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実はアジアNo.1の経済成長率!?草原と遊牧のイメージはもう時代遅れ!モンゴルの都市化の実態!
みなさんが「モンゴル」と聞いて思い浮かぶイメージは何でしょうか? 遊牧民や草原、移動式住宅のゲルなどがよくあげられます。そのようなイメージを覆すモンゴルの実態を首都・ウランバートルを中心にご紹介いたします!
1、約140万人が暮らす大都市ウランバートルの止まらぬ発展
首都ウランバートルの夜景(Chris Miller)
「え、この夜景はどこ!?」と思われた方も多いのでは?実はこちらの写真、モンゴルの首都ウランバートルの夜景なのです!
モンゴルの人口は、286万8,000人。そのうち、この首都ウランバートルには131万8,100人が暮らしています。(出典:外務省、2012年)
2013年の「世界の経済成長率ランキング」(出典:「世界経済のネタ帳」)では、南スーダン、シエラレオネ、パラグアイに次いで4位となったモンゴル。
アジアでは第1位の経済成長率となります。
その理由は、モンゴルの地に埋蔵された莫大な鉱物資源が世界から注目され、2010年に入り、鉱物資源分野が著しく発展したことによります。
このような発展の影で、実は環境汚染も問題となっています。
2014年世界保健機関によると、ウランバートルがイランの都市・アフワズに次いで世界2位の汚染都市に!大気汚染の原因のひとつに挙げられているのが、自動車の廃棄ガス。
想像できないかもしれませんが、ウランバートルでは交通渋滞が問題視されるほど自動車の利用率が高いのです。渋滞問題を解決するためにも、交通整備が今後されていくそう。
2、親日国家モンゴルは日本人にとってビジネスチャンスの宝庫?!
モンゴルが親日国家だということをご存知でしょうか?
2004年に在モンゴル日本国大使館が実施した世論調査では、「最も親しくすべき国」として日本が第1位に選ばれるなど、モンゴルの対日感情はとても良好といわれています。
また、外務省が発表しているモンゴルに在留する日本人は420名、モンゴルを拠点とする日系企業は225企業(いずれも2013年10月1日時点)と非常に多く、経済的な結びつきは一層強力になっていくことが予想されます。
モンゴルに進出した主な日系企業一覧
こちらのデータはモンゴルに進出した主な日系企業一覧です。
通信や、建設など幅広い分野で、日系企業がモンゴルで奮闘しているのがうかがえますね。日本とモンゴルの合弁会社「モビコム」はなんとモンゴル最大の携帯事業者!!気になります……。
また、親日国家ということもあり第二外国語として日本語を学ぶモンゴル人も多く、日本語教師としてモンゴルへ渡航されている方もいらっしゃいます。
今後も発展が期待されている親日国家モンゴルで、日本人が働く機会が増えていくのではないでしょうか!?
最後に、今のモンゴルを築き上げてきたモンゴル遊牧民族にとって大切な家畜である羊の写真で締めさせていただきます!
今年も週刊アブローダーズをよろしくお願い致します!
ライター
佐藤 美咲/Misaki Sato
早稲田大学文化構想学部卒、社会人1年目。小さい頃から映画好きなこともあり、大学では映画やテレビなど映像メディアを専攻。(アジア映画論という素敵な授業がありました!)学生時代は長期休みの度に海外へ飛び出し、これまで行った国は20カ国。多くの人との出会いを通して色々な生き方があることを知り、「自分も枠にはまらない生き方を」と強く感じている。ゆくゆくは海外で生活することが夢!
by Nnn