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腫瘍を身体から取り出す!?カンボジアに伝わるびっくり伝統医療

Posted on 2016年02月26日
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カンボジア庶民にとって伝統医療とは、日本よりも身近な存在。日常的に受けている人もいれば、病院では既に治療が難しい人が最後の砦として受ける場合もあります。 ところがそのカンボジア伝統医療、日本人の私たちにとっては衝撃の連続なのです。

 

1.腫瘍を体から取り出す!?

今は亡き私の義理兄(カンボジア人)ががんになった時も、実家から約100Kmも離れた場所に行って伝統医療を受けました。

インターネットで検索するという方法が十分浸透していないカンボジアの地方では、こういった場所の存在は、ほぼ100%人から人への口コミで伝わります。時には外国人も来るそうです。

義理兄も、村の近所の人から「これを受けて治った人がいるそうだ」という噂を聞きつけ、最後の望みをかけました。

体の中から悪いものを取れるというこの施設では、まず2週間は腫瘍を小さくするための薬を飲み、その後腫瘍を摘出するための儀式が行われます。

 

仙人のようなおじいさんが義理兄のお腹を吸い、出てきたのがこれ。

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「魚の切り身!?」とも見えてしまう謎の物体。

病は気からとも言われるので、これで何かしらの効果があるのでしょうか。

 

しかし実際に、不治の病がこの先生によって救われたケースがあり、患者たちは感謝の表しに車や家などを贈呈しているそうです。

その後、義理兄が背部痛をとってほしいと訴え、出てきたのがこれ。

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まだまだ伝統医療の謎は深い......。

2.産後のお母さんと赤ちゃんを火であぶる!?

地方では自宅で出産することも多く、村の産婆さんによって赤ちゃんが取り上げられます。

カンボジアでは、産後のお母さんと赤ちゃんを温めるために「竹で編んだベッドに出産直後のお母さんと赤ちゃんを寝かせ、下からあぶる」という習慣があります。

しかもあぶる時間は、家庭によって良いとされているものが違うそうです。短いものであれば1日、長いと1週間の場合も。

「温めると血液の循環が良くなり産後の回復を促進する」という言い伝えから来ているそうですが、乾期は40度を超えるカンボジア。その中、さらに赤ちゃんまで温めるという習慣。脱水にならないのでしょうか.......?

また、場所によっては別に生まれた赤ちゃんのへその緒に炭をつける風習も存在しています。これはへその緒の断面の治癒と臍落ちを促進するためだそうです。

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3.悪いモノは、こすってこすって、体から出す!!

小さな瓶で背中を吸引する『チョップ・クチョル』と、金属のへらで肌を擦る『コ・クチョル』という方法があります。両方とも血行をよくさせることで風邪や疲労感、二日酔いなどに効果を発揮するそうです。

体調が悪いと、カンボジア人はすぐこの治療を受けます。老若男女問わずかなり一般的。街中でも地方でも、青十字のマークが入ったクリニックでは大抵受けることができます。

背中の皮膚を摩擦して内出血させるので、痛いのですが、その後は体がポカポカしてきて汗をかくという仕組みです。

 

私も風邪の時にこれを実施して一晩寝たところ、本当に治りました。

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カンボジアに伝統的に伝わる『こする治療』、あなたも一度受けてみてはいかがでしょうか?病みつきになるかもしれません。

 

ライター

長谷川 彩未/Ayami Hasegawa

千葉県生まれ。県内の看護大学を卒業後、東京の大学病院で勤務。かねてから興味のあった「国際医療」を学ぶためミャンマーへ渡航。
その後、カンボジアでの医療活動の立ち上げや東日本大震災の緊急支援活動の統括を行う。
人生のモットーは「自分を信じて諦めないこと!!」
現在はカンボジアで貧困層のための病院建設に奮闘!!しながら、事業の運営や講演会でアジアを飛び回っている。

▶カンボジア病院建設事業 特設サイト
http://www.irodorucambodia.org/

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