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1年に新年が4回!?マレーシアの「お正月」事情

Posted on 2015年12月23日
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マレーシア生活ももう5年目。 雪のないクリスマスにはもう慣れました。 でも、この時期になるとふと思い出すのは、 雪を踏みしめながら眺めた日本のイルミネーション。先日、実家のある東北に帰った際は、各地のイルミネーションを見るのを楽しみにしていたのですが、滞在初日で風邪を引き、結局断念しました。東北の冬をちょっと甘く見ていたようです。

日本人にとっての年末と言えば、もちろん12月末。

しかし、私がいるのは多宗教国家マレーシア

 

イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教、仏教……。 

もちろんクリスマス当日は、

おしゃれなレストランは予約でいっぱい。

どの商業施設もイルミネーションで艶やか。

そして1月1日の新年もど派手な打ち上げ花火と共に

みんなで祝うのがマレーシア流。

人々はそれぞれの暦に従って生きていますが、

互いの宗教は尊重し、祝日は一緒に祝い共生しています。

つまりマレーシアにはお正月が年に4回も!

 

今回はそれぞれの「新年」「祝日」についてまとめます。 

街は祝福ムード満点!「ハリラヤ」(2016年は66日~75日)

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実はマレーシアではイスラム歴新年(2016年は10月2日)は

目立ったお祝いはしません。

そのかわり、イスラム教徒にとってイスラム歴新年以上に

おめでたいのが「ハリラヤ」

 

イスラム教の断食月「ラマダン」に入ると、

教徒は日中の飲食が禁止され、

日没から日の出までのあいだに1日分の食事をとります。

 

街には日没後の食べ物を売る屋台が立ち並び、

多くのレストランではラマダンビュッフェが開催されます。

中にはこの時期にしか見かけることのない食べ物やお菓子もあり、

日没後の食事を求める人々で街は大賑わい。

もちろんイスラム教徒以外でも気軽に参加できますよ!

 

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ココナッツの葉で編んだ器の中で、お米を蒸したハリラヤグルメのひとつ「クトゥパ」(出典:Sham Hardy

 

そしてハリ・ラヤ・プアサ

またはハリ・ラヤ・アイディルフィトリと呼ばれるのが、

この約1ヶ月続いた断食の終わりを祝うもの(2016年は7月6・7日)。

 

多くの人が新しい服を着て家族・親戚や知人宅を訪れたり、

家の大掃除をしたりと、まさに日本のお正月のよう。

この日は王宮や首相官邸も「オープンハウス」を行い一般人を招待し、

お祝いの食事を振る舞います。

(イスラム暦は1年が354日の太陰暦を使用するため、

ラマダンの時期は毎年11日ずつずれていきます)

 

中華系にとってのお正月……チャイニーズニューイヤー(2016年は2月8・9日)

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中華系マレーシア人にとっての一大イベント、旧暦のお正月です。

赤を基調としたちょうちんでの飾り付けと

昼夜問わず鳴り響く爆竹の音でお祭りムード全開!

チャイナタウンやショッピングモールなどの至る所で華麗に舞う

「ライオンダンス」を目にすることもできます。

多くのチャイニーズが故郷に戻り、家族とお正月を祝います。

日本で言うおせち料理「イーサン(魚生)」がレストランには登場。

 

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ひとつの皿に盛られた麺と具材を、

健康長寿・商売繁盛・家内安全を願って、

みんなで一斉に混ぜ合わせて食べます。

 

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高く箸を持ち上げて、

できるだけテーブルを散らかしながら混ぜるのがポイント!

なんてユニーク♡

 

マレーシアとシンガポールでこの時期にしか食べられないこの料理。

ぜひ一度試してみていただきたいのですが、

チャイニーズニューイヤー期間は

多くの中華系のお店やレストランが閉店して街中がちょっとひっそり。

フライト代も高くなり、マレーシア観光には向かない時期かも……?

 

インド系にとってのお正月……ディパバリ(2016年は10月29日)

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インド暦の7番目の月初めに行われるお祭り。

本国インドではディワリ、

マレーシアではサンスクリット語でディパバリ(Deepavali)と表します。

意味は「光の列」で、光が闇に勝利したことを祝うお祭りなんです。

そのためこの日はたくさんのランプに光が灯され、とても幻想的な雰囲気に。

前夜には部屋の大掃除をし、服を新調して、

家族や親戚で食事をしたり、寺院にお参りをしたりします。

そしてこちらも鳴り響くのは爆竹や花火の激しい音(笑)。

そしてマレーシアのディパバリを彩る装飾のひとつが

コーラム(Kolam)と呼ばれるライスアート。

 

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一粒一粒色を塗ったお米で、地面に繊細な絵を描きます。

時間かかりそう~!

