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マレーシアの有名日本人・かっしーさんにインタビュー!~マレーシアで改めて考える、お金のこと~

Posted on 2018年11月21日
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こんにちは、日野 恵美です。今回は趣向を変えて、マレーシアで活躍される有名ファイナンシャルアドバイザーのかっしーさんにインタビューする形でおおくりします。


かっしーさんは在マ歴10年を超えるマレーシア生活の大ベテランであり、ABROADERSでも執筆されています(かっしーさん記事ページ・リンク)。


 


 

ファイナンシャルアドバイザーの仕事とは

日野:かっしーさん、今日はお忙しい中お時間いただきありがとうございます。


かっしー:大丈夫、今日の予定は午後から金融資格の勉強をするだけなんで、そんなに忙しくありません!


 


日野:さっそく質問。なぜファイナンシャルアドバイザーになろうと思ったのですか?


かっしー:実は、特になりたくてなったわけではなくて!(笑) マラヤ大学院(※マレーシア随一の大学です)を卒業した後、26歳以下で日本での就労経験がなくてもワーキングビザがとれる条件でマッチしたのが、ファイナンシャルアドバイザーという職業だっただけで。たまたま入った業界が、自分に合ってたというか。当時は就労ビザを取るための年齢制限がとても厳しかったんですよ!


 


日野:てっきりファイナンシャルアドバイザーに憧れて選んだのかと思っていました。ファイナンシャルアドバイザーの仕事はどんなところが楽しいですか?


かっしー:投資のリスクも勉強しながらまじめに投資に取り組んでいる人、俺を信頼して仕事(お金)を任せてくれる人、そういう人たちから良い意味でのプレッシャーを感じながら、少しでもそれぞれの理想の結果に近づけていこうと努めることでしょうか。日本人初のマレーシア金融庁公認のファイナンシャルアドバイザー資格をとったプライドもありますし、精度の高い仕事をできるよう日々勉強しています。
 あと、この仕事を通じて日本人のお金の素養を高めるというミッションを果たしていきたいです。日本で頻繁に耳にすることですが、定年間際になって、手持ちの貯金を全額投資に回して大きく失敗するなんて、余りにも悲しすぎますよね。自分が将来50~60歳になった後の必要なお金を今のうちから形成していくアクションが必要だと思っています。
 投資は早ければ早いほうが全体としてリスクも軽減されます。遅くとも30代~40代前半までには投資を開始して、時間をかけて増やしていくものなんだよ、ってことを、日本では学校でも家庭でも体系的に学ぶ機会がないのが現状ですよね。
 投資を通してより多くの人の生活が豊かになってほしいと思いますし、日本人のお金のリテラシーの底上げがライフワークの一部でもあります。


 


日野:顧客獲得/新規開拓ってどうやってしているのですか?


かっしー:最初に就職した会社はフルコミッションで、案件受注できなければ収入ゼロでした。だからマレーシアにいる日本人に電話しまくってアポ取っていましたよ。扱ってる商品が金融だし、当時は若造だし、めっちゃ怪しまれたこともありましたけど(笑)。感じ良い人もいたけれど、とある駐在員から心許ない言葉を言われたこともありましたね。今はコミュニティも広がり、深まり、新規は紹介が中心になりました。いくら投資に興味があるという人でも、無礼な人には関わらないようにしています。


 


 

お金の考え方。マレーシア人と日本人の違いはある?

日野:マレーシア人と日本人のお金に対する考え方で、違いはどんなところにあると思いますか? 


かっしー:マレーシア人といっても、人種によって大きく分かれると思います。
 中華系の人は良い意味でお金への執着心があるように感じます。出会ってすぐにでも家賃とか給与とか聞いてくるし、お金に関する話題がコミュニティを形成する要素になっていると思います。家族や友人、知人など信頼できる人たちと協力しながら起業や投資などで積極的にお金を増やしていますね。
 一方、マレー系の人たちは政府からの優遇政策もあってとりあえず生きてくのには困らないし、投資や貯蓄はそれほど、という人が多いのではないでしょうか。
 日本人はギャンブルはするけど投資はせず、目の前の「すぐ見える」分かりやすい結果を欲しがるように感じますね。あとここ、強調したいポイントとして、日本人は「見栄張りコスト」がすごいですよね。


