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ミャンマーの食事は油が多くて不健康!?ミャンマー人の健康意識について街頭インタビューして分かったこととは?

Posted on 2019年01月23日
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ミャンマーで生活していて思うのは「ミャンマーって、健康に悪そうな食べ物が多いな……」ということです。 


上の写真のように油を大量に使うミャンマーカレーや、甘さたっぷりのミャンマー紅茶(ミルクティー)など、基本的に濃い味のものが多く見られます。しかもそんなミャンマーカレーを、ミャンマー人は毎日のように食べるのだから驚きです! WHOの調査では、ミャンマーの成人のおよそ4人に1人が(24.9%)が高血圧患者だと出ています(文末注:1)。


「そもそもミャンマー人は、健康を意識しているのだろうか?」。その疑問をもとに、街頭インタビューを行うことにしました。


 


 

街頭インタビュー開始!

最大都市ヤンゴンの中心部スーレーパゴダ周辺で、街頭インタビュー開始です。ここは車の往来が激しく、人通りも多いとてもにぎやかな場所です。


午前10~11時の1時間で、年齢に関係なく、男性4人、女性6人の計10人に健康について聞いてみました。


 

「健康を意識している」人たち

街頭で話を聞いた10人中、7人が「健康を意識している」と答えました。


そのためにどんな行動をとっているのか、深堀りして聞いていきましょう!


 


 

「健康を意識派」 1)運動。食事制限するよりエクササイズ!

「もちろん健康を意識しているわ」と自信満々に答えてくれたのが、寝具屋を営む40代の女性。
「毎日30分のウォーキングをするの。食事で摂った油を消費しないとね」。油の量は気になるが、ミャンマーカレーは食べたい……。そのために、ウォーキングを始めたのだとか。


 


「私はYouTubeでエクササイズ動画を見ながら運動するのよ」と答えてくれたのは19歳の女子大学生。一方で、真夜中にお腹が空いて、夜ご飯の余り物をよく食べてしまうそうで、「健康に良くないことは知ってるんだけどね」と笑っていました(彼女がよく見るという、フィットネス動画:https://youtu.be/PJh9lPFppuo)。


 


最も印象的だったのは、香辛料ショップを営む48歳のお母さんです。「仕事中は座っているだけなの。だから最近、220,000チャット(約17,600円)でランニングマシンを買って、ウォーキングしているわ」。
ランニングマシン!? ジムに通うというケースは聞いたことがありますが、自宅用に1台購入してしまうとは……驚きました!


 


 

「健康を意識派」 2)食生活への配慮。学校で食育について学んだから?

小学3年生(8歳)の教科書。バランスの良い食事について書いてある


20歳の女子学生はこんなことを教えてくれました。「油や塩分をなるべく減らして、しっかり野菜を摂るように意識しているわ。小学校で食育について勉強したしね」。


ミャンマーの公立学校のカリキュラムにも理科があり、そこで食育についても触れて、小学生の頃から健康や栄養について学ぶのだそうです。


 


 

「健康を意識派」 3)瞑想。心の健康にも気を使う!

仏教の戒律上、正午から次の日の朝までは食事をすることができない(文末注:2)


寝具屋を営む40代の男性は、こう答えてくれました。「施設で、瞑想を月に一度するんだ。身体的な健康はもちろん大切だけれど、精神的な健康も大切だと思っているからね」。瞑想の後は、気持ちがとても安らかになるのだそう。


ミャンマーには瞑想センターという施設が街によくあり、多くの人が瞑想を日常的にしています。質問に答えてくれた男性は、センターで朝4時~21時の17時間、瞑想や僧侶との対話などに取り組むのだそうです。


 


 

「健康を意識しない派」 将来的には…

「健康について意識していない」と答えた3人も、詳しく話を聞いていくと、全く気にしていないわけではないことが分かりました。


噛みタバコを売る52歳の男性は「仕事が忙しくて意識していられないんだよな。子どもが自立して、自分の仕事も落ち着いたら、運動を始めるつもりだよ」。


道端の屋台で食事をしていた20代後半の女性は、「今は20代で、おいしいからお腹いっぱい食べるけれど、30歳になったら食事にも気を使おうと思っているの……」と話してくれました。


 


将来的には意識して行動したい、という気持ちが垣間見えました。「健康について気にはなっているが、行動はしていない」という人が多い、という点では、日本もミャンマーも大きな違いはないのかもしれませんね。


 


 

まとめ

魚カレー(右手前)、鶏ガラスープ(左)、白米(奥)。カレーに油たっぷりで、野菜は入っていない


私の予想以上に、健康を意識している人は多かったように思います。


「意識していない」と答えた3人も、現在は具体的な行動をとっていないだけで、健康について考えていました。インタビューをした10人全員に、多かれ少なかれ健康を保とうとする意識があることが分かりました。


 


ただ、自信満々に「意識している」と答える人の中には、健康のための行動とはいえ効果的でないように感じるものも。ランニングマシンを買ったお母さんの運動は一日たった200歩のウォーキングのみ……。また、「瞑想をしている」という男性は小太りで、おせじにも健康的とは呼べない体型でした。彼には月一回の瞑想より、定期的な運動が必要なのでは……と思わざるを得ません!


「食生活に気を配っている」と答えた50代女性は手料理も見せてくださったのですが、これも健康的といえる感じではありませんでした。


 


ミャンマーでは、意外に多くの人が健康を意識しているようです。しかし! 本当に効果的なことができている人は少ないのかもしれません。


 


 


【参考文献リンク】


注1)Prevalence of raised blood pressure/世界保健機関


注2)Wikipedia/八斎戒について


 

経験した日: 2019年01月21日

Ambassadorのプロフィール


リンクルージョン

私たちはミャンマーでマイクロファイナンスによる貧困削減をITで支援しています。農村やスラムに暮らす人々が、どのような生活をおくり、何を感じているのか。どのようなビジネスをしているのか。ニュースや統計データからは感じることができない、ミャンマーに生きる人々のリアルな姿をお届けします。

リンクルージョンさんが書いたノート


ミャンマー に関するノート