ABROADERS

  • HOME
  • アジア就職でリッチ現地採用を目指すためのポイント【営業編】

アジア就職でリッチ現地採用を目指すためのポイント【営業編】

Posted on 2018年09月27日
0
13026

ハリラヤ期間中、上司やコマーシャルチームの同僚たちとビュッフェを楽しみました


こんにちは、日野 恵美です。マレーシア生活も4年目に突入しました。


この4年間、多くの現地採用仲間に出会いました。仕事が合わずすぐに日本へ帰った人、仕事も遊びも東南アジアを精力的に飛び回る人、やはり駐在員として来たかったという人、マレーシアでの職務経験を積んで日本で着実にキャリアアップしている人……。


この4年のあいだにも海外就職を斡旋するプラットフォームは増え続けていますし、求人も新たな職種や業種が更新され続けています。「現地採用」という言葉や生き方が急速に浸透し、日本人にとっても海外現地採用=日系企業での就職という枠にはおさまりません。今や、欧米外資系や世界中にネットワークをもつグローバル企業、もしくはプロフェッショナルが集まる地場のローカル企業で働き、相応の給与と待遇を得ておおいに活躍していける時代だと思います。


そこで、今後生まれてくるのは従来の駐在>現採論ではなく、現採格差論だと思います。現地採用の中でも確実に格差があり、最も顕著なのが給与・待遇面です。 


 


前置きが長くなりましたが、今回は、これから多くのリッチ現採が輩出されることを願い、自他ともに認めるリッチ現採日野が、リッチ現採である所以をお伝えします。


私のパートナーは日系中小企業の駐在員ですが、給与額面だけでいえば私のほうが少々高くもらっています。そう、時代は変わったのです。現地採用だって経験と能力をフルに活かして高い給与と好待遇を勝ち取り、満足度の高い仕事と生活ができるのです! 最後には、リッチ現採になるためのチェックポイント(営業編)をつけておきますので、ぜひ参考にしてくださいね! 


 


 

狭き門だけにチャレンジをおススメしたい欧米系外資

マンダリンオリエンタルで週末ホテルステイ。ホテルのプールからの景色


私が経済的にも精神的にもリッチでいられるのはつまるところ、欧州外資系企業で勤務しているからです。


私が転職する時に「Megumiはわざわざ日本から来るんだし、金銭的不安要素くらいは取り除いてあげようね☆」という会社側の粋な計らいがあって、ベース給与自体がズバ抜けて高かったのです。また、日本での職務経験も考慮され給与に反映されたと思っています。


同僚やボスも仕事熱心で、目標値達成への意欲が高く「生産性」という言葉を忘れるほど業務範囲が細分化されていて、「無駄だなー」と思う作業はほぼありません。それに、無駄だと思えることはどんどん同僚や上司に相談できる人間関係であることも、大事な要素です。昇給やボーナスも成績に応じてフェアに対応してもらえてるなぁと感じます。


私は就職先のこういったオープンなところが気に入っており、これが欧米外資系企業をおススメする理由です。ただし、マレーシアで欧米外資の求人が出るのは、非常に稀です。至るところに転がっているわけではないので、人材紹介会社の方とこまめに求人をチェックしたり、日系企業でも自身が納得できる条件の求人があったりすれば、積極的に面接に進むことをおススメします。


 


実は私がマレーシアで就職する前、父親に「現地採用で働いたら生活に困窮し人生がダメになる」と言われました。その時は本気で父親を殴り倒してやろうかと思いました。


私のことを心配して出た言葉だと今は理解していますが、当時はマレーシアの就職事情や現職の給与や待遇等何も知らない(知ろうとしない)父親の無神経な物言いに、ハラワタが煮えくりかえって沸騰寸前でした(笑)。ただ、私も実際にこちらでの生活に馴染むまで、給与、支出や貯金、働く環境など手探り状態で気持ちは不安でした。でも今、とても幸せです。 


海外就職のハードルが下がる一方で、現地採用の仕事内容や待遇に格差を感じる時もあります。現地採用といえど「日系現地採用」「外資系現地採用」「ローカル系現地採用」では、企業文化や給与や評価の仕方が異なります。


しかし、現地採用はもっとリッチになるべきだと私は考えます。海外で働くという選択肢は、もはや誰の人生に組み込んでもおかしくないはずです。


海外就職を本気で望むのであれば、ガッツ(やる気と資金)をもってぜひ挑戦してみてください。応援しています! 


 


 

リッチ現地採用(営業職)になるためのチェックリスト

キックボクシングのトレーニングを受けて身体を鍛えています


※あくまで私の経験からによる「マレーシアでの営業職」にしぼった条件ですので、他国や他業種は当てはまらない場合があります。ご注意ください。 


・ベース給与RM6,500以上


・医療保険、診察代のクレームの可否


・ボーナスの有無、昇給制度の有無 


・車支給の有無


・ガソリン代支給の有無


・その他営業移動費(高速料金(TOUCH&GO)や駐車場代)の有無


・家賃補助の有無


・ゴルフ用具(自分で一式揃えるのは金銭的負担が大きいので、会社で使い回したり、購入補助金が出たりすることも)


・日本への一時帰国補助金


・有給休暇取得のしやすさ


・現地採用者をあからさまに見下す人がいない職場かどうか 


 

経験した日: 2018年09月24日

Ambassadorのプロフィール


日野恵美

1987年5月25日生まれ。東京都出身。神田外語大学韓国語学科卒業後、物流商社にて4年間勤務。ラーメンからミサイルまで扱う幅広さと、世界とつながる商業輸送という分野が好きで国際輸送のプロフェッショナルになるべく、2015年に来馬。好きな言葉は「Think globaly,Act localy」。

日野恵美さんが書いたノート


マレーシア に関するノート