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登録数40超!中国が誇る世界遺産旅行のススメ

Posted on 2016年01月20日
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今回は、中国の世界遺産をご紹介します。私はアジアが大好きで、中でも中国は1・2を争うほど好きな国です。旅行する度に感動的な景色に包まれ、おいしい料理に出会い、その土地ならではの中国茶の味を堪能し、エキサイティングなハプニングに遭遇し、斬新なデザインや合理的な発想を目の当たりにしながらどんどん中国にハマっていっています。

 

衛生面や空気汚染の問題、また面積が広く、

場所によっては日本からもかなり遠くなるため

敬遠されがちかもしれません。

 

中国にある世界遺産登録数はゆうに40を超えています。

世界遺産指定の観光地でも、昔の風情や趣を保ちつつ

今もそこで生活している人もいたりしてとても趣深いです。

そして、自然遺産は想像をはるかに超えるほど雄大で、

ため息が出るほどの絶景が広がっているのです。

 

今回は世界遺産に登録されている

黄山、九寨溝、黄龍、桂林、蘇州庭園をご紹介します。

1.世界遺産「黄山」(文化・自然遺産)<上海からバスで約6時間>

 

上海から南西方面にバスで6時間ほど

行ったところに位置する黄山市に黄山があります。

国内外問わず最も人気が高い観光地で、

奇峰が連なる壮大な山岳地帯であり、

仙人の世界を彷彿させる独特の景観があります。

中国には古代から「黄山を見ずして山を見たということなかれ」

という言葉があり、多くの人がこの黄山を訪れています。

また、日本の漫画「ドラゴンボール」の1巻に出てくる、

仙人が住んでいそうなあの壮大な山々のモデルは

黄山ではないかとも言われています。

私が行った時はちょうど雲が多くかかっていて、

あまり壮大な景色を見ることができなかったのですが、

とある景観スポットで一瞬見えたその風景は、

峰々の上の部分だけが雲から顔を出した、

まるで天空の城ラピュタのような風景!

とても感動しました。

見えそうで見えなかった壮大な景色を見に、

また再度訪れたいと思っています!

 

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黄山はひとつの山というよりは連峰なのですが、

登山道は観光客用に舗装されているため

景観スポットがいくつもあります。

しかも、ある程度の高さまではロープウェイで行けて、

道はコンクリートで舗装され凸凹していないので、

登山の装備しなくても観光できます

(中にはヒールを履いている人も見かけました)。

もちろん、登山したい方は登山や宿泊もできます。

 

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「黄山」の近くには、

世界文化遺産の「古村落(西逓・宏村)」などの見所もあります。

 

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この地域でしか食べられない「毛豆腐」、

日干しして白カビが生えた豆腐です。

焼くとカマンベールチーズに似ていて結構おいしい。

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黄山は上海から日帰りで行くには難しいので、

旅行する場合は黄山や黄山のふもとの街で1泊するのがおすすめです。

 

2.世界遺産「九寨溝と黄龍」(自然遺産)<上海から飛行機で成都まで3時間、成都からバスで12時間>

四川省の北部に位置し、

成都からバスで12時間揺られた先ある「九寨溝」と「黄龍」。

九寨溝は周囲を2000〜4500m級の山々で囲まれた、

エメラルドブルーの湖や川などの神秘的な景観がある渓谷です。

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また、きれいな湖や川だけでなく、

滝やアマゾンのような雄大な自然の数々も見ることができます。

 

九寨溝の入口の中に入ってしまえば、

シャトルバスが景観スポット周辺を常に循環しており、

山登りやハイキングをすることなく、

雄大な自然を見ることができるので散策もとても楽しいです。

中国ならではの、とっても合理的な観光です(笑)。

 

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黄龍は、九寨溝からバスで4時間ほど下ったところにあるのですが、

山のなかにぽつんと存在している黄龍の景色はまさに不思議そのもの。

1時間ほど登山をするとエメラルドブルーの棚田を見ることができます。

 

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上海から九寨溝や黄龍に行くときは

どの手段を使っても成都を経由することになりますが、

成都にはパンダに会える場所がいくつかあるので、

パンダに会いたい人はおススメです!

そのうちの1ヶ所「成都パンダ繁育研究基地」では、

ほぼ野生のパンダを多く見ることができ、

パンダの赤ちゃんを見たり、

パンダを抱っこすることもできます(有料オプション)。

 

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もし成都経由で九寨溝、黄龍へ旅行に行く場合は、

移動に時間がかかるため滞在期間は5日以上がおすすめです。

 

3.世界遺産「桂林」(自然遺産)<上海から飛行機で2時間半>

中国南部の広西チワン族自治区に位置し、

カルスト地形が生み出した水墨画の世界が広がる桂林。

桂林の景観は、中国の人民元20元札にも印刷されており、

中国でしか見ることのできない景観のひとつ。

 

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桂林を代表する水墨画の景観は

「灕江下り」からの眺めがおすすめです。 

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桂林は観光地が凝縮されているので、

1泊でも十分楽しめると思います。

もし1泊する場合は、

ホテル経由で「灕江下り」の予約をとっておくのがベスト!

 

 

4.世界遺産・蘇州「留園」(文化遺産)<上海から電車で1時間>

 

蘇州は、上海から西に向かって電車で1時間ほどで着く、

運河があり水路が栄えた街です。

数年前に地下鉄も開通し急速に都市化が進んでいますが、

昔から水路が栄えただけあって水郷も美しく、

世界遺産として登録されている四大庭園もあり、

町歩きがとても楽しい街です。

 

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四大庭園のひとつである「留園」は、

中の庭園が4つに、

それぞれテーマをもった回廊で分かれていて

趣が異なっています。

庭園には太湖石(石灰岩が波に打たれ数万年かけて造られたもの)や造園が美しく、

回廊は留園法帖と呼ばれる彫刻で装飾され、

同じ形がひとつもない漏窓、

手入れされた大きな盆栽など、完璧な庭園がそこにあります。

 

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蘇州は、上海から交通の便も良く

日帰りでも行くことができるので、ぜひ足を運んでみてください!

 


 

中国には他にもいっぱい世界遺産があって

ガイドブック眺めるだけでも楽しいので、

ぜひこの機会に見てみてくださいね〜♪

ライター

chana

1984年生まれ。東京家政大学造形表現学科でグラフィックやファッションデザイン、立体造形を学んだ後、大手生命保険会社に8年勤務。丸の内朝大学アジア発見クラスを受講するなどアジアに興味があり、アジアの混沌とした風景と活気ある雰囲気が好き。好きな言葉は「Nothing is impossible. Because,impossible itself says “I’m possible”.」「優しさは強さから生まれる」。

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chana

1984年生まれ。東京家政大学造形表現学科でグラフィックやファッションデザイン、立体造形を学んだ後、大手生命保険会社に8年勤務。丸の内朝大学アジア発見クラスを受講するなどアジアに興味があり、アジアの混沌とした風景と活気ある雰囲気が好き。好きな言葉は「Nothing is impossible. Because,impossible itself says “I’m possible”.」「優しさは強さから生まれる」。

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