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バンコクの絶望的な交通渋滞をなんとかしたい!!と考えた学生が思いついたこととは!?
こんにちは!!藤原と申します。 在学する東北大学のPBL(Problem Based Learning)プロジェクトのメンバーとして2週間タイのバンコクに行ってきました。
こんにちは!!藤原と申します。
在学する東北大学のPBL(Problem Based Learning)プロジェクトのメンバーとして2週間タイのバンコクに行ってきました。
滞在中はチュラロンコーン大学をひたすら走り回って学生に話しかけまくったり、学生を集めてイベントを行ったり、かと思えばまたひたすら走り回ったり……。
バンコクを満喫する暇がナ――――イ!!
さて、一体何のために僕はこんなことをしていたのでしょうか?
そもそもPBLプログラムって?
課題解決型学習です。
これだと、ぼやっとし過ぎてよく分かりませんよね!
課題設定から解決に至るまでのプロセスの中で起こる色んな問題を自分たちの力で乗り越え、目標達成を目指すという、座学とは相反するタイプの学習です。
タイに行くことを決めた僕らは、まず課題設定を自分たちで行います。
屋台などの衛生問題、ゴミ処理、在タイ邦人向け情報ツールの拡充、渋滞問題など……さまざまな意見が出されていきます。
そんな中「渋滞問題」が一番ビビッときたため、渋滞問題をチームの課題として設定。
解決に向けて動き出しました。
冷静に考えてみるとデカすぎる課題。僕たちにできることとは?
課題も決まり、「よし!やったるぞ!!」と意気込んだのは良いけれどもいかんせん課題がデカい……!(汗)。
バンコクへの一極集中、道路のネットワーク不足、公共交通機関の不備、車両の増加……など、渋滞の酷い都市としてバンコクが世界的にも有名になってしまっているのには多くの原因が絡んでいるようです。
どれも企業とか国に頼めば?という内容の問題ばっかりですが、その中で一点に目を付けました!!
「車両の増加」
この課題ならば私たちの取り組み次第で解決できるのではないか?
ということで「いかに車両の台数を減らしていくか」という課題に取り組み始めました。
「走っている車を減らす」方法とは?
じゃあどうすれば減らせるのか……僕たちは考えました。
そしてひとつのアイデアに至ります。それは、カープーリング!!
カープーリングとは、簡単に言うと「相乗り」です。
一台の車に乗る人数を増やすことで少しでも車を減らせないだろうか、そう考えました。
ちなみにこのカープーリング、欧米など車社会で盛んに行われています。
高速道路にカープール車専用レーンを設ける国も。
具体的には、
・学生にターゲットを絞る
・Facebook上でグループページ、イベントページを作成し、実際にカープーリングを体験してもらう
・渋滞問題、カープーリングに関するアンケート実施
ということを現地で実行しました。
約828万人もの人口を誇るバンコク市内でも、大きな人口比率を占める大学生にまずはカープーリングを行ってもらおうという意図で、この2週間のフィールドワークに臨みました。
▼学生に対するアンケート調査の様子
果たして、カープーリングは受け入れられたのか!?
日本で考えていたプランを実際に現地で実行し、どうだったのでしょうか?
結果から言うとカープーリングはあまり受け入れてもらうことができませんでした。。
・現地の治安の悪さ
・車を所有している層の関心が薄い
などが原因でした。しかし、他の気になるデータも手に入りました。
・同じコミュニティ内であれば相乗りも特に気にならない
・カープーリングを機に新しい友人ができるということには興味がある
カープーリングサービスをそのまま持ち込むだけじゃ全然ウケなそうだけども、タイ人向けにアレンジしたサービスを考えてみれば良さそうだぞ、と若干希望の光が見えてきました!!
今回のPBL最終結果報告会まであと1ヶ月ほど……頑張るぞ~!!
2週間のフィールドワークを終えて
ひたすら走り回っていた記憶しかない2週間のフィールドワークも、気付くとあっという間に終わってしまいました。
しかし、PBL自体は終わっていません。
日本に戻ってから、フィールドワークの結果を受けて今後のチームの方向性を定めていこうと思います。
ビジネスプランを作ってビジコンに出るか、どこかの企業に持ち込むかなど、色々考える余地はありそうです。
全て自分たちでプロジェクトを進めなければならないというのは人生で初めての経験でしたが、得られたものは多かったと感じます。
チームの動かし方だったり、初対面の人をいかに上手く巻き込んでいくかということだったり。
思い返すと色々ありますが一番得られて嬉しかったのは、友達なんじゃないかなぁと思います。
バンコクに来る前は、「2週間じゃ友達とかできないだろう」と思ってましたが、今後もずっと付き合っていけるような良い友人がバンコクにできて本当に良かった!!
必ずやまたバンコクに戻ってきたいです!
取材・ライター
帰国後は学内の国際交流支援室にて第一回目のPBLメンバーとし
by Nnn