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世界一物価の高い国・シンガポールのマネー事情
常夏のシンガポールからお届けしているErisaです。今回のテーマは、みなさんが気になるお金事情!!!
シンガポール生活・就職を考えることは
自分のやりたいことを実現できると言う
ワクワク感がある反面、
経験もお金も無かった大学生の私にとって
悩みはつきませんでした。
悩みのひとつは……生活費$$$!
英情報誌エコノミストの調査によると
「世界の生活費の高い都市ランキング 2015」で
シンガポールは世界131都市中、1位!
しかも、2014年に続き連続の1位首位です。
(ちなみに東京も毎年ランクインしていましたが、
2015年は円安の影響でトップ10から外れています)
そこで今回は、気になるシンガポールでの
生活費事情についてご紹介します。
【参考レート】
シンガポール$1=86円(2015年10月時点)
給料
シンガポールのMinistry Of Manpowerが
実施した今年度の調査によると、
国のフルタイム雇用の月収平均はS$3,770(約32万円)。
日本人の現地採用者の給与に関しては、
当然雇用形態、経験や職種などによって
異なるので一概に言えませんが、
複数の現地人材会社などの情報などを参考に
ジェネラルな範囲で言うと、
ジュニアレベル最低S$3,500~、
シニアレベルS$5,000~と言ったところでしょうか。
ただ外国人のビザ申請基準が年々厳しくなっており、
従ってビザの種類ごとに設ける
最低所得額の基準も上がってきています。
家賃
シンガポールで特に高いもののひとつが家賃。
一人暮らしの人であれば、
キッチンやランドリーなどの共有場をシェアして
個人の部屋をもつ「ルームシェア」が一般的です。
公団住宅HDBだと月S$700~S$1,200、
プール付きコンドミニアムで、
安くて月S$1,100~と言ったところでしょうか。
プライベートシャワー・トイレ付きの
マスタールームは月S$1,300~。
都心に近づく程、値段設定も高くなっていきます。
交通費
基本的に、私が日本より安いと感じる数少ないものは
交通費とチキンライスくらいです!
どこへ行くにしても電車/バスで
片道S$1~2くらいです(狭い国ですし)。
タクシーの初乗りも約S$3!
スーパーマーケット・グローサリー
グローサリーは比較的お値段安めなのではと思います。
メジャーな庶民的スーパーマーケットの
ひとつである「Giant」を覗いてみましょう。
一年中常夏で、
トロピカルフルーツ天国の東南アジアなので、
様々な種類のフルーツがお手頃価格で売られています。
・オレンジ:5個でS$1
・中国産ふじリンゴ:1個S$0.9
・パパイヤ:S$2.6
・(ひとつが大きいので、毎朝食べても5日くらいもちます)
・ドラゴンフルーツ:1個S$0.6
おかげで私の朝ご飯はいつも、低価格・栄養満点!
スーパーマーケットの他に、
「ウェットマーケット」と呼ばれる市場のような
ところでも新鮮な食物が売られています。
特にお野菜の緑ものセクションは
(すべて同じ野菜のように見えますが)、
日本では見かけない種類の野菜がたくさんあります。
・ブロッコリー:1kg S$0.39
・鶏肉:1羽S$5~6(袋を開けると鳥が座っています)
・コーラ:ペットボトル1本 S$1.35
(セブンイレブン価格は1本S$2.6)
・コアラのマーチ、ポッキー:各一箱 S$1.2
外食・お酒
レストランかローカルフード、
どちらを選ぶかでお値段は大きく違ってきます。
ローカルフードが集まるホーカーセンターと呼ばれる
フードコートのようなところでは、
一品平均S$3~5でお腹いっぱいになれます。
・シンガポールの代表的フード・チキンライス:平均S$3~4
・生絞りマンゴージュース:S$2.5
(これでもホーカーのジュース類の中では高めな方)
・マクドナルド・ビッグマック:単品S$5.35、セットS$7.20
一方、レストランはちょっと高め。
写真のシーフードパスタはS$23。
多国籍の料理が揃うシンガポールのなかでも、
特に日本食は高プライス。
ラーメン一杯は平均S$13~20
(残念ながら味は……日本とは比べものになりません)です。
シンガポールには、シティから住宅地の小道まで
素敵なカフェがたくさんあります。
・カフェラテ:約S$5
・タピオカミルクティー:S$3~4
・スターバックスのドリップコーヒー(Tall):約S$4
また、お酒好きな私にとって何が痛いかというと、
アルコールの値段の高さです(涙)。
・ビール:アサヒ6缶セット S$22.70 (スーパー価格)
・ワインボトル:お手頃なYellow Tail 1本 S$27.10 (スーパー価格)
一般的なバーやレストランでは、生ビール一杯S$6~12、
グラスワインS$10~20といった印象です。
娯楽
一般的に、映画は大人料金 約S$13~15くらい、
カラオケは3時間程で約S$10~20です。
裏技としては、
シンガポールからバスですぐに行ける
隣国マレーシアの都市ジョホールバルで
映画、カラオケ、ネイルなどをすると
シンガポールの半額で楽しめます。
週末の夕方、ジョホールバル発シンガポール行きのバスに乗ると、
日用品や食品を大量に買い込んだ人々をたくさん見かけます。
「Groupon」や「Q10」などのクーポンサイトも人気で、
外食やオンラインショッピングでお得に楽しむのもひとつの手。
世界一物価の高い国シンガポールですが、
生活スタイルや優先順位に合わせて選べるオプションが
幅広いところが魅力だと思います。
お昼をチキンライスにするかパスタランチにするかでは、
だいぶ違いますよね(笑)。
ライターMadhuさんの過去記事「世界一物価の安いインドの実態」も
同時に読んでみると、面白いかもしれません。
ぜひお金の面もしっかり考えつつ、
海外就職について考えてみてくださいね!!
ライター
Erisa
平成元年生まれ。都内の大学を単位ギリで卒業後シンガポールに渡り、米リサーチ企業入社。2015年秋より米大手IT企業に転職し、新な成長痛に奮闘中。仕事も生活も、シンガポールでのいろんな人と文化に囲まれカラフルな日々。好きなものは、人・食べること・飲むこと・旅。
カフェとか可愛い要素皆無の海外就職の仕方、グローバルとキャリアについてのブログ:『新卒海外就職啓蒙プロジェクト』
by Nnn