ABROADERS

  • HOME
  • インドネシアのユニコーン企業「GO-JEK(ゴジェック)」に感じたこと【突撃!隣の彼女の海外ライフ】

インドネシアのユニコーン企業「GO-JEK(ゴジェック)」に感じたこと【突撃!隣の彼女の海外ライフ】

Posted on 2018年03月19日
0
1813

今回はインドネシアでの移動手段として私が最も使用しているOJEK(バイクタクシー)の、配車サービスを行うスタートアップ企業「GO-JEK(ゴジェック)」について、利用しながら感じていることを含めてご紹介します。

プカンバルの交通事情

予想していたプカンバルの風景は、1台のバイクに家族4人が乗って街中を移動していて、ボロボロの日本車が走っていて、小さいバスに溢れるほどの人が乗っているところ。


しかし、予想に反して、トヨタ、日産、三菱といった日本メーカーの、新車と思うほど状態の良い車(SUV多し)が街中をバンバン走っていました。バスは何度か乗りましたが、ガラガラでエアコンも効いてて快適(ただし始発駅でも30分待つのはザラ笑)。バイクは思っていたより少ないですが、ノーヘル4人乗りは期待通りでした。笑


インドネシア人の友人曰く、『プカンバルの中間層は、家族で1台の「日本車」に乗っていて、富裕層は、1人1台「ドイツ車」に乗っている』んだとか。なんだか日本と同じように感じますね。


私はインドネシアでバイクも自動車も持っていません。国際免許もありません。そのため、移動は基本GO-JEK社の配車アプリを使って、「バイクタクシー」を利用しています。

バイクタクシーO-JEK(オジェッ)とは?

【「OJEK」とは】


日本にはおそらくないですが、インドネシアを含む東南アジアには、バイクの後ろにお客を乗せて走る、「バイクタクシー」というサービスが存在します。インドネシアでは、「OJEK(オジェッと発音)」と言います。


OJEKは、都市部であればOJEK乗り場があるので、そこでつかまえたり、流しのOJEKをつかまえることで、乗せてもらうことができます。


そこまではタクシーと似ていますが、メーターがないので、料金は交渉制です。目的地を伝えて、いくらで行ってくれるか交渉してから、バイクの後ろに乗せてもらいます。


 


【GO-JEKとは】


インドネシアで配車アプリを開発・提供している会社の名前が「GO-JEK」です。


インドネシアのユニコーン企業(企業としての評価額が10億ドル(日本円で約1100億円)以上あるベンチャー)の1つに数えられています。日本だと今のところメルカリ1社のみですが、インドネシアには私が知っている企業だけで3社はあります(話が逸れるのでまたいつか)。


GO-JEK社のアプリを通じて、利用者は好きな場所にOJEKを呼び出すことができ、料金も注文時に確定しているため値段交渉が不要となります。予約はできませんが長くても待ち時間は10分くらいで来てくれます。


となると、流しのバイクタクシーつかまえたらいいのでは、と思われるかもしれませんが、「値段交渉」は面倒なのです。下手したら10分経ってしまいます。笑 


また、GO-JEKには、「GO-CAR」という個人ドライバーの配車サービスや、「GO-BLUEBIRD」というタクシーの配車サービスもあり、1つのアプリで料金や、ピックアップに来てくれるまでの時間を比較して注文ができるのも便利です。 


ただ、タクシーに比べて、GO-JEKやGO-CARのドライバーの方が親切だし、運転も丁寧。道も最短距離で走ってくれます(料金は予め決まっているのでドライバーも余計な遠回りとかせずにさっさと降ろして、次のお客さん乗せたい)。車内も綺麗にしてあるし、タバコも吸わないし(外で吸ってくれる)、会話も楽しい。違法かどうかは、いわゆる白タクなのでまぁ、、って感じですが、今まで仕方なくタクシー一択だった人たちが、GO-JEKを選べるようになった。ここに進歩を感じるサービスです。インドネシアのタクシーサービスも向上してくれたらいいなと思います。


また、前述にもありますが、途上国のタクシー全てではないですが、交渉の時点で法外な料金をふっかけてくることはしばしばあります。値段交渉をするというのも旅行なら楽しめますが、毎日の生活の上ではかなり面倒です。交渉失敗したら倍の金額取られますし、時間もかかります。ということで、流しのタクシーや、空港やショッピングセンターで声をかけてくる乗客待ちのタクシーはほぼ使わず、雨の日以外はバイクタクシーOJEKをアプリで呼び出して外出するようにしています。