期間中、ショッピングモールやホテルのロビーなど至る場所で見られますよ。

 


 

 

さぁ今年も残りわずか!

1年を無事に過ごせたことに感謝します。

 

恋人、親友、家族……。

目の前にいることが当たり前になりがちだけど、

自分にとってはとても大切な人たちです。

今年のクリスマスには、

愛や感謝を、素直に伝えてみようかな。

ちょっと照れくさいけど!

 

みなさんが、

最高にハッピーなクリスマスと新年を迎えられることを祈って。

 

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Wish you Merry Christmas and Happy New Year!

Love from Malaysia♡

ライター

木村 希/Nozomi Kimura

1988年、秋田県生まれ。山形大学在学中の2010年に初渡馬。マレーシアの魅力にハマり、2011年12月に子どもの遊び場”Jkids Malaysia Playground & Kids Party”1号店をオープン。現在マレーシア国内で8店舗、キッズ向けフォトスタジオ1店舗を展開する。2014年AERA新年合併増大号にて「アジアで勝つ日本人100人」に選ばれる。3月にはNHK BS1特番『ひうらさとるのアジアで花咲け! なでしこたち』にて番組初のマレーシア編、若手女性経営者として特集される。同社を2015年8月末にて退任、新会社を設立。「マレーシアと日本を繋ぐ」ビジネスの現在立ち上げ準備中。ダイバーでランナー、近々ゴルファー。夢はマレーシア観光大使になること。

ブログ: http://www.nozomi.asia/

Instagram: http://instagram.com/xxnnnxx99xx

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木村 希 NOZOMI KIMURA Cluster Belladonna Sdn. Bhd. / CEO Jkids Malaysia / Director Paradise from Japan / Director 1988年、秋田県生まれ。山形大学在学中の2010年に初渡馬。飛行機で降り立った瞬間に(!?)マレーシアの魅力にハマり、5つ星ホテルでのインターン中に出逢ったビジネスパートナーと起業を決意。大学卒業3か月後の2011年12月に現地ローカル向け屋内遊戯施設(子どもの遊び場)とパーティルーム”Jkids Malaysia Playground & Kids Party”1号店をオープン。その後3年でマレーシア国内8店舗を展開。同社を2015年8月末にて事実上退任、心機一転新会社を設立。 同年10月にマレーシア初のファミリーカラオケ"Jparty Karaoke & Party Room"と子ども向けフォトスタジオ2店舗の立ち上げに参画。のち『マレーシアと日本を繋ぐ』イベント&ツアー&婚活ビジネスを始めた矢先、妊娠が発覚。並行してベビービジネスを開始。2016年1月"Made in Japan"ベビー&家庭用品専門店を2店舗開店。更なる展開を目指す。 2014年AERA新年合併増大号にて『アジアで勝つ日本人100人』に選ばれる。同年3月にはNHK BS1特番『ひうらさとるのアジアで花咲け! なでしこたち』番組初のマレーシア編、若手女性経営者として特集される。その後コミックエッセイ『女ひとり海外で働いてます!』としてKADOKAWA/メディアファクトリーより発売。 山形のライフスタイル誌"La piccola"やマレーシアビジネス情報サイト"Match Point"、アジアで働きたい人のためのリアル情報サイト"Abroaders"にてコラム執筆中。高校、大学、ラジオ出演やマレーシア関連のイベント企画運営MC通訳、なんでもこい(笑)。 ダイバーでランナー、趣味はアジアを飛び回ること。コーヒーが無いと1日が始まらないし酒がないと1日が終わらない。好物は鰻、きくわた、フグ。こだわりは爪。子どもはニガテ。とにかくマレーシアが好き(笑)。 座右の銘、曼珠沙華。 グローバルウーマン協会(GWA)マレーシア支部長 マレーシア東北六県人会主宰 マレーシア政府観光局公認Tourism SNSサポーター 各種お問い合わせ、お気軽にどうぞ♡

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