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ヤンゴンから屋台が姿を消す前に食べてほしい!ミャンマーB級グルメ・屋台フード3選

Posted on 2016年12月08日
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12月に入り、ヤンゴンも朝夕に涼しさを感じるようになってきました。 とはいっても、熱帯気候のヤンゴン。日中、街中にはカラフルなテントで彩られた屋台が現れます。     

 

ミャンマー生活には欠かせない「屋台」の魅力

朝、出勤前にラペイェ(甘いミルクティー)を飲みながらおしゃべりに花を咲かせる人、マンゴーやアボカドなど季節の果物を大声で宣伝する屋台主……。

路上で見かける屋台は人々の生活に深く根付いていて、果物や野菜、肉・魚から、本、雑貨、またカフェやレストランに至るまで、生活に必要なほぼすべてがそこにあるといっても過言ではありません。

 

現在ヤンゴンには7万を超える屋台が存在するといわれていますが、最近、一部のエリアで屋台の撤去が始まるという告知がヤンゴン市開発委員会よりなされました。

背景にあるのは、ヤンゴン市内の渋滞の深刻化です。

鉄道の整備が道半ばであること、また自動車輸入制限の緩和などにより、ここ数年で車の数は右肩上がり。そのため、ひどい所では10分で10mしか進まないようなことも。

これを解決するために、歩道や車道空間を「店」として使ってきた屋台のあり方が見直され始めています。

 

失われつつある屋台文化

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11月に発表された撤去の対象は、ボージョーアウン・ストリートやマーチャント・ストリートなど、ダウンタウンを縦横に走る基幹道路の計11本。対象屋台は約6千にも上るとのこと。

この動きの背景には交通渋滞のほかにも、屋台が抱えるごみ処理や保健対応など衛生管理の問題も指摘されています。

 

ただ、そういった問題の一方で、屋台の撤去はそれによって生計を営んできた人々の生活基盤を脅かすことになり、単に撤去だけすればいいというものでもありません。

この解決策としてヤンゴン市が行ったのは「ナイトマーケット」の創設。

ダウンタウンの南側・ヤンゴン川に面した港エリアに沿って走るストランド通りの車道を一部転用し、電気と水道、公共トイレを備えたスペースを整備して2千の屋台を移設させるという計画です。

このナイトマーケットを作ることで、屋台の移転先の確保だけでなく、例えばバンコクにあるような観光スポットとしても活性化させていきたいという狙いもあるようです。ただ、この構想も実現までには2年以上も時間を要したそうです。

 

こうして今年11月下旬に実現したものの、移転先としての良し悪し、従来の生活密着型屋台と観光スポットとしてのナイトマーケットとの親和性など、課題はまだまだたくさん。果たして成功するのか、今後の行方が大いに気になるところです。

 

そうした政策的な動き、それに近年のスーパーマーケットの浸透による人々のライフスタイルの変化に伴い、近い将来には過去の遺産となってしまうかもしれない屋台文化。

今回はそれら屋台で食べられる、おすすめフード3選も併せてご紹介します。

 ※屋台は屋内での飲食に比べ衛生環境が劣る上、店によって衛生管理のレベルも異なります。特に屋台に慣れていない方は注意して自己責任で楽しんでくださいね

 

ミャンマーのB級グルメ3選

1.トウフヌエ

ミャンマーのシャン州には豆腐(大豆ではなくヒヨコ豆を使う)を使った料理が多くあります。

トウフヌエもそのひとつで、やわらかくて温かい豆腐を米麺の上にかけ、味付きのそぼろ肉を載せた麺料理です。豆腐のトロトロとした食感ともちもちの米麺は相性バッチリで、あっさりした味なので日本人の口にも合います。朝しか置いていない屋台も多いので、行く時間には要注意。

 

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写真はダウンタウンのボージョーアウンサンストリート沿い、FMIセンター前の屋台のもの(12月よりボージョーマーケット内に移転予定)。1杯1000チャット(約86円)。

 

2.アトウッ

「和え物」という意味のアトウッ。

ミャンマー料理には様々な種類のアトウッがあり、砕いたピーナッツで味付けをしたもの、ラペッ(お茶の葉)と和えたものなどバラエティ豊富です。

 

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写真は蒸したコーンとピーナッツに、ラペッ、ドライ・フィッシュ、マトンジャーキーのシュレッド、生ガーリック、グリーンチリを載せたもの。ほくほくしてピリ辛でしょっぱさもあり、お酒のおつまみに最適です。

レーダンタウンシップのショッピングセンター、セインゲーハーの道路向かいにある屋台で、1パック500チャット(約43円)。

 

3.ベイモウッツ

もちもちした生地にナッツ類を入れ、たっぷりの油で焼いたミャンマー版パンケーキ。

少し油っこいですが、そぼくな甘さともちもちした食感がくせになるおやつです。

 

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写真はレーダンタウンシップのウートゥンリンチャン・ストリート沿いのお店。

1枚500チャット(約43円)。このお店は屋台ではありませんが、ベイモウッツ自体は代表的な屋台スナックのひとつです。

 


 

どれもおいしそうですね!

 

交通機能としての「道路」と、市民のコミュニティの中心としての「通り」。

その双方の役割を損ねないようにしながらメリハリをつけた役割を道路にもたせることは、都市計画的な視点においてもさじ加減の難しいテーマです。

ヤンゴンらしい、活気づいた屋台が並ぶ光景を残しつつ渋滞も解決できる、バランスのとれた街になっていくことを祈ります。

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Ambassadorのプロフィール


大澤四季

一橋大学卒業後、森ビル株式会社に入社。住宅事業部や開発統括部で不動産管理運営、再開発、エリアマネジメント立ち上げの経験等を経た後、2015年11月、大学時代より毎年通い続けたミャンマーに移住。不動産開発プランナーとして、Yoma Strategic Holdings Ltd.(ミャンマーの複合企業SPAグループのSGX上場グループ会社)に勤務。

大澤四季さんが書いたノート


ミャンマー に関するノート