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世界中を網羅する人材データベースを作る-フォースバレー・コンシェルジュ株式会社柴崎洋平氏が挑戦する、世界の採用を大きく変える仕事

Posted on 2014年04月01日
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「世界中の人々が最も輝ける場所を地球上から探し出し、夢や希望にあふれた社会を実現」をコンセプトに日本を代表するグローバル企業に対し人事採用コンサルティングを提供するフォースバレー・コンシェルジュ株式会社代表取締役社長の柴崎氏。世界約700大学延べ10万人の大学生にアプローチし、世界各地で“TOP CAREER”と呼ばれる就職・留学フェアを開催する他、外国人留学生向け国内最大級のキャリアフォーラムを開催している。

世界中のあらゆる職種の人たちのデータベースを作る。

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現在は日本企業に向けて海外の有名大学の学生を紹介されていますが、今後の海外展開はどのようにお考えでしょうか?

会社を創業して最初の5年間は徹底してアジアでネットワークを作り、日本企業への紹介をしてきましたが、次は世界中の企業に学生を紹介したいと考えています。 そう考えるようになったきっかけは、弊社のクライアント企業が内定を出した学生に、GoogleやSAMSUNGが破格の金額で新卒オファーをしたことがあり、「レベルの高い人材であれば、GoogleやSAMSUNGというトップ外資企業でも積極的に採用する」ということがわかったこと。 我々が世界中の大学を巡って、「この学生は良い!」と思った人は、やはりどの企業にとっても魅力的なのです。

世界中の学生を評価する基準はどのように設けられているのでしょうか?

世界中の大学で就職セミナーをした後に面談と個人キャリアカウンセリングを実施、また、テストを受けてもらう等して学生の評価をしています。 日本だと、我々がしているようなキャリアカウンセリングは、中途採用だと行いますが、新卒採用だと行いません。 しかし、私たちは今までにないことをやりたい。全就活生に対してキャリアカウンセリングを行うのはもちろん難しいことですが、全就活生50万人の内のトップ1%の5,000人であれば、直接会って評価することは可能です。 この1%をどんどん広げ、更に多くの学生を直接評価していけるようになりたいと思っています。まさに、我々が世界中の大学を訪問して掴んだ血と汗の結晶であるネットワークをデータベース化しているのです。

なぜ、他社がやらないような時間も費用もかかることをされるのでしょうか?

学生に実際に会い、カウンセリングすることが我々の強みだからです。もし自動化してしまえば、それは個人ページで自らをアピールできるFacebookや履歴書を世界共通のプラットフォーム上に出せるSNSと変わりません。 我々のサービスのどこが違うかと言うと、そこにミシュランガイドが加わっているということ。私たちもSNSで採用活動をしていますが、どの人も良いことを書いているので、選ぶのが非常に困難です。 ただ、単に自らを三ツ星だと言うのではなく、第三者が共通評価軸の元で判断して三ツ星だと言っているデータベースであればより信頼性が上がるはず。 また、ある会社にとっては三ツ星であっても、別の国では一ツ星、というように評価は環境によって異なるので、条件入力をした上で評価が出てくる仕組みを作りました。 まだこのデータベースはサービスとして開放していませんが、これが使えるようになれば、世界の採用が大きく変わるかもしれません。今、我々の手元にあるのは10万人のデータベース。 100万人まで増やしたら、データベースを企業様向けに解放しようと考えています。 今のように履歴書で選ぶのではなく、我々のクライアント企業が国や能力、ジャンルを選ぶとそこに該当する学生が国に関係なく出てきて、アプローチ可能になるのです。

世界のトップレベルを早く見に行こう。

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現在作られているのは、高学歴学生のデータベースのみでしょうか?

いいえ、私は高学歴の学生だけを扱うつもりはありません。カメラマンやヘアメイク、ピザ職人など、あらゆる職種の人たちの世界中のデータベースを作るつもりです。 最近では、寿司職人のデータベース化も始め、既にシンガポールや香港の寿司屋から受注しています。日本では回転寿司が増加して寿司職人の平均給料はどんどん下がる一方ですが、世界では高級寿司店の需要は増えています。 にもかかわらず、日本の優秀な若い板前で、海外で勝負したい人材がなかなか見つからないことがどの経営者にとっても懸念点。ですから、私たちが日本でくすぶっている若い力を見つけて需要のある海外へ繋げたいと思っています。

寿司職人達をどのようにして学生達のように評価するのでしょうか?

私が彼らを評価しても意味はありませんが、誰もが認める寿司高級店のオーナーが評価した寿司職人であれば、間違いないはず。だから、寿司の第一人者に評価してもらうのです。 現在、世界にある日本食店の9割を外国人が運営している状況。そこではアボカド巻きが日本の寿司だと言って出されることも。 正しい日本食や寿司文化を世界に届けるためにも、本物の寿司職人を海外に出していきたいですね。これは、日本のものづくりを世界に伝えることと同じではないでしょうか。

最終的にどのようなデータベースを目指されているのでしょうか?

最終的に目指しているのは、あらゆる職種のプロフェッショナルを目指す若手エリートたちのデータベースを作ること。それがあれば、ある日突然世界の裏側から「君を採用したい」というオファーが来るかもしれません。 そこには、世界200カ国地域の200分の1である自国だけで自分の将来を模索するのとは、比べ物にならないほどの広い世界が待っているのです。 また、もう日本には需要がないからと店を辞めようとしている中小企業で働くネジ職人が、発展途上のミャンマーではものすごく良い待遇で求められるかもしれません。 世界に散らばるさまざまな可能性を秘めた才能を、国を越えて繋げていきたい。そうなれば、ある領域で一流を目指した人が、常にその価値を世界に認めてもらえる環境ができるはず。ゆくゆくは、今作っているデータベースにあらゆるジャンルの世界トップ100人がいる状態にしたいですね。

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現在の海外拠点数を教えてください。

すでにインド、シンガポール、中国、ミャンマー、ベトナム、US、ドイツに出しました。5年で100カ国出すつもりです。必ず世界仕様のサービスにし、世界中をクライアントにしていきたいので、まずは海外拠点を増やしていきます。 このスピード感が非常に大事。そして、このビジネスモデルは遠隔操作ではなく、たとえば、コロンビア拠点の現地スタッフが直接コロンビアのトップ大学に足を運ぶといったアナログさが求められます。 このアナログさこそが、シリコンバレーに追い込まれない一番の差別化。まずは、わずか2人だけの拠点でも良いので、世界中に拠点を出して世界中に人を配備する仕組みをどこよりも早く作ることを目指します。

柴崎社長は何故今のように世界に目が向くようになったのでしょうか?

やはり、大学卒業後すぐに世界基準のビジネスの洗礼を受けたからです。入社して1年半は国内営業をしていました。ソニーの部品を資材部長の所に行って売り込むのですが、そこで必要だったのは、いかに優秀かではなく、相手の要求をいかに満たせるかで勝負する世界でした。 しかし、2年目の後半から海外に回された途端に環境が変わり、商談で価値を出さないと評価してもらえないようになりました。 ここで世界基準を早めに見れたことは、私にとってソニーに入って得た一番の収穫でしたね。とにかく、今の学生は早めに世界のトップレベルを見ておくことが重要。自分の将来を考えるのであれば、ぜひ若いうちに世界の優秀な人々としのぎを削って欲しいと思います。

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