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あなたはできる? Cannotを言わせないアジア交渉術

Posted on 2016年06月08日
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皆さんこんにちは。 マレーシアに8年住んではいるけれど、まだまだ慣れないことがある「かっしー」です。 混んでいる駅やお店などで足を踏まれた上にシカトされたり、飲み食いした会計が間違っている(時々故意に間違える)など、やれ […]

 

マレーシアのCannot、真意は「できない」ではなく……

何かしらの問い合わせや依頼をした時、日本人が「できない」と言う場合は通常、「難しい」や「厳しい」という表現を使うと思います。一定の努力をし、できる可能性を模索した上で、本当にできなければ、やっぱりできないと言うことが多いのではないでしょうか。

マレーシアでは、これが全然違います。

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ビジネスに必須の会話術。マレーシアでは?

婉曲な表現ではなくCannot とはっきり言いますし、考えもせずにCannot!と音速で返答されることもあります。そしてこれは頻繁にあることだと思います。

なぜそのような返事をするのでしょうか。私の考えでは、答えはひとつ

それは、できないのではなくて、「やりたくない」

もう少し具体的に言うと「あなたのためにエネルギーを使おうと思わない」、「あなたを手伝うメリットがない」という想いがそこにはあるように思われます。

見下せば相手にされない

こういう話を聞くと、「そんな個人レベルのやりたい/やりたくない、の感情で物事が進まないようでは話にならない!」と思われる方も多いと思いますが、これは攻略可能です。

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講演会での筆者

もっと言えば、マレーシア、もしくは東南アジアで生活をしようとする日本人にとって攻略しなければならないことなのです。

同様な場面はいたるところにあり、仕事や私生活に大きな影響を及ぼすからです。

残念ながら、東南アジアにいる日本人の中には、現地の人を見下している 人もいます。そんな態度の人が現地の人たちに簡単なあいさつもせず、「これをやりたいんだけど」と言ったところで、音速どころか光速でCannot!と言われるはずです。

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異文化の中で働くことの難しさと楽しさ

スムーズな交渉、5つの攻略法

ではどうすれば相手に快く動いてもらえるのか。

普段から私が個人的にやっていることを書いてみます。

・会話開始時、しっかり目を見てあいさつをする

・話すトーンはひとこと目から、めっちゃフレンドリーに

・相手がムスっとしていても笑顔キープを努める

・決して上からの態度をとらない。むしろ「下から」ぐらいのほうがいい

・些細なことでも、やってくれたこと一つひとつに感謝を伝える

これらが実行できると、「やりたくないから」という理由で一方的にCannotとは言われなくなるはずですし、結果として自分自身が「やれやれ」と思うことも減ると思います。

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ハードな交渉のあと、クアラルンプールの夕景を見ながらシーシャ(水たばこ)を一服

今マレーシアにお住まいの方、これから住もうとしている方は、現地の方々に何かお願いをする時や交渉しなければならない時、ぜひ上に挙げた5つの点に気をつけてみてください。

私自身は普段から気を付けていますが、マレーシアに初めて来たばかりの頃と比べると、相手が快く動いてくれることが圧倒的に多くなりました。

私の場合は、おそらく(本当にできないから)Cannotと言われているのに、「いやいや、本当はできるんでしょ?」と、粘りすぎて相手を疲れさせてしまうこともたまにあるようです。みなさんは、ほどほどに参考にしてください! 

皆さんこんにちは。マレーシアに8年住んではいるけれど、まだまだ慣れないことがある「かっしー」です。


混んでいる駅やお店などで足を踏まれた上にシカトされたり、飲み食いした会計が間違っている(時々故意に間違える)など、やれやれ、と思うことが今でも沢山あります。


その度重なる「やれやれリスト」の中で今回お話ししたいことは、マレーシア人の言うCannotつまり、「できない」 という表現についてです。

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Ambassadorのプロフィール


柏村信光

英系資産運用コンサルタント会社 Infinity Financial Solutions の Country Mannager。1986年、青森県生まれ。2008年に来馬。マラヤ大学アジアヨーロッパ研究所で修士号取得。マレーシアで初の金融庁公認の日本人資産運用コンサルタントとなる。マレーシア日本人商工会議所や業種別MD会などで、定期的に講演を開催。クアラルンプールで80年代の人が交流するKL80年会の総幹事。好きな言葉は「気合い」。

柏村信光さんが書いたノート


マレーシア に関するノート