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【TED登壇】シンガポールで新卒海外就職をした私が伝えたい「枠組みにとらわれないデザイン思考力」

2018年1月、母校である立教大学で初めて開催されたTED × RikkyoUにて、スピーカーとして登壇しました。
■Youtube 動画「TED × RikkyoU」(リンク)
※2018年1月開催のTED × RIkkyoU は、日本にとって大きな変化の年である2020年を通過点として捉え、その一歩先の2021年に向けて様々なアイデアを発信することがテーマ。ここでのアイデアが2021年への架け橋となって、それぞれの人生の道標になることを目的としたイベント
ABROADERSにて、初回記事(リンク)から、私の新卒海外就職に始まるキャリアデザイン(リンク)や、多様性の中で学んだこと(リンク)を中心に記事を書かせていただいてきましたが、今回「枠組みにとらわれない次世代の考え方・生き方」を、TED Talkでのテーマにしてお話しました。
「枠組みにとらわれない」とか「デザイン思考」など、最新の本のタイトルにもよくあるような言葉で、どこか日常生活からかけ離れた内容という印象を受けるかもしれません。今回は、そんな概念を、今とこれからを生きる私たちが何気ない日常の中でちょっとした意識改革としてできることを、メッセージとして伝えたいと思います。私の新卒海外就職経験談と、私たちの時代をより自分らしく生きられるためにはどうすればいいのか、というヒントをお届けします。
「自分のやりたいことが分からない」あなたへ

読者の方からは「海外で働きたいけれど、どうすればいいのか分からない」「自分の好きなことが見つからない」「自分らしさが分からない」「〇〇というキャリア選択に関してどう思いますか?」等といった質問をよくいただきます。
私自身、20代前半の頃はそういった質問がしょっちゅう自分の中を駆け巡っていました。周囲からは「海外就職をして輝いているね」と言われることもありますが、実際の日常では悩んだり、答えが見えなくてもどかしさを感じたり、予想もしなかった出来事との遭遇も含め、決して綺麗事では済まないことも山ほどあります。
最後は「自分が」決める

そんな中で、励ましの言葉や周囲からの支えはとても心強いものです。ただ、周りにいくら与えてもらっても、自分を前進させるものは最終的には自分です。だからこそ「後悔しない決断をすること」と「自分にシンプルに正直になること」を大切にしたいと思っています。
熟考の末に下した決断が、後に思いもしなかった悪い方向へ進んでしまったり、リスクに繋がってしまったりすることもあるかもしれません。でも、自分で下した決断なのですから、人のせいにせず学び続けることで、その人らしい人生に繋がるでしょう。
たとえ綺麗な肩書きや大金、ブランド品を集めても、価値ある経験が積み重ねられなければ中身は空っぽ、人として貧しく終わってしまいます。お金で生活ややりたいことを物質的に支えることができるように、自分が積み重ねた人としての豊かさは必要な時に自分自身を支えてくれるし、時に誰かを支えることもできます。
自分らしさややりたいことが今ははっきりと見えなくても、自分自身の一つひとつの決断、選択、経験の積み重ねが自分を創るのですから、日常の一歩一歩を大切にできたらいいですよね。そんな価値ある日常の一歩のヒントになるためのメッセージを、今回のTEDトークに込めています。大きなテーマや社会問題も小さな一歩の積み重ね、一人ひとりの一歩ずつが集まってこそ、変革に繋がるのだと思います。
TED Talk参加の理由「多様なボイスを発する場の価値」

また、このテーマを語るには自分は未熟ではないかと思いつつも、現在の等身大の自分が喋ることに意味があるのでは、とも思い、今回の登壇を決意しました。「多様性エンパワメント」を含むこのテーマで、多様な世代・性別、経験や背景から出るアイデアが尊重される社会、正解不正解問わず色々な意見が発言されること、若い女性が発言することの価値が大切にされますように……という願いをもっています。
「海外に興味がある」という方とのご縁をいただく機会の多い私ですが、今後は特に若い世代やマイノリティに向けてのエンパワメントについて重点的に学んでいきたいと考えています。
■Youtube 動画「TED × RikkyoU」(リンク)
経験した日: 2018年03月20日
Ambassadorのプロフィール

by Nnn