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クアラルンプール80年会に潜入!海外で働いたら、何が変わった?

Posted on 2016年07月29日
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イスラム教の断食期間が終わり、それに続く「ハリラヤ」と呼ばれる休暇期間中に、友人たちが国外旅行へ行っているにも関わらず、ずっとマレーシアに引きこもっていた「かっしー」です。今回は6月末に開催されたマレーシア・クアラルンプール80年会からのレポートです!

 

 

■「クアラルンプール80年会」とは?

クアラルンプール80年会は、原則として「マレーシアに住む1980年代生まれの日本人」を対象とした交流会で、メンバーには、男性は駐在員の方が、女性は現地採用の方が多め。

年に10回前後、飲み会を中心として交流会があり、毎回60~80名ほどが参加します。時おり、ゴルフやボーリングの大会なども。

一緒にスポーツをする友人を探したり、女子会のお誘いがあったりして、中には気づいたら結婚していた人たちも!

私は幹事なので毎回参加していますが、大体3割前後はマレーシアに来たばかりの人。20代や30代がものすごい勢いで増えているのを感じます。

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若い世代を魅了するクアラルンプールの街。インタビューに答えてくれたSさん(左から2番目)

 

そこで、交流会に参加していた女性ふたりに話を聞いてみました。

私個人としても興味深い解答が聞けたので、マレーシアに興味がある方にもためになれば幸いです。

インタビュースタート!

インタビューしたのはこちらのふたり。

Sさん(在馬歴約2年)Nさん(在馬歴約3年)です。

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インタビューに答えてくれたNさん(右)

 

<質問>現在、マレーシアでどのような仕事をしていますか?

Sさん日系の旅行会社で法人営業をしています。マレーシアに進出している日系企業に向け、航空券の手配、社員旅行、各種イベントなどの対応をしています。オーダーメイドの旅行を提案させてもらうこともあり、要望によっては実際のツアーに添乗員として同行しています。

Nさん:ある国際機関に勤務をしていて、アジア太平洋の加盟団体を対象として会議やセミナーの企画などの事務局や、調査やレポートの執筆をしていて、マレーシアだけでなく近隣諸国でもお仕事をさせてもらっています。

 

<質問>マレーシアに来て良かったと思うことは何ですか?

Sさん:先人たちのマレーシアへの貢献のおかげだと思いますが、日本人ということで、親切にしてもらえたり、勤勉だとよく褒められたりします。

仕事以外の場でも業種や世代を問わず、たくさんの人と知り合い、助けてもらっています。母国を離れて働いているからか無意識に助け合っているところもあり、感謝の気持ちで毎日を過ごしています。

Nさん:アジアに住むさまざまな人とのつながりができたことです! そしてだいぶ度胸がついて、ちょっとやそっとでは動じない人間になりました。

 

<質問>海外で働いてみて、日本はこういう国だったのだと改めて思ったことはありますか?

Sさん時間や決まりをきっちり守る規律ある国だと、改めて実感しました。また日本人はとても忍耐強く、我慢する国民性があると思います。一方で自分にも人にも厳しいため、四方八方からプレッシャーを感じて過ごしてしまう時もある気がします。

Nさん:良くも悪くも、自分にも他人にも厳しい人が日本には多いように思います。マレーシアは「自分も迷惑かけることがあるから、他人も許す」というような雰囲気で、全体的に大らかな人が多いです。そのおかげか、生きやすい雰囲気がマレーシアにはあると思います。

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自由にのびのびと。生きやすい、と感じる若者も多い街(出典 Yasunari Goto on Flickr

 

<質問>マレーシアにきて、自分自身はどう変わりましたか? 

Sさん:マレーシアは現在、旅行の需要が伸びているタイミングでもあり、自分自身とマーケットの成長を感じやすく、それが自信にもつながっています

日本での厳しい社会環境で鍛えられた経験があったからこそかもしれませんが、マレーシアに来た現在では、仕事とプライベートを同じ比率で楽しむことができようになりました。

Nさん:あまり焦らなくなりました。こちらで仕事をしていると、メールが返ってこなかったり、急に担当の人がいなくなっても引継ぎがされていなかったり、予定通りに進まないことがあります。

はじめの頃は、日本の時間軸で仕事をしようとしてパニックになったり、しつこくリマインドメールを送ったりして迷惑がられたこともありました(笑)。

でも振り返れば何とかなっていたので、焦ることも少なくなり、今では相手を配慮しなからポイントを最小限に絞って仕事を進めています。私の業務は「味方を作りながら仕事をすることが大切」と上司に言われ、現在は「持ちつ持たれつ」をより意識しています。

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自分を変える? 変えない? 海外での仕事と暮らし(出典 Yasunari Goto on Flickr

 

ふたりの話を聞いて

楽しみの最中に、至ってまじめな質問に答えてくれたおふたり。ありがとうございました!

私がマレーシアに住んで、自分が変わったと思うのは「柔軟性が高まった」ことです。

日本では「同じことをコツコツと」や「言ったことは貫く」といった不変性・継続性に価値が置かれている気がしますが、マレーシアではそこにあまり価値はないのかもしれません。

当初のプランは変わって当たり前。考えることも変わって当たり前。常に、変化にさらされる。

そこで変化を嫌っていては話になりませんし、「変化しやすさ」をすべて受け入れることで、より大局が見えることもあります。

マレーシアの生活や仕事、何より欠かせないのは「柔軟さ」なのかな、と改めて思いました。

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Ambassadorのプロフィール


柏村信光

英系資産運用コンサルタント会社 Infinity Financial Solutions の Country Mannager。1986年、青森県生まれ。2008年に来馬。マラヤ大学アジアヨーロッパ研究所で修士号取得。マレーシアで初の金融庁公認の日本人資産運用コンサルタントとなる。マレーシア日本人商工会議所や業種別MD会などで、定期的に講演を開催。クアラルンプールで80年代の人が交流するKL80年会の総幹事。好きな言葉は「気合い」。マレーシア移住10周年ブログ【マレーシアに住もう♪ (https://kasshimy.com/)】も開始しました!!是非見てね♪

柏村信光さんが書いたノート


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