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世界とつながるヒントは言葉!内気な私が一歩踏み出すまで

Xin chào(シンチャオ)! さぬっふぃーと申します。私は大学でベトナム語を学び始め、現在は大学院でベトナム語を研究しています。学部生の時から、ベトナムを始め国内外問わず、あちこち飛び回ってきました。
「行きたいところには行く、やりたいことはやる」がモットーの私は、よく人から「昔からそんなにフットワークが軽かったの?」と聞かれます。
でも、その答えは自信をもって「NO」なのです!
私がどうして人から驚かれるほどの行動力を身につけるようになったのか、今回はお話しさせてください。
「箱入り娘」ならぬ「箱から出なかった娘」だった自分
出典 Joe St.Pierre on flickr
昔の私を一言で表すならば、「箱から出なかった娘」がピッタリです。
両親は私に対して寛容で、やりたいと言えば大概のことはやらせてもらえる環境にありました。でも、「これがやりたい!」と主張したりする勇気はありませんでした。中高ともに一貫して参加した部活動もなく、家と学校を往復する毎日。
「箱から出なければドキドキ・ワクワクするような体験もできないけれど、危ない目に遭うこともない。少しくらい単調でも、このほうが安心」。本気でこのように考えていました。
本や漫画を読んで空想をふくらませ、ここではないどこかへ想いを馳せることで、外の世界を体験する代わりとしていたのです。
世界の言葉との出会い
小学生の頃好きだった本の一冊に、「ハリー・ポッター」シリーズがあります。特にハーマイオニー役のエマ・ワトソンさんのファンで、彼女にファンレターを送ったこともあります。
当時の私は小学6年生。英語のことなんか全く分かりません。ネット上の自動翻訳サービスなどあらゆるものを駆使して、便箋2枚分のファンレターを書き上げました。
そして数ヶ月後、なんとご本人からお返事が返ってきたのです!
一生懸命想いを言葉で伝えたら、相手が喜んでくれた。言葉って、本の中に出てくる魔法みたい!
このことがきっかけで私は言葉に興味をもち、世界には何千という言語が存在していることを知りました。言葉こそが新しい世界への鍵だと考えた私は、もっといろんな言語を知りたいと思うようになったのです!
その後、アオザイというきれいな民族衣装やおいしそうなベトナム料理をネットで見たことをきっかけに、ベトナムやそこでの言語について大学で学ぶことに決めました。
「ここではないどこか」に行けると教えてくれたベトナム
ベトナム、ハノイ市内
大学生活初めての夏休みに訪れたベトナムが、私にとって初の海外旅行先でした!まとわりつく湿気を含んだ空気、ベトナム語表記の案内標識、あちこちで飛び交うベトナム語……。
今まで本やテレビを通してしか知らなかった世界が、目の前に現実として広がっていることにものすごく興奮しました。
ずっと想像の中にしかなかった世界が、本当にあったんだ!!
もっとこの目で見たい。この手で触れたい。全身で感じたい……!!
この時を境に、私は箱から飛び出し「行きたいところには行く。やりたいことはやる」というモットーをもつようになりました。
夢は「一歩踏み出すお手伝い」をすること
中国とベトナムの国境地帯、ランソン省
このようなモットーをもって行動するうちに、私は夢を見つけました。
「世界でまだあまり知られていないもの、存在するのに気にかけられていないものを探求、考察、発信し、未知なるものを知る喜びを知ってもらう。そうすることで、一歩踏み出す勇気が出せずにいる人の背中を押したい」というものです。
ベトナム、ハノイ駅
一歩踏み出す勇気がもてない人は、きっと小さい頃の私だけではないはずです。私が新しいことに触れる過程や、見聞きして考えたことを発信することで、そんな人たちの背中を押すことができたら、と考えています。
新しい世界への好奇心が、ほんの少しだけ必要な勇気を出す助けとなるはず。
今後、ベトナムと向き合ってきた私なりの情報をお届けすることで、新たな世界に踏み出すお手伝いができたら嬉しいです!
ライター
さぬっふぃー/Sanuffy
1991年生まれ。小さい頃の夢は魔法使い。小学6年生の時に「外国語って新しい世界に行く魔法みたい!」と思い、外国語を学ぶことを決意。大学でベトナム語を専攻し、現在は大学院でベトナム語を研究中。「人生という旅の途中の面白い寄り道を発信する」ことを目的に、ブログ「旅の寄り道」を更新しています。
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