷会社の担当者に日本人スタッフがいたので、「これだと確かに日系企業だと難しいですね」と納得していただけて、再度刷り直しました。 シャンプーのサンプルを付けて配ったのですが、サンプルをノートと一緒に袋に入れる封入作業を私も印刷工場で丸一日してかなりきつかったですね。紙質や印刷の技術では問題ないのですが、やはり日本人の持っている細かい部分へ配慮するという気質をあまり持っていないため、そこを含めた注意事項を作ってチェックしないとスムーズにいきません。

ノートを通じて学生のデータベースを作る

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日本と東南アジアの概念の違いとして特に挙げられるのは時間感覚だと思いますが、いかがでしょうか?

まさにその通りで、東南アジアの人は時間という概念をあまり厳しく持っていません。ノートを配るために学生アルバイトを雇ったら、集合時間になっても誰も来ず、その日のうちに配らなければならないので私ひとりで配ったこともありました(笑)。 今は学生を何人も入れたうえでシフト制にして、リスクヘッジをしながら進めています。日本と違う事情を経験しながら、仕組みを現地に合わせて作っています。

そこまで苦労されながらも海外で事業をされる一番の理由とは?

やはり、東南アジアのポテンシャルを肌感覚として強く感じているからです。 マーケットは大きくなる一方で、個人のGDPの成長速度なども非常に早く、人口の平均年齢も若い。今後はますます勢いがついて活気づいていくでしょう。逆に、今のうちにマーケットのなかに入っていないと手遅れになると思いますね。 シンガポールはマーケットが小さいので、マレーシア、インドネシアへの展開をすでに進めています。ゆくゆくはベトナム、フィリピン、タイと、合計6カ国で早急に立ち上げるつもりです。 ノートは学校教育に必要不可欠ですし、無料で配布するサンプルの文化もないので、非常に手応えを感じています。 リサーチをするためにベトナムの学校の前でノートを配ると、最初はみんないぶかるのですが、ひとり、ふたりと無料で渡していくと、一斉に100人くらいが集まってくる。ノート自体を必要としてくれているので、それだけでも絶対的な価値として提供できます。 しかし、そこをビジネスに繋げないと恒久的に続くサービスにはならないので、しっかりと広告主を探すということが今後必要になってきますね。

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意義のある事業だと思いますが、ノートに広告を付けるというビジネスモデルは、シンプルなので真似されやすいのではないでしょうか?

それは想定済みで、きっと現地の企業で真似し始めるところも出てくると思います。ただ、ほかの企業からマーケットをどう守っていくかではなく、弊社は今のビジネスモデルの先に、本当に強みとする部分を作って強化していこうとしています。 そのために、現地でサービスをいち早く始めて広めることが重要になるのです。

どのような強みを作ろうとされているのでしょうか?

具体的には、インターネットを活用した、各国の生徒・学生のデータベース化を考えています。 たとえば応援ノートのなかに自社広告を掲載し、応援ノートを定期的に欲しい人や教育に関する情報が欲しい人の会員登録を促します。 また、インターネットサービスのコンテンツを充実させることで、登録会員に対しても有益な情報を提供します。すでに、日本に留学したい大学生向けに日本の学校の紹介をする準備をしています。小中学生向けには、無料授業動画を作成中です。 もちろん事業としても成長させていきたいですが、テーマはあくまでも教育。世界中の子どもたちに教育の機会を提供するためにも、まずは足がかりとして東南アジアでの展開を何としてでも成功させたいですね。

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