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躍進するネット社会~デジタル・マーケティングの知見を東南アジアに輸出する – 株式会社ブレイク・フィールド社 代表取締役社長 井田正幸氏

Posted on 2015年10月27日
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株式会社ブレイク・フィールド社 代表の井田氏は、これまで日本のネット広告領域で蓄えた豊富な経験と知見を活かすべく東南アジアに進出した。最先端のデジタル・マーケティング手法を駆使することで、クライアントのビジネスを加速させる。

爆発的に増えるベトナムのネット人口

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御社の事業内容について教えて下さい。

当社の事業は主にふたつあります。ひとつはネット上の比較サイト運営です。 比較サイト運営は見渡せば様々な種類のものが運営されていますが、当社はこれを「マネー」と「通販」業界に絞っています。マネーでは、カードローンやクレジットカード、通販ではサプリメントやコスメの比較サイトを運営しています。自社の比較サイトへ年間約20億円のインターネット広告費を使用し、集客しております。そのため、弊社が特化している分野、特にカードの比較サイトは日本で大手サイトの1つとなっております。 もうひとつは、インターネットネット広告代理店事業です。これは弊社が、自社で年間約20億円も使ってインターネット広告を出稿していると、「どこの広告が効果的か」「どの手法はやめておいたほうがいいか」といったノウハウが溜まります。広告代理店チームはそのデータをもとに、効果の良い媒体・手法をクライアントに提案しています。日本で、インターネット広告代理店はたくさんありますが、自社で10億円、20億円と広告を出稿しているところは、ほとんどありません。評論家ではなく、実践的な広告代理店といえると思います。これは、弊社の大きな特徴の1つです。 このふたつの事業を軸に、2014年からは海外事業の第一歩としてベトナムに、子会社を設立し進出致しました。今はタイ、インドネシアにも進出を検討しております。

海外ではどのような事業をしているのですか?

ベトナムで、インターネットマーケティングのコンサルティング事業をしております。 ベトナムをはじめ、多くの東南アジア諸国は、GoogleとFacebookの世界で、日本で蓄積したノウハウが、そのまま活用できます。また、日本のインターネット広告市場は1兆円、ベトナムは現在100億円強と推定されおり、市場規模の観点から、現時点では日本の方がデジタルマーケティングは進んでいます。 弊社は、ローカルの会社では提供できない、ベトナムで最先端のデジタルマーケティングを提供しています。 合わせて、「PREMIUM JAPAN」というベトナム語でのソーシャルメディアを運営しており、Facebook上で約25万人のファンを擁するページに成長しています。 コンセプトは「かっこいい日本を伝える」。これだけの情報化社会においても、外国の、日本に対するイメージはいまだに「寿司・富士山・芸者」、ドラマは「おしん」と非常に古くて固定的です。若者が喜ぶような現代日本の姿を伝えたいとの想いをもって運営しています。 また、ここでも自分たちがメディア運営をすることで培ったノウハウを活かして、Facebookなどのソーシャルメディア運営代行サービスを提供しています。当社は日本でFacebookにも積極的に広告枠を出してきたので、企業がSNS上で宣伝をする上でのノウハウも豊富にあります。それを日本と同じ品質でベトナムに提供しています。 また、昨今はFacebookページのファンの多さから、ネット調査のご依頼をいただくことも増えてきています。

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海外進出の第一歩として、なぜベトナムを選ばれたのでしょうか?

今後の東南アジアの成長を見越して海外進出したいと考え、何ヶ国か視察に訪れたんです。最初からベトナムを考えていたわけではなく、まずは海外で事業をやってみたいという気持ちからでした。 色々と回るなかで、現地で起業している日本人の若者たちとの出会いが多くありました。彼らは200~300万円程度の自己資金を、現地で10倍くらいの貨幣価値にすることで起業していました。これはすごいアドバンテージですよね。近年国家間格差が均質化されている流れから近いうちにこのアドバンテージはなくなるので、そういう意味では今がまさにチャレンジできる、ラストチャンスなのではないでしょうか。 そのようにしていち早く起業した彼らと話していたら、なんだか自分まで楽しくなってきまして。彼らが目を輝かせながら話すその姿に触発されて、私もぜひやってみたいと気持ちを強くしました。 我々は大企業ではなく、ベンチャー企業です。ニッチな分野でナンバー1をとるということを念頭に日本でも頑張ってきました。まずは、同じく、ニッチでもナンバー1を実現できる可能性を考え、ベトナムを選びました。 タイやシンガポール、マレーシアは経済がだいぶ進んでいる一方で、弊社の同業も多数進出されています。また、ミャンマーやラオスでネットビジネスを展開するのは、今はまだ、インフラの問題などから早すぎます。ベトナムはちょうどその中間に位置している印象で、我々が海外で最初に起業するのに適していると思いました。それに昨今は日系の消費財メーカーもどんどん進出してきていて、消費地としてのポテンシャルも高まっています。 このように理屈は色々あるのですが、最後はフィーリング、結局これが大きくて。ベトナムという国を眺めていると、私たち日本人が忘れかけているものを思い起こさせてくれるような気がするんです。家族をとても大切にしているところとか、昼飯時になると男女関係なく地べたに座ってお弁当を食べる様子とか、私にはぐっと感じ入るものがありました。 そして、「これから、皆で豊かになろう」という意欲を強く感じました。

ベトナムではどのように事業を進めてきましたか?

当初ベトナムはデジタルが未熟だと見なしていたことから、「PREMIUM JAPAN」は、紙のメディアから始めました。ベトナムの2大新聞のうちのひとつ「THANH NIEN」と契約して、「PREMIUM JAPAN」を折り込んでもらう形で発行しました。航空会社や日系企業のスポンサーをつけて7回ほど発行しましたが、今ではこれをネットのみに集約しています。ベトナムでのデジタル化のスピードは、予測していた以上の速さで成長していきました。 日本と同様、ベトナムは大きくネット社会に移行しています。いえ、日本以上かもしれません。中国製の格安スマホが出まわり、自宅にTVも無い人がスマホを持つ。スマホが唯一の外界コミュニケーションツールだという人が、この国にはいます。 Facebookは私が最初に来た頃はまだ解禁さえされていなかったのに、今ではベトナムのFacebook人口は3000万人です!(ベトナムの人口は9000万) 日本が1億2000万の人口に対してFacebook人口2500万ですから、ベトナムの方が比率も高く、しかもこの数字は今も急速に伸びています。 新聞でも発行部数46万部が最多なので、上り坂どころか垂直に上がるようにしてネット人口が増えているのです。 オールドメディアからニューメディアへ徐々に移行してきた先進国のたどった道とは異なる、未知の世界がここには広がっています。先進国が10年かけてした変化を1年で果たしてしまうこの国の現状は、デジタルを得意とする当社にとってもまさに追い風です。 デジタル・マーケティングをまだ活用しきれていない企業は、意外にもまだ多くいらっしゃいます。それは、これだけネット社会が進んでいるのにまだ竹やりで戦っているようなものです。対して鉄砲であるデジタル・マーケティングを活用することで、より効果的な営業効果が得られます。当社は日本で培った最先端ノウハウを、日本と同じクオリティで提供することで、クライアントの事業をサポートさせていただいております。

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