 


日野:見栄張りコスト?? 初めて聞きました。 


かっしー:僕が作った言葉ですからね(笑)。必要ないのに買ってしまうブランド品、ステータスを気にして住む家、なぜか行く高級なレストラン……。こういう「見栄張りコスト」が大きいとお金を貯めるべきところで貯められない。日野さんはもしかしたら分からないかもしれないけど、男は見栄張コストがすごいんですよ。
 特に20代の現採男子たち。自分の収入や社会的ステータスを比べる対象が駐在員じゃないですか。そうなると収入には劣等感を感じてしまうこともあるかもしれないし、持ち物とかやることとか、いちいち恰好つけてると、見栄張りコストも嵩む可能性がありますよね。


 


日野:マレーシア現地採用ならではの投資の仕方はありますか? どんなプランがいいのでしょうか? 


かっしー:手を付けやすいところで考えるとRM2,000/月ほどからできる積み立て投資のプランがありますよ。ものすごい大勝ちはしませんが、全体のポートフォリオのひとつとしてはアリじゃないでしょうか? 取り扱っているのは国際プランなので、どこの国へ引っ越しても全く問題ありませんし。


 


日野:マレーシアの銀行の定期預金だと金利が年間3.1%以上つきますが、それでも投資もしたほうがいいのですかね? 


かっしー:定期預金もひとつの手段だし、良いと思います。もっているお金を全体観で見て、運用に時間をかけるところ、あまりかけないところ、リスクをとるところ、あまりとらないところなど、バランスを考えるのが大事かと思います。


 


日野:ファイナンシャルアドバイザーという言葉がこの世に存在していなかったら、自分のことをどう呼んでいると思いますか?


かっしー:まわりからは時々「カシペディア」と呼ばれています。マレーシアにもう10年住んでいるので、金融以外にも生活情報やお店の情報、大概のことはお答えできます(笑)。マレーシアで暮らす中で悩んだり困ったり何か必要としている人の話を聞いてサポートする、カウンセラー的存在とも言えるのかもしれません。
 他には「Survivor」という言葉が当てはまると思います。振り返ると10年間、本当に色々ありましたので。同業他社からありもしない変な噂を流されて営業妨害されたり、一緒に会社を始めた仲間に裏切られたり……。そこで辞めたり、日本に帰ってしまう人もいるかもしれませんが、自分は結果として生き残ることができました。自分の業界に限らず、プロとしての自覚のある人たちだけが生き残っていくのではないでしょうか?


 


日野:(なんとなく……)最後に、好きな食べ物を教えてください!(笑)


かっしー:上位から、青森の実家の馬肉鍋、バクテー、青森の地元の馬刺し、焼き肉。 


日野:超~肉食男子じゃないですか(笑)。 


かっしー:お肉、大好きなんです。


 


 

インタビューを終えて

かっしーさんにいつかインタビューをしてみたい、と私が思ったきっかけが、かっしーさんの書いた下の記事でした。


【マレーシア・現地採用】「採用してもらうのか、させてあげるのか」問題


 


マレーシアで、20代から金融というシビアな業界で働いているかっしーさん。ここには書ききれませんでしたが、マレーシアで働くことを熱い想いで語ってくださいました。


かっしーさんは、クアラルンプールで80年代生まれの人たちが交流する「KL80年会」の総幹事もやっています。


かっしーさんの詳細を知りたい方はブログへどうぞ!(リンクhttps://kasshimy.com/)


 


 

経験した日: 2018年11月20日

Ambassadorのプロフィール


日野恵美

1987年5月25日生まれ。東京都出身。神田外語大学韓国語学科卒業後、物流商社にて4年間勤務。ラーメンからミサイルまで扱う幅広さと、世界とつながる商業輸送という分野が好きで国際輸送のプロフェッショナルになるべく、2015年に来馬。好きな言葉は「Think globaly,Act localy」。

日野恵美さんが書いたノート


マレーシア に関するノート