- HOME
- 多民族国家ネパールを歩こう!王道観光ルート紹介
多民族国家ネパールを歩こう!王道観光ルート紹介
ネパールの原孝之です。 10月に入り、カトマンズ盆地からも時おりヒマラヤの頂が見えるようになってきました。
晴れた日の午後、盆地を囲む緑の山々の向こうに、白い頂の数々がチラリと覗きます。
秋のネパールを経験したことがなかった僕は「本当に街中からヒマラヤが見えるのか!」と驚きました。
これから寒くなるにつれてもっと綺麗な景色が見られるのかと思うと、冬の訪れが待ち遠しいものです。
今回はネパール・カトマンズの王道観光ルートをご紹介いたします。
せっかくネパールへ行ったにも関わらず、運悪く「ヒマラヤが見えなかった!」と嘆いたとしても、その嘆きをカバーして有り余るほど、ネパールの街や人びとは魅力的なのです。
1.タメル地区を散策

安宿街を求めてツーリストが集まるタメル地区。
タイ・バンコクでいうカオサンロード、インド・コルカタでいうサダルストリートと似たような雰囲気が漂います。
旧王宮・ナラヤンヒティ王宮博物館のすぐ隣にあり、空港からはタクシーでおよそ30分。
いかがわしげな客引きもちらほらいますが、アジア旅行の醍醐味「安宿での長期滞在」を味わいたい方にはもってこいのベストスポットです。
立地も良く、カトマンズのダルバール広場までは歩いて15分ほど。
もちろん、点在する高級ホテルに滞在する旅も良いですね。
絶品の日本食レストランを構えるホテルもあるので、優雅に楽しむことができそうです。
カトマンズ市内のホテルの中では、ホテルキドの日本食レストラン「たむら」が特に絶品。他にも市内からは少し離れてしまいますが、ホテルサンセットビューの「ヒマラヤそば処」では、日本で修行したそば職人の極上そばを堪能することができます。
2.カトマンズ・ダルバール広場

タメルから中心の通りを南へ下り、アサン・チョークを超えてまた少し進むと、正面にレンガ造りの大きな建物が見えてきます。それが、カトマンズのダルバール広場です。
この場所に位置する王宮は、古くはリッチャヴィ王朝(4~9世紀)にまで遡り、2008年まで王位にあったシャハ家も、以前はここで暮らしていました。
端にある「クマリの館」には、以前ふれた生きる女神・クマリが実際に暮らしており、お昼頃には上階の窓から観光客に顔を見せてくれます。
昨年の大地震で広場の寺院群はダメージを受けていますが、それでも周辺の活気と迫力ある建物は一見の価値アリ! カトマンズ観光の中心地ともいえる場所です。
3.寺院巡り
カトマンズで外せない3つの大きな寺院は、ヒンドゥー教の聖地・パシュパティナート、ネパール仏教のスワヤンブナート、チベット仏教のボウダナートです。
パシュパティナートの寺院にはヒンドゥー教徒しか入ることはできませんが、我々外国人の主な関心は、その隣にある大きな大きな火葬場。
バグマティ川に沿ったガート(川に沿って作られた階段上のステップ)で、毎日いくつもの遺体が火葬されています。
火葬の終わった遺灰をそのまま川の流れと同じ向きに棒で擦り落とす光景は、遺骨に執着する日本人にとっては衝撃的です。
彼らの死生観を、いささかスピリチュアルな気分で眺めてみましょう。
パシュパティナートの北に位置するのが、チベット色の濃い場所・ボウダナート。
ここには36mと世界最大級の高さを誇る、大ストゥーパ(仏塔:釈迦の遺体や遺骨安置した仏教建築)があります。
一目見るだけで圧巻のストゥーパは、国内の他のストゥーパとは比較対象にならないほどの迫力をもっています。
ここも昨年の大地震で大きな被害を受けましたが、現在急ピッチで復旧作業が行われています。
スワヤンブナートは、小高い丘にあるネパール仏教寺院。
ここにあるストゥーパ(スワヤンブナートでは正確にはマハ・チャイテャ)ももちろん綺麗ですが、この場所から一望できるカトマンズの街並みも、引けを取らない美しさです。
実はこのお寺「モンキー・テンプル」という異名をもっています。
たくさんいる猿には注意しながら、開けた盆地の風景をぼんやり眺めてみてください。
4.他の都市を周遊

時間があれば、盆地内にある他の街にも足を伸ばしてみましょう。
パタンは、カトマンズの中心部からバスで30分ほどの副都心。
ネワール文化が花開いた街で、この街のダルバール広場はカトマンズの広場よりも見栄えがいいと思います。
中心部からバスでおよそ1時間の古都バクタプルに行けば、中世の街並みをひた歩き、名物のヨーグルトで締める旅が楽しめそうです。
ダクシンカリ、ブダニールカンタなどの郊外のお寺にも、バスに乗れば約1時間で到着します。
渋滞の酷いカトマンズの道路をのんびりバスに揺られながら、寺院で庶民の参拝風景を見てみるのも楽しいものです。
これらの場所は盆地の各方向に点在しているので「今日はここに行ってみようかな」と、時間に余裕をもってプランを立てるのがよいでしょう。
以上、ざっくりとカトマンズ盆地の観光ルートをご紹介しました。
多様な顔をもつカトマンズの魅力に、どっぷりと浸ってみてはいかがでしょうか?
Ambassadorのプロフィール




















by Nnn