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女性は男性に7つのことを求める!?シンガポール人の恋愛観・結婚観

シンガポールは30度以上の暑い日が続きますが、12月に入ってからというものイルミネーションやセールなど、街はクリスマスムード一色です!
ガーデンズバイザベイのクリスマスワンダーランド
日本では、クリスマスは恋人たちの
一大イベントとして定着していますが、
こちらシンガポールではどうなのでしょうか?
友人に尋ねてみたら、
多民族・多宗教国家であるため、
それぞれが独自の祝い方をする人たちも多い一方で、
日本と同じように一種のイベントと考えている人も、
特に若者のあいだでは多いとのことでした。
そんなクリスマスに関連し、
今回は「シンガポールの恋愛・結婚事情」について
お届けします!
シンガポールの平均初婚年齢は……
オーチャードのイルミネーション
まずはじめに、
シンガポールの2014年度の平均初婚年齢は、
男性 30.2歳、女性 28.2歳と、
日本の男性30.7歳、女性29.0歳と
ほぼ変わらないようです。
シンガポールではキャリア志向が強いこともあって
この数字は年々上がっているようですが、
家や車(日本の3~5倍)が高すぎるため、
結婚せず実家に長く住みつく人が多いのも
理由のひとつと言われています。
余談ですが、シンガポールの統計を調べている際に
民族別の平均初婚年齢の統計
(中華系・マレー系・インド系・ユーラシア系・コーカサス系)も見つけ、
多民族国家ならではだと思いました!
民族別に見ると、
男性の平均初婚年齢が若いのはマレー系は29.3歳、
遅いのがコーカサス系36.8歳。
女性はマレー系27.1歳、コーカサス系32.4歳と、
男女どちらも結婚が早いのはマレー系、遅いのはコーカサス系であり、
だいぶ年齢差があるように感じます。
マレー系はムスリムが多いため結婚が早いようです。
女は男に「7つ」求める!?
いろんな場所でクリスマスパーティーをしている人たちを見かけます
続いて、結婚するにあたり、
女性が男性に何を求めるのでしょうか?
日本では現代の「3K」(価値観・雇用の安定・金銭感覚の一致)と
言われていますが、シンガポールではそれがなんと「7C」
(credit card・condominium・cash・car
career・country club membership・certificate)と7項目にものぼります!
日本が過去の3K(高身長・高学歴、・高収入)から
現代の形にだいぶ変化したのに対し、
シンガポールでは、
クレジットカード(東南アジア諸国の中でシンガポールは
一人当たりのクレジットカード所有枚数が一番多いとのこと)・
コンドミニアム・現金・車・キャリア・会員権・学歴と、
まだまだ理想がとても高いようです(笑)。
国連の統計によると、
離婚率は日本が世界36位、シンガポールが世界37位と
ほぼ変わらない順位に位置しています。
しかしシンガポールが日本と違うのは、
お互いが離婚に同意したとしても
最低3年は別居をしなければならず、
その期間を経てようやく法的に離婚が成立するということ。
政府が結婚を推奨しているだけあり、
離婚をするにはそれなりの困難がつきまとうようです。
男性はひたすら尽くす!
クリスマスマーケット
恋愛に関しては、
日本に比べてとてもオープンな気がします。
お付き合いをしたら
まず家族や友人へ紹介するのは当たり前。
彼の会社パーティーへ付き添って参加したり、
彼女が友人と出掛ける際にもついて行ったりするのだとか。
日本では、会社の公式イベントに彼女を連れて行くなんて
あまり聞いたことがありませんよね!
またシンガポール人男性はとても優しく
マメだと噂には聞いていましたが、
彼女の送迎をしたり、何かとプレゼントを送ったり、
イベントごとに自作のカードやアルバムを作ったり……と、
彼女をどうすれば喜ばせられるか真剣に考えている男性が
本当に多いことには驚かされました。
仕事の帰りや休日、
彼氏からもらった花束を持って歩いている女の子も
街ではよく見かけます。
また、彼女持ちの学生さんに対して、
兄弟が、彼女のためにお金が使えるように、
お小遣いをあげたりするなんて話も聞いたりします!!
ただ、男性があまりに多くのことをしてあげるばかりに、
女性は自分の恋人と友人の彼氏を比べ、
喧嘩になるなんてこともよくある話だそうです……。
そして、感情をよく表に出すせいか、
街中で人目を気にせず喧嘩をするカップルも
見かけることも!
ここでもやはり女性の立場が強いように感じます(笑)。
シンガポールではネット恋愛も主流。
日本ではオンラインで知り合った人と
会うことには一般的にはまだ抵抗がある人が多いと話すと、
シンガポール人たちは驚いていました。
ただ、やはりネットだからこそ、
実際に会ってみたら実は既婚者だったとか、
とてもワガママな人だったとか、
写真とはまったくの別人が現れた、なんていうことは
やはりシンガポールでも起こるそうです。
私が聞いた話はほんの一部であり、
もちろんひとそれぞれだと思いますが、
多国籍であり、欧米の文化も入ってきているため、
日本よりも欧米寄りの恋愛感覚をもっているように感じます。
興味のある方は、ぜひ現地で感じてみてくださいね♡
ライター
粟飯原 聡美/Satomi Aihara
1989年生まれ、千葉県出身。海外旅行が大好きなことから英語に興味をもち、大学では英語学部で国際関係について学ぶ。在学中にオーストラリア、アメリカに滞在した経験から海外で働くことに憧れを抱くように……。卒業後に勤めた日系航空会社を3年半で退職し、転職、シンガポールで現地採用として働く。現在、多様な文化の交差点にて新たな夢を模索中。
by Nnn