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今、台湾でブーム再燃!タピオカドリンクについて知っておきたい4つのこと
「老虎堂」の黒糖タピオカミルク
ニーハオ! 毎日体感40度近くもの日が続くアツ~い台湾から、吉本です!
うだるような夏日が続いていますが、この時期は台湾グルメが一番おいしい&楽しい時期でもあるんです♪
この時期になると街には日本人観光客もさらに増え、小籠包で有名な鼎泰豊の本店がある永康街(ヨンカンジエ)は、さながら日本人街の様な賑わいを見せます。
台湾旅行に来たら必ず一度は日本人が飲むドリンクといえば、タピオカミルクティー「珍珠奶茶(チンズーナイチャー)」! タピオカ「珍珠」は昔から愛されている食べ物なのですが、今、台湾で再ブームが起こっているのをご存知でしょうか?
今回はタピオカやそれにまつわるドリンクについて、ご紹介します。
1.タピオカミルクティーの由来
タピオカミルクティー
タピオカミルクティーが、いつ、どうできたか知っていますか?
伝説(笑)は諸説ありますが、現地メディア『自由時報』によると、
1983年 台中の「春水堂」がタピオカミルクティーを試作品として作成し始める
1986年 台南の「翰林茶館」が白タピオカに、キャラメルから作った「黒」を加える
これにより、現在よく見られる黒いタピオカが入ったミルクティーになったそうです。
また、小粒は「珍珠」ですが、大粒のタピオカは「波霸」と呼びます。その由来は、1988年 台南の屋台「草蜢」が当時人気だったバストの大きな香港女優「葉子楣」を見て、その女優の呼び名「波霸」からとったと言われています。
■『自由時報』の記事はこちらにリンク(中国語)
2.タピオカは、ミルクティーだけじゃない!
タピオカ豆花
タピオカといえば、飲み物に入ったものを想像する方が多いと思いますが、台湾でタピオカが食されているのはミルクティーだけではありません。
伝統スイーツとして有名な豆花にも「珍珠豆花」としてよく入れられているのです。他にもかき氷にもよく入っていますね。このように、台湾では広く愛されている食品なのです。
3.大ブームの黒糖タピオカミルク
セブンイレブンの黒糖タピオカミルク
牛乳に、たっぷりの黒糖と、大きくて弾力のあるもちもちしたタピオカが入った甘〜いドリンク「黒糖タピオカミルク(黑糖珍珠鮮奶)」。
たまに「撞奶」とも呼ばれていますが、この名前は台北の公館にある老舗黒糖タピオカミルク店「陳三鼎」の「青蛙撞奶」由来だという噂です(ここの黒糖タピオカミルクが私は一番おいしいと思っています!)。
特に「老虎堂」は、台中発のお店で最近台北に進出したところなのですが、大人気になっています。セブンイレブンでも黒糖タピオカミルクを販売し始め、台北は今、黒糖タピオカミルクの激戦区となっています!
4.タピオカドリンクが……世界展開!!
タピオカドリンクが人気のShareTea(台北東区店)
最近私はベトナムに行ったのですが、そこでビックリ、台湾のドリンクスタンドが数多く進出していました。
特にホーチミンには、タピオカミルクティーブランド「KOI」や、昔ながらのドリンクスタンド「ShareTea」がおしゃれカフェとして至るところにありました。
KOIは、台湾に540軒以上ドリンクスタンドを構えるタピオカミルクティーで有名な「50嵐」が、台湾のお茶文化を世界に広げようと、海外展開用に立ち上げたブランド。現在アジアに200軒を超えるチェーン展開を行なっていて、日本では広島と沖縄に店舗があります。そこでメインに売られていたのがBubbleTea(タピオカ茶)。TAIWAN Milk Teaという名前で看板を出しているお店もあり、タピオカミルクティー=台湾のイメージがついていることをここで知りました。
旅の途中で寝台列車に乗ったのですが、そこで仲良くなったベトナム人の女の子も、私が台湾から来たと知るや「台湾のタピオカミルクティーが大好きなの!」と話していました。
また、ドイツのマクドナルドでも6月11日からタピオカミルクティーが販売開始されたのだそうです。
日本でもタピオカミルクティーのお店に大行列ができると聞き、タピオカを通して台湾を知る人も増えている気がして、自分のことのように勝手に嬉しくなっている今日この頃です(笑)。
経験した日: 2018年07月11日
by Nnn