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マレーシアの通信(ネット接続サービス)や携帯会社を知ろう!失敗知らずのマレーシア生活

はじめまして、マレーシアに移住して約3ヶ月のOCEAN(オーシャン)です。
私はアメリカ、中国、オランダ、ペルー、トルコ、オーストラリアなど海外約30ヶ国に滞在経験のある、スマホやネット事情に詳しい30代男性です。
移住を検討する方にとって、生活必需品である通信(ネット接続サービス)は気になるところでしょう。ライフスタイルによって選ぶべきサービスは異なりますし、日本での事前準備も必要になってくるものなので、海外移住する方にとって少しでも参考になればと、私の知識・経験をフル活用して書いていきますね。
今回は、マレーシアの通信(ネット接続・携帯)事情をみていきます。
最初に考えることは?

通信手段は多様ですが、まずは、モバイル回線だけでいいのか、モバイル回線+固定回線という組み合わせで利用するのか、を考えることになります。
次に、何か作業をする時は家が多いのか、カフェなどの外が多いのか、ということも手段を選択する上で関係してきます。
Netflix、Hulu、Amazon Prime Videoなど大容量の動画コンテンツを視聴するのであれば、固定回線を引いたほうがいいですが、外で動画コンテンツを視聴するのであれば、モバイル回線だけでいいと思います。
なお、クアラ・ルンプールのほとんどのカフェでは公衆Wi-Fiがありますが、利用者数によって速度が遅くなる、接続できないといった事態が起きる可能性がありますので、公衆Wi-Fiをベースに考えることはオススメしません。
モバイル回線は、どこの通信会社と契約すれば?

日本でもネットに繋がらないと生活に支障が出ますが、海外ではより重要なものなので、通信速度が安定して速いと感じられることや対応エリアが広いことがポイントですね。
日本では、ドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯キャリアがほとんどのシェアをもっていますが、マレーシアもMaxis、Celcom、Digi、U Mobileの大手4社が市場を占めています。
この4社はLTEサービスを提供しているのですが、僕個人としては日本のドコモと呼べる「Maxis」が一番良い選択だと思います。通信速度が安定している、エリアが広い、店舗数が多い、価格がリーズナブル……と利点が揃っています。
●Maxis公式サイト https://www.maxis.com.my/en/personal/whats-new.html
一点だけ契約前に確認するとしたら、お持ちのスマートフォンの対応周波数に、B3(1,800Mhz)とB7(2,600Mhz)があるかどうかです。
それを確認しないままSIMカードを契約してしまうと、結果として使えないということにもなりかねませんので、お持ちのスマホのメーカーサイトで必ず確認してください。
マレーシアと日本における大きな違い

マレーシアのモバイル回線サービスでは、基本的に通話とSMSは使い放題になっています。
一方日本では、一部の事業者が通話使い放題サービスを提供しているものの、基本的には従量課金です。
つまりマレーシアでは、通話とSMSの料金は考えなくてよく、データ通信でどのくらい容量を使うかだけ考慮してプランを決めればいいのです。
電話番号は必要なのか?

ただ、マレーシアでの生活において、電話番号の保有は必要です。銀行での口座開設の際に電話番号を確認されます(電話番号がないと口座開設できません)。
また、マレーシアでは日本と違い、業務用携帯を契約するという慣習がありません。これも通話とSMSが使い放題になっているという事情が背景にあると思います。
スマートフォンではなくルータではダメなのか?

SMSに関する追加課金がないこともあり、マレーシアでは何かとSMSで通知がきます。実際、銀行からの連絡が電話でくることもありますので、電話・SMSを受け取れないルータでは対応できません。
他にも、ECサイトでショッピングした時、SIMカードの容量が切れそうな時、マレーシアのライドシェアサービスであるGrab(グラブ)を利用した時などに、SMSで通知があります。
このような連絡をチェックするにはスマートフォンである必要があります。
契約するプランは?

契約プランを決める時に重要なのは、ポストペイド・プリペイドの選択、容量の選択です。
まず、ポストペイド・プリペイドの選択ですが、それぞれ、長所・短所があります。
ポストペイドは、解約するまで電話番号が変わらないというメリットがあります。プリペイドでも期間延長をし続ければ電話番号は変わりませんが、万が一に手続きを忘れてしまい、延長できなかったら電話番号が変わってしまうリスクがあります。
一方、プリペイドには、契約時のデポジット支払がないというメリットがあります。デポジットなので解約時に返金されるため、長期的には損はないという考え方ができます。
私は、ポストペイドSIMの契約をしていますが、高速通信容量5GBが使えて、月額40リンギット(約1,080円)です。日本と比較したら、1/2~2/3の利用料金になるかと思います。
渡航前、日本での準備は?

マレーシア渡航前に準備しておくのは、SIMフリーのスマートフォンをもつことです。
今、スマートフォンをおもちの方は、その機種がSIMフリー状態なのかSIMロック状態なのかを確認してみてください。
ちなみに、SIMフリーとは、利用できるSIMカードの制限がない状態を意味し、SIMロックとはSIMを契約している通信事業者以外のSIMカードを利用できない状態を意味します。
日本でもHUAWEI、ASUSなどのSIMフリーのスマホブランドがありますし、SONY・富士通・シャープのSIMフリースマホも存在しています。iPhoneでもSIMフリー版があります。
ただし、通信事業者との契約でスマホを購入している場合は、SIMロックの状態になっていることがあります。
マレーシア渡航後でもSIMロック解除は可能ですが、マレーシア渡航前にSIMロックを解除してくることをオススメします。それによって海外の空港に到着した時からSIMカードを購入し、ネット接続できる……というわけです。
SIMロック解除方法については、各キャリアのページで確認ください。
・NTTドコモ https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/
・au https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
・ソフトバンク https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/
また、もし、渡航前にSIMフリースマホを準備できなかった方は、渡航後にSIMフリースマホを購入することが可能なので、ご安心ください。
クアラルンプールの購入場としてオススメなのは、マレーシアの秋葉原とも言えるPLAZA LOW YATです。
●PLAZA LOW YAT https://www.plazalowyat.com/
日本で購入できるiPhone、SONY、ASUS、HUAWEI、OPPOに加えて、日本では販売していないxiaomi(シャオミー)、neffosのスマホも販売していて、選ぶのに困るくらい機種は豊富です。さらに、新品のスマホだけでなく、中古スマホもありますので、予算に合わせて機種を探すことができます。
家で固定回線サービスはどこがオススメ?

自宅でも固定のネット回線を利用される方には、TIMEという固定回線サービスを個人的にはオススメします。
最高通信速度100Mbpsの接続サービスが月額99リンギット(約2,700円)で利用できます。私も利用していますが、速度も十分出ていますし、通信断といったトラブルもなく満足しています。日本の光回線サービスと比較したら、モバイル回線と同様、1/3~2/3の月額利用料金になるかと思います。
●TIME公式サイト https://www.time.com.my/
以上、マレーシア移住の検討の参考になれば幸いです!
最後に、私たちが提供しているサービスのご紹介です。
これから仕事を探す方への情報になりますが、マレーシアでお仕事を探す場合は、REERACOEN Malaysia(リーラコーエン マレーシア)、国を決める前段階でしたらアジアの求人が掲載されているABROADERS CAREER(アブローダーズキャリア)を見てみてくださいね!
●REERACOEN Malaysiaコーポレートサイト https://www.reeracoen.com.my/
●ABROADERS CAREER https://career.abroaders.jp/
経験した日: 2019年04月29日
Ambassadorのプロフィール

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