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日本語のスラングを英語圏の人に解説している記事がシュール過ぎる【教えて!噂の彼氏の海外事情】

Posted on 2018年01月17日
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20111

フィリピン・セブ島からこんにちは、Kuniyoshiです。


僕は普段、NexSeedという会社で、オウンドメディア「NexSeed セブ島留学がもっと充実するメディア」の編集長兼デザイナーとして、毎日楽しく業務時間問わずネットサーフィンさせていただいております。


この「NexSeed セブ島留学がもっと充実するメディア」は、英語初心者やプログラミング初心者に向けた記事を主にリリースしているのですが、数ある記事の中で若干の人気を誇るのが、「英語のスラングを紹介する記事」です。


先日スラング紹介記事を書いている時に、ふと「これって、ネイティブの人から見たらどう思うんだろう」と思いました。


きっと、「これ日本人が使ったらウケるわwww」とかいいながら見るのでしょうか。


なんだかちょっと悔しいので、僕も日本語スラングについて紹介している記事を探してみることにしました。

「japanese slang」でググってみた

485,000件、なかなかですね。

「英語 スラング」でググってみた

スラングに対する関心は、日本人の方が高いのかもしれません。532,000件ヒットしました。


あ、いや、日本語を勉強しようと思う人口が少ないのか。そりゃそうですよね。

japanese slang 草...

さっそく見つけた日本語スラング紹介サイト

1番上から見てみましょうか。

https://www.tofugu.com/japanese/japanese-slang/


凄く綺麗にまとめられています。トップのアイキャッチ画像で僕の心は射止められました。(画像クリックで記事に飛べます)


「BASIC JAPANESE SLANG」の紹介記事です。このメディアでは、日本語学習を中心に、様々な日本カルチャーを発信している様子。


冒頭には、こう綴られています。


You’ve been studying Japanese your hardest for a while now, and it’s finally your time to go to Japan. You get there and you’re able to convey your points to people, but you don’t understand anything they’re saying! It’s all alien jargon to you! People are throwing these scary sounds out at you and like spitballs, they stick onto your skin while you have no idea how to interpret them! Oh yeah, people use slang over there too!


「あなたは日本語を頑張って勉強して、ついに日本に来ました。んで日本語でいろいろ話してみるでしょ?でもあなたは日本人が何言ってるか全然理解できない!どっかの隠語みたい!しかも皆、あなたが理解するより速く、そういう単語とか表現とかを言いまくるでしょ?あぁ、スラング多すぎワロタ!」


日本語にするとこんな感じです。


その後には、「Sh*t Japanese Students Say 日本の生徒がよく言うこと」という動画が続き(Sh*t japanese students!?)、「この記事読めばこの動画で言ってるスラングもなんとなく分かってくるよー」という文章があり、スラングの紹介に入ります。

しゃれてる=Fashionable

Shareru is a verb that comes from the adjective oshare which means fashionable.


「"しゃれてる"は形容詞の"おしゃれ"が動詞になったもので、「Fashionable」という意味です。」


「さやかはいつもかわいい服を着てるね!」


「そうね、いつもしゃれてるね!」

この絶妙な違和感が面白くて、僕のネットサーフィンを加速させます。

In a sense, shikeru is the opposite of shareru. You use shikeru when something is bad,


「ある意味、”しけてる”は”しゃれてる”の逆の意味です。何かが良くないとき、不味かったりした時に使います」


「お母さん、今日の夕飯しけてるね!」


なんてことを言うんだw


若干真面目なことを言うと、例に書かれた英文を読むことで、自分が「しけてる」と言いたい時に使える英語表現が学べます。

「KIMOI」

Gross. Comes from kimochi-warui which can mean gross, bad feeling, or sick to the stomach. Kimoi less versatile in that it can only mean gross. (On a side note, things can be both kimoi and kawaii at the same time!)


「”Gross”これは、”気持ちわるい”から派生した言葉で、体調が悪い、という時にも使える言葉です。ただ、”きもい”は感情的に”gross”という時だけ使います(ちなみに、”キモい”と”かわいい”が同じ時に使われることも!!)」


「コウイチくんみて!鼻水出てる!キモイね!」


「キモイキモイ!こびとづかんにみえる!」


...これはイジメの指南書でしょうか笑

別のサイトも見てみましょう。

https://www.fluentu.com/blog/japanese/japanese-slang-phrases/


次は、検索順位2位だった「14 Japanese Slang Phrases That Will Make You Sound Badass」という記事。訳すると「あなたをイケイケにする日本語スラングフレーズ14選」です。


「Badass」は、「最高」や「イケてる」という意味のスラングです。


 


こちらも綺麗にまとめられた日本語や、カルチャーが学べるサイトです。(画像クリックから記事に飛べます)


ここには、「どうだい、頑張って日本語を勉強してきたかい?今こそ日本語スラング学んで、もっとナチュラルで格好いい日常会話ができるようになろうぜ!」的なことが書いてあります。だいぶテキトー訳ですが。


そして、その下には、


Sure, a lot of importance is placed on being polite in Japanese — but Japanese people use slang all the time!


Surprised?


「もちろん、礼儀正しく、丁寧というのが日本語の大切なポイントです。でも実は、日本人はめっちゃスラング使うんです。驚きました?」


と続き、日本語スラングの紹介に入っていきます。

さて、まず最初は挨拶からです。

1. おっす! (What’s up?)


Want to surprise your Japanese friends? Just say おっす to them next time you meet. Strike a pose or something while you’re at it. (It’s slightly more boyish, perhaps.)


「日本人の友達を驚かせたいかい?なら、次会ったときは、「おっす!」と言えばいいよ。なんかポーズでもしながら。(男性っぽい挨拶かもしれません。)」


そして、


おっす used to be a military greeting and was considered highly formal.


「”おっす”は軍隊の上官に挨拶するときのフォーマルな挨拶でした。」


と続き、「押忍」から派生した言葉であると説明しています。


想像してみてください、この解説を読んだ人が、「よし、次あいつに会う時、「オッス!」って言ってみよう。」と考えている姿を。


なんだか、温かい気持ちになりますよね。

「ごめんちゃい」

かわいい。


「スラングの「I’m sorry」です。」と解説されています。


もし「ごめんちゃい」と屈強なアメリカ人に言われたら、許せないことなどあるはずがありません。ギャップ萌えです。

同じサイトの別の記事では

Example 1


別れよう。お前重すぎる。(わかれよう。おまえ おもすぎる。) –  Let’s break up. You’re too much for me.


このサイトすごい...

そして、Twitterでも検索してみました。

この中の一つ、


すごく勉強にな...



 



結局なにが言いたいかというと

今回の記事で僕が何を言いたいかというと、「こういうスラングや、面白い記事から英語の勉強をスタートさせて良いのでは?」ということです。


正直、僕も小中高と、英語の勉強なんて面白くなかったです。


無理に英語の教科書を買って、頑張って机に足を引きずりながら向かって勉強するよりは、PCやスマホから今回紹介したような記事や、アカウントをだらーっと見てみることをきっかけにスタートした方が楽しいですよね。


きっかけは自分が楽しいと思うところから、英語を少しずつ好きになって、気がつけば海外に...というのも悪くないのではないでしょうか。


では、また。

経験した日: 2018年01月17日

Ambassadorのプロフィール


國吉

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フィリピン に関するノート