ちなみに料金については、自宅→4キロ先のショッピングモールへ行く場合、


GO-JEK 120円くらい、GO-CAR 180円くらい、GO-BLUEBIRD 200円くらいです。で、普通のタクシーは「1000円で乗せてあげるよ!」とか言い出すからもう本当にびっくりします。笑


ただ、OJEKは安い分、バイクの後ろに乗るわけなので、車より時間がかかるし、昼間に長時間乗るとめっちゃ日焼けします。怪我する可能性もあります。ただ、プカンバルにもジャカルタほどではないものの渋滞がひどい時間帯があり、この時ばかりはOJEKの方が早かったりするので、うまく使い分けるようにしています。


料金が、需要と供給で決まるのか、時間帯や曜日によって値段が違います。イスラム教徒の多い国なので、お祈りの時間はつかまりにくかったり。生活してみると少しずつパターンがわかってくるのが面白いです。

GO-JEK(ゴジェック)社のサービスは配車だけじゃない。

ジャカルタなどの都市圏では、GO-JEK(ゴジェック)社は配車以外のサービスを展開しています。「GO-MASSAGE」というセラピストを自宅に呼ベるサービスや、「GO-MART」という買い物してきてくれるサービス、「GO-CREAN」という掃除しに来てくれるサービスも展開されているようです。プカンバルはどちらもサービス対象外エリアのようで、表示はされていますがクリックできませんでした。涙


しかし、「GO-EAT」はプカンバルでも利用できます。レストランの従業員がデリバリーしてくれるのではなく、ドライバーが代わりに買いに行ってくれて、指定場所まで持って来てくれるというサービスです。日本では、「UberEeats」をご存知の方はイメージしやすいかもしれません、そう、それです。行きつけのレストラン(写真)でよく「GO-EAT」の買い出しにきている方(おそらくOJEKドライバー)を見かけます。


GO-JEK社のサービスを使いこなしているというジャカルタ在住の日本人の独身男性の方は、『家政婦がいらなくなった。必要な時にいつでも何でもやってくれる誰かが、アプリの向こうにいるのだから』と言っていたのが印象的でした。 


インドネシアでは、家政婦やドライバーが安く雇えますので、中間層の上位層〜富裕層のおうちには、たいてい住み込みの家政婦さんと、通いのドライバーさんがいます。日本人駐在員はここの層に入る方が多く、家政婦さんがいるおたくも多いようです。ただ、何か盗まれたりとか、そうでなくても習慣や宗教の違いなどから、「長期で雇える人」を探すのは大変だそう。そういった課題も、「スポットで必要な時だけ、スマホ1台あれば利用できる」こうしたサービスに置き換わっていくのかもしれません。


また、初めてアプリをダウンロードした際、配車アプリがタクシー業界を巻き込んでサービスを展開していることに驚きました。というのが「GO-CAR」で注文を出したのに、BLUEBIRDタクシーが来た、ということが何度かあったのです。朝晩の通勤時間は稼ぎどきなので個人ドライバーがつかまりにくく、そんな時は、替わりにBLUEBIRDタクシーがやってきます。料金はGO-CARを呼んだ時の料金で計算してくれるので安くタクシーに乗れます。


とはいえ、一見うまく共存しているように見えて、実際には自分の仕事が奪われることに危機感を抱いたタクシードライバーによるデモや、GO-CARドライバーが暴行されるなどの事件も起きているそうです。


そのためか、空港エリアや有名な観光地など「タクシーが稼げる場所」にはGO-JEKのドライバーは車、バイク共に入れない、などの制限がいくつかかかっていたりします。


初めはこのルールを知らず、プカンバル空港に主人を迎えに行くのにGO-CARを使ったところ、当たり前のように空港の2キロ手前で降ろされてしまい、コウモリが飛び交う夜道をダッシュしたこともありました。笑


異国での生活は、ただ生きているだけなのに様々な判断を求められるところが本当に面白い。そしてそんな生活に自分が適合していっていることも、ちょっとオモロイ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。まだまだ在住歴で考えると短いものの、読んでみたい・聞いてみたい話があればコメントください♪

経験した日: 2018年03月20日

Ambassadorのプロフィール


Mana

広島の大学を卒業後、外資系含む5社で働いていました。院生のパートナーが研究のためインドネシア渡航したことを機に、2017年秋に退社し、インドネシア・プカンバルへ。現在はフリーランスに転向し、インドネシアと京都の2拠点生活を実践中。 「パートナーと一緒に暮らせる方法を模索したい」という思いから始まって、住む場所がどこであれ自分にできることを探しながら、時に海外で、時に日本で仕事をしながら暮らしています。現地から、時々京都、たまーに名古屋から、情報発信していきます^ ^

Manaさんが書いたノート


インドネシア に関するノート