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大事なのは、タイで働かせてもらっているという意識を持つこと-株式会社クリスク中島 奉文氏による、異なる文化を持つスタッフと信頼関係を築くコツ

Posted on 2014年06月10日
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ユーザーがサイトをクリック(Click)し、さらにページをスクロール(Scroll)したくなるような情報の発信、WEBマーケティングの展開を図る企業を支援するために創業された「クリスク」。風通しの良い社風を武器に、現在タイ拠点を率いるのは、取締役会長兼Clisk Thailand CEOである中島氏。シンガポールにもオフィスを持ち、アジア地域でのWebサイトの構築やプロモーション、アプリ開発まで一括サポートを提供する。

タイ人ならではの働き方を尊重する

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タイでビジネスをしていてどんな部分が大変でしょうか?

突然会社を辞めるという人が多いので、そこのフォローが大変ですね。日本とは働く感覚が違うので、終身雇用という考え方もない。 そういう日本と異なる文化や感覚を理解していないと、マネジメントをするには難しい部分もありますね。特に、タイ人の性格の特徴としてはみんな非常にプライドが高い。 だから、もし何かのミスを注意するとしても、「何でできないのか」ではなく、「あなたほどに仕事ができる人間が、なぜこんなミスをしてしまったのか」と言わなくてはいけないのです。 このことをよく表現している言葉があって、「殴りたい右手がある時、褒める左手を持ちなさい」というもの。シンガポールにも同じような言葉があるのですが、褒め方や注意の仕方ひとつにも、国ごとの特徴が出ますね。

スタッフの人たちと良い関係性を築くためにされたことを教えて下さい。

スタッフひとり一人と信頼関係を作るために、“飲みニケーション”で距離を縮めました。私は英語もタイ語も十分に話せなかったので、誘う時点でかなり大変だったのですが、ディスコや飲み屋に一緒に行ってそこでお酒を飲むうちに打ち解けるようになりました。 スタッフ全員とそういうやり取りをしていううちに、社内の雰囲気もガラッと良くなりましたね。距離感が縮まった今では、スタッフを完全に信頼して仕事を任せるというスタンスを取っています。

海外で働くことが当たり前という視点を持つ

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日本人と比べると、タイ人の働きぶりはどうでしょうか?

やはり日本人と同じくらい頑張ってもらうことは難しいですね。たまに日本に帰国した時に本社で働いているスタッフたち見ると感動します。でも、どちらのスタッフも愛社精神を持って働いてくれていますね。 確かに、日本人がタイ人を見ると、タイ人はあまり働かないという意見を持ちやすいのですが、その分タイ人のお給料は日本人より圧倒的に安い。だから、金額と労働力のバランスでいうと、その働き方が打倒だったりする。 そこを見ずにタイ人は働かないとぼやくのではなく、タイで仕事をさせてもらっているという意識を持ち、彼らの生活や文化に合わせた働き方を提案していくことが経営者の役目だと思います。

タイに進出された時から、どのようなマーケット変化がありますか?

4年前に進出した時から、圧倒的にインターネットのマーケットが成長しています。急速に日系のインターネット企業が進出してきて組める企業が増えてきたので、広告費も年々数倍で上がっています。 弊社では3年前にインターネット事業に力を入れ始めたので、提供できるサービスの幅が広がっていて、とても面白くなってきています。インターネットに関するトータルサービスを提供している会社としては、年々存在感を増してきていますね。

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今後の目標について教えて下さい。

「この一社に任せれば全域のプロモーションやマーケティングリサーチができる」と言われるような、東南アジアを席巻する会社にしたいです。 実は、タイにはアジアンハイウェイという高速道路がアジア全域にあり、隣接国が多いこともあって非常に交通網が発達しています。ASEANも2015年に関税が撤廃されるので、タイがアジアの中心になって行くことは間違いない。 そういった地理的な強さもあって、バンコクを選びました。これからビジネスをしていくには絶好の場所だと思うので、ここから東南アジア全域を巻き込んでいきます。

中島社長の個人的なミッションとは何でしょうか?

私にとって初めての海外渡航は20歳を越えてから。その時は、まさか自分が海外で働くことになるとは思っていませんでしたし、会社を設立するとも思っていなかった。未来というのは常にわからないものだし、だから面白い。 そんな私が今、大きなミッションだと思って取り組みたいことが、次世代の人たちが海外で働くことを当たり前だと思えるような環境を整えること。 クリスクで働く若手たちは、働く場所が東南アジアにもあり、そこに抜擢される可能性があるので、もしかしたら自分も海外で働くかもしれないという視点を持つことができます。 その視点がこれから大事になってくるので、持てるような環境を作りたい。そして、実際に海外で働く人も増えて欲しい。私自身、自分でタイ拠点の立ち上げを行ったことで非常に多くのことを学べましたし、自らの手でゼロから何かを作ることは本当に面白かった。 これは何にも変えがたい経験だったので、その醍醐味をぜひ若い人にも経験して欲しいですね。

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