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自分を出すことを恐れていた私が、海外で自分らしくいられるようになったわけ

Posted on 2017年08月18日
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こんにちは、シンガポール在住のErisaです。


先日、GiFT(一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト)さんの国立市青少年海外短期派遣事業による、中高生が多様性の中で学ぶシンガポールプログラムにボランティア参加させていただきました。参加者である中高生向けに、海外で働く社会人の観点からお話をさせていただき、また中高生の皆さんの気づきに触れたことで、私も自分の中学時代に想いを馳せてみました。


 


 

自分を出すのが恐かった中学時代

実は私、昔のアルバムも開きたくないくらい、自分の中学時代が好きではないんです。


新卒でシンガポールに飛んで、今もグローバルな環境で働いているというと「行動力や思いきりがあるね」と言われることがありますが、中学時代の自分はそんな印象からかけ離れていました。


 


中学生の私はひ弱で、朝礼でも卒業式でも貧血でダウンしていました。自分の意見を言うのが怖くて、いつもクラスいち影が薄かったのです。あの時の私は自分の個性を表現したり、意見が人と食い違うことが怖くて、いじめられないように、自分を押しつぶして生きていました。ドメスティックな家庭で「何でも平均と無難が一番」という考えの親のもとで育ち、クラスでは「はみ出ない」ように気をつけ、空気を読むことが美徳だと思って、周囲に合わせていました。


 


場面や観点は色々ですが、「自分は人と違うな」と思った時、あなたはどう捉えますか?


私は中学生の頃、少しでも「自分は周りの人と違うかも」と思ったら、マイナス方向に悩んで自分を責めていました。「自分にしかない考えや個性」を尊重してあげられず、最終的にはいつも、他と違う考えや行動は頭から消していました。トガった言葉で言いたいことを言い、カラフルなメイクや髪の色で違いを出すヤンキー・グループの子たちを見て、「自分を出してていいな」と思っていたこともあります。でも私はひ弱すぎたので、そこに行ける体力も勇気のカケラもありませんでした(笑)。


 


 

「違い」を尊重できる環境では、自分の 個性も尊重して出せる

ドメスティックな地元の中学時代を過ごした後、やっと所属先を自分で選べるようになった高校時代はインターナショナルな学校に通いました。髪型、スカート丈、セーターの色は雁字搦めで、カバンにはお守りすらつけてはいけないという中学の校則から解放されて、校則がゆるい高校を選べたのは嬉しかったです。


様々な国籍やバックグラウンドをもつ生徒で構成されている環境で過ごすことは、私にとっての大転機でした。


多様な言語が飛び交い、肌や髪の色も違う。生まれもった地毛がブロンドの生徒がいる環境では、金髪を禁止する校則は意味がありません。個性やバックグラウンドはみんな違うのだから、お互いの文化や違いは排除せず尊重し合う。その中で自分の意見はしっかりもって主張する、というのが高校の共通認識でありルールでした。


 


 

グローバル化時代で、埋もれずに光る自分の強みを言えますか?

日本は、他国と陸地で隣になることのない島国。移民を積極的に受け入れることもなく、同一民族の割合が人口の大多数を占める国です。ダイナミックな多様性に触れることが少ない環境なので、日本人には「違い」を尊重できるマインドが育ちにくいのかもしれません。


多様性とうまく付き合えるようになると、より多くの意見や観点にオープンになり、自分の思考と心が成長できるだけでなく、クリエイティブな人材が育ち、イノベーションが生まれやすい社会になると思います。そして、多様性の中で違いを尊重することは、国籍、性別、年齢、あらゆる観点で大切です。


人はみんな違うのだから、「自分は人と違う」ものを持っているのは当たり前で、それを排除する必要も、押しつぶす必要もありません。大切なのは、違いに対してどうリアクションするかだと思います。私は「人や文化の違い」を尊重するようになって、「自分は違うな」が「自分の個性」だと、以前よりも大切にできるようになりました。


 


日本の外、特にインターナショナルな組織の中では、柔軟性や適応力が求められると同時に、自分のもつ専門性や個性の強みが重視されます。多様性とうまく付き合えるようになって、自分の強みを最大限に活かせることは、グローバル化時代の会社や組織で求められること。自分の個性を輝かせられれば、生きるのも働くのも、より楽しくなるはずです。


 


……と、少し偉そうに書きましたが、実際は、「自分の強み、個性、専門性は何だ?」という問いに、現在26歳の私はまだしっくり答えられている感はありません(笑)。


でも、まだはっきりと分からなくてもいいと思っています。ただ現時点では、常に多様な人と経験に出会い、自分の個性、意見や気持ちを大事にして、自分の個性を最大に輝かせられる方向に進んでいたいです。


 


 

個性を潰していた中学時代の私と、これからの未来へ

最後に、自分を押しつぶして、空気を読むことに疲れ果てていた中学時代の自分にメッセージを送るとしたら、「違うということ、自分自身でいることをもっと楽しんで」と言いたいです。


あの時の私を救うことはできないけれど、これからの自分、これからを生きる学生と社会人、組織と会社、社会は、もっと「多様性と個性を大切にできる」ものであってほしいと思います。日本の外・中関係なく 。


そして、未来の子どもたちは、自分を活き活きと出して、自分らしさを楽しむ人生を送っていてほしいと思います。


 


 

経験した日: 2017年08月16日

Ambassadorのプロフィール


Erisa

平成元年日本生まれ・日本育ち。都内の大学を卒業後、新卒でシンガポールの米系リサーチ会社→マイクロソフト→引き続きグローバルIT分野の営業で成長中。キャリアもライフも、多様性あるの人と文化の中で生きていたい。枠組みにとらわれない自分らしい選択とデザインに基づいて、グローバルリーダー&グローバルシティズンを目指して・・。新卒海外就職から始まり、海外経験、グローバルビジネスからシェアできること。ブログ ”Be ME - グローバルライフ&キャリア構築プロジェクト”:http://be-me-erisa.blogspot.sg

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