- HOME
- インドネシアで浴衣と伝統衣装を着てみた!【突撃!隣の彼女の海外ライフ】
インドネシアで浴衣と伝統衣装を着てみた!【突撃!隣の彼女の海外ライフ】
今回は、バティック調査旅の休憩として、
インドネシアで浴衣と伝統衣装を着てみた!レポートをします。
浴衣は、日本のカジュアルで昔ながらの、夏着。
そしてインドネシアといえば、常夏。
ということで、年中着る機会があると思って持ってきた浴衣。
結果・・大活躍しています!
浴衣をアレンジ
頻度は多くないけれども、浴衣を着物風に着てみたり、靴と合わせたりもして、着てみるとさらさらと涼しく、日本が大好きなインドネシア人にはKIMONO!と珍しがられます。
モールで、着物でかき氷
実はインドネシアに来た当初は、日本の魅力をあんまり理解していなかったし、
なんで海外の人が日本のことを好きで居てくれるのかも、よく分かりませんでした。
その中で浴衣・着物は、祖母が着付けの先生をしていた関係で昔から着る機会があって、年を追うごとに好きになっていく自分がいました。
実際に海外で着てみると、浴衣だけではない日本の魅力に気付かされます。
例えば、浴衣を着ている時に動きやすい所作。
日本人が独自に作り上げてきた歩き方、座り方、お辞儀の仕方が、浴衣を着ると自然に現れますよね。
また着付ける時に、足を揃えて、肩をなだらかにして、背中の真ん中の線を合わせて前を閉じる。
帯の織りを引っ掛けないように丁寧に、でも力強く縛る。
浴衣を着るだけで、おしとやかに見えても芯の強い、昔の日本人魂が感じられます。
こういうことって、日本にいる時は当たり前になっていて気付きませんでした。
帯アレンジ
反対にインドネシアでは、クバヤ(Kebaya)という女性の伝統衣装があります。
こちらはゴージャスでレース使いの美しい衣装で、バティックの腰巻布と合わせます。
ジャカルタの親友とクバヤ
コルセットでしっかり締めて、上から繊細で派手なレースを着て、腰には荘厳なバティックを巻く。髪を結い上げて煌びやかなお化粧を施す。
優雅な格式を大事にする、インドネシア人の精神が現れている様に感じます。
みんなでクバヤを着てみた
各国の衣装を着てみて感じるのは、それぞれの国が持つ、精神の違いでした。
そして、恐らく一番芯から理解できているのは、やはり自国の精神。
日本人が感じる日本精神は、海外の方からは感じられ切れてないと思います。
逆にインドネシア文化の精神を、日本人が芯から共感するのも難しいと思います。
こういったことが国と人々の違いを生んで、様々な衝突や価値観の違いを生むのでしょう。
しかし国自体の背景を知り、人の考え方を知り、直接文化を体験してみることで、
この感情や考え方は、こういうことなのかな、と想像することはできます。
たまに日本人からは理解できないインドネシア人の行動、インドネシア人から理解できない日本人の性格があって話題に上がります。
友達の結婚式に、浴衣を着て参加
そんな時は、国と人と文化の背景、特に「美徳」を考えてみることで、理解することも多いです。
これは持論ですが、人は皆、基本的には「良いこと」をしようと思うものだと思います。
日本人は謙虚で協調性を美徳とするため、時間と約束を守って、話している時の共感力も高い。
インドネシア人は(この場合はジャワ人)優雅な穏やかさで思いやりを美徳とするため、細かいことであまり怒らず、友達の輪も広がりやすい。
海外でビジネスをする上で、背景の理解は非常に大事だと思います。
最初はびっくり・イライラしてしまうことがあっても、これを知ってその人の真意を理解して、感謝するようになれます。
お互いのことをもっと理解し尊重し合って、美徳の違いを楽しんでいけたら最高ですね。
別の結婚式でも和装参加
話はそれましたが、海外で浴衣も、その国の伝統衣装を着るのも、楽しいとお伝えしたかったのです!笑
普段日本で着るのとは違った感覚に気づき、
伝統衣装は感じたことがない感覚を知ることが出来るかもしれませんので、
女性だけではなく男性の皆様も、是非一度お試ししてくださいねっ^^*
経験した日: 2017年07月20日
by Nnn