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【旬】タイに来るとどこかで流れてる!タイで今人気の曲13選
ご無沙汰しています。つっちーです。
ソンクランというタイのお正月が過ぎ、少し暑さも和らいだかと思ったのも束の間、ここ40~50年で一番の酷暑に。日本大使館からも注意を促すメールが来るほど暑いバンコクです。
今回は、タイの街中でよく流れている曲をお届けします。
タイに旅行で来たことがある方も在住者も、街のいろんな場所で耳にする……、そんな曲を場面別でセレクトしてみました。
1.朝8時と夕方18時、駅構内や市場の付近にいると聞こえる曲
■タイ国歌
言わずと知れた国歌。どれだけ急いでいようと、この曲が流れる8時と18時には駅構内の全員が立ち止まります。まるで時が止まったかのよう。
2.4月頭からソンクラン祭り期間中、街に必ず流れる曲
(原題)รำวงเริงสงกรานต์ – ชาวคณะ (Ramwong Roeng Songkran – Chao Khana)
■ソンクランのテーマ
ソンクラン前~期間中、スーパーマーケットやデパートなどで必ずと言って良いほど流れる曲。
ソンクランは水かけ祭り。この曲を聴くと、熱い太陽が照りつける中、水鉄砲で水をかけ合う情景が一気によみがえりワクワクします。
3.タクシー車内で遭遇率高めな曲
タクシー車内ではよく運転手がタイの演歌を流しています。日本の70年頃流行ったフォークミュージックを思い起こすような、哀愁漂う、いかにも田舎から上京する物語を曲にしたようなものばかり。
■最新版ルクトゥン曲集
このような曲ジャンルは「ルクトゥン」と称され、労働者階級、田舎出身のタイ人にとてもポピュラーです。
歌詞の一部を日本語訳すると、「娘よ、娘よ、元気にしてるんか? 遊んでばかりで身体を壊すなよ。気を急ぎすぎず、穏やかに過ごすんやぞ。わしゃ心配でたまらん」って感じです(笑)。
4.街中のタイ人コミュニティがお酒を呑んでドンチャン騒ぎ~の曲
タイ人が集まってお酒を飲む時、よく大きなスピーカーを家から持ち出し、ボリュームを最大にして音楽をかけています。
その時に流れる曲といえば、上の「ルクトゥン」もありますが、こちら「モーラム」という曲ジャンルもあります。
■モーラム最新曲集
愉快で軽快、非常に軽いリズムが特徴です。タイ人の皆さんはモーラムをガンガンかけて踊り倒します。ウイスキーなんてあった日には倒れるまでひたすら……なんてことも。
5.タイ人とカラオケに行くと、みんなで歌って踊り盛り上がる曲
■(原題)「ขอใจเธอแลกเบอร์โทร」หญิงลีศรีจุมพล /(邦題)「あんたの番号交換して」インリー
カラオケに行かずとも、テレビをつけたら1日に一度は耳にするのでは? タイ人が聞いたら反射的に胸元をブイブイ振って(笑)口ずさむ定番ソング。
5&6.とてもオカマな曲
■(原題)「เรื่องจริงยิ่งกว่านิยาย」อ๊อฟปองศักดิ์ /(邦題)「人生は小説じゃない」オフ・ポンサック
国民的ゲイの歌手のオフ・ポンサック。ゲイということをひた隠しにしていましたが(バレてたけど)、最近やっとカミングアウトしたタイのリッキー・マーティン的存在。
そんな彼はタイのゲイに絶大な人気を誇ります。上記の曲はバラードで、前の彼氏と別れた時の心境を歌ったなんとも乙女な曲です。
■(原題)「กะเทยไม่เคยนอกใจ」วิดไฮเปอร์ / (邦題)「トランスジェンダーは浮気をしない」ウィット・ハイパー
昔、恋心を抱いていた友人にキスを迫ってフラれたけれど、大人になり性転換をしてもう一度彼に迫るオカマな一曲。
7.とあるお店に行ったことのある方なら聞いたことのある曲
■(原題)「ตื๊ด」กระแต /(邦題)「Tued」リス
バンコクはパッポン通り、ソイカウボーイ、ナナプラザ界隈のゴーゴーバーに行ったことのある方、こんな曲を聞いたことはありませんか?
このようなビープ音の強い音楽が大音量で連日連夜流れるバンコク。
行かれたことのある方は、この曲を聴くと、あの安っぽくも艶かしいハコの中で、女の子かオカマか男がダンスをしているのを思い出すのではないでしょうか。
8&9.タイのローカルクラブでよく流れている曲
タイの老舗クラブ(R○OT69とか、スク○ッチドッグとか、フェ○ククラブ)で必ずと言っていいほど、流れている曲。もはやデフォルト。
■「Gawo Gawo」作者不詳
■「Splash Out」KAMIKAZE
10、11&12.老若男女、誰もが知るヒットナンバー
■(原題)「ไม่ขอก็จะให้」ดาเอ็นโดรฟิน / (邦題)「どっちでもいい」エンドルフィン
発表された翌年、僕はタイに来たのですが、クラブ、カフェテリア、生バンド問わずどこでも流れていました。
■(原題)สวัสดีปีใหม่ - เบิร์ดธงไชย / (邦題)「あけましておめでとう」バード トンチャイ
このアーティスト、バードさんは、タイ人どころかタイ在住外国人にもファンが多く、最も国民的な歌手と言えるのでは?
もう活動30年を超えていらっしゃいますが、ご覧の通りお肌もツルツル。お手入れが行き届いています。
■(原題)「ลูกอม」WhatChaRaWaLee /(邦題)「キャンディ」ワチャラワディー
もともとネット上での歌手だったのが大ヒット! 恋人に結婚を申し込むために作られた曲。
胸がきゅんきゅんしたタイ人が多く、未だに根強い人気を誇る曲。僕個人としても、とてもタイらしい優しい歌のように思います。
13.もはやネタとしか言いようがない曲
■(原題)「ไก๊ไก่」โหน่งชะชะช่า /(邦題)「ガイガイ」ノン・チャチャチャ
日本で言う「あいうえお」の読み方の歌のようです。ガイ=鶏の意味で、ひたすら「鶏鶏鶏、鶏鶏鶏鶏鶏鶏鶏」と歌っています。
最後に
J-Popとも、K-Popとも違ったT-Pop。タイの曲はあっさりしていますが、哀愁たっぷりの演歌から変な曲までさまざま。
嬉しいことにほとんどの曲はYoutubeにアップされていて、よほどのことがない限りすべて閲覧可能です。ぜひお試しあれ!
タイでは眉毛を太く描くのが流行っています
ライター
つっちー/Tsucchi
京都府出身。小さな頃からの”外部”との交流やLGBTとして過ごした経験から、心理学や国際政治、哲学に興味を持ち、在学中はイギリス、タイに留学。現在は、タイのコンサル会社にて日本人とタイ人をつなぐコーディネーターとして日々邁進中。将来は世界の人々に対して、有益な情報を啓蒙をするお仕事に携わること。
by Nnn