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カンボジアでビジネスがしやすい3つの理由-HUGS Co.,Ltd. CEOの黒川 治郎氏が取り組む、絆ストリートプロジェクトという進出支援の形

Posted on 2014年10月14日
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カンボジアで農地開発と農業経営、日本企業の進出支援を行うHUGS Co.,Ltd. CEOの黒川 治郎氏。現在カンボジアに80ヘクタールの農地を経営する他、プノンペンの中心地に10店舗以上の日本の店が集まるJapan Streetを作るなど様々な事業を展開。2011年には自身も家族とともにカンボジアへ移住。日本企業のカンボジア進出支援も積極的に行ない、現在までに400名を越える経営者をカンボジアへ導いている。

ゼロからイチを生み出せる環境が、ここにはある

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カンボジアに移住されて何年目になるのか教えて下さい。

カンボジアに妻と娘と住み始めて4年目です。本当に住みやすい国で、ビジネスチャンスもたくさんあります。 この事実はほとんどの日本人に知られておらず、まだまだカンボジアのイメージは貧困や地雷のイメージが大きい状態。私たちはそこをまず変えていきたいと思い、日本企業のカンボジア進出支援を始めました。 カンボジアに関するセミナーを日本全国やシンガポールなどの周辺国で開き、現状を知っていただいたら、カンボジアにツアーで実際に足を運んでいただきます。その後、もしカンボジアで実際に何かしたいと思われた方には、進出の支援をさせていただいています。

実際に何か日本企業がカンボジアで事業を始められたケースはあるのでしょうか?

現在、「絆ストリート」という飲食店など日本のお店が集まる通りをプノンペンで作り、既に日本から来た飲食店が8店舗オープンし、 さらに5店舗が2014年以内にオープンを予定しています。 焼鳥居酒屋や本格ケーキショップ、焼肉屋やたこ焼き屋など、本気でカンボジアで何かしたいと思われる企業様が日本を発信するために来られています。 世界どの国に行っても大抵の場所にコリアストリートやチャイナストリートがあるのですが、まだカンボジアにはないので、先に作りたいですね。 カンボジアの中では、中国の存在感が一番強いです。ODAは日本が一番多く払っているのですが、最近は中国の額がどんどん追いついてきています。 ただ、中国人にはできない、日本人だからこそできるカンボジアへの貢献方法があると思うので、そういった部分で存在感を出したいですね。急成長を遂げるカンボジアにとって今は大事な時期なので、そこに日本人がさまざまな角度で貢献するのは意義があるはず。 そのためには、まだ圧倒的に日本人の数が少なすぎるので、より多くの日本人に本気でカンボジアでビジネスを始めていただき、弊社もそういった方たちが活動するための環境を整えて、一緒に盛り上げていく流れを作っていきたいです。

なぜ、ストリート名に「絆」という言葉を使われたのでしょうか?

「絆」という言葉はカンボジアにとって馴染みが深い言葉だからです。 実は、カンボジアには日本のODAでできた「絆橋」という橋があり、それがカンボジアの現地貨幣に写真が使われています。 また、プノンペン大学という、カンボジアの東大にあたる大学があるのですが、そこにも日本の支援で600人収容できるホールと図書館が建てられています。 そこに日本の起業家を呼んでカンボジアの若い方に向けの講演を開催したのですが、多くの若者が集まってくれました。今後も講演会をしたり、日本のお祭りをしたりしようという話が出てきていて、絆ストリートプロジェクトから面白い動きがどんどん生まれていきそうです。

1年後に周りの環境がどうなっているか、予想がつかない

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カンボジアでのビジネス環境について教えて下さい。

カンボジアは今、ゼロからイチを生み出していける経済ステージであり、日本人にとってビジネスを始めやすい場所。本気でやれば何でもできると思います。 3つのハードルが他の国に比べて非常に低いのです。 ひとつ目が、100%外資で法人設立が可能なこと。ふたつ目が、国が開放政策をしているので、得た収益を無制限で外に持ち出せること。3つ目が、1年間の滞在VISAが、ほぼ一日で誰でも簡単に取得できてしまうこと。 こういった要素があり、かつこれだけ国としての伸びしろがあり、しかも親日国。どこに行っても笑顔で迎えられますし、さまざまな要因から考えて、カンボジアは最初の海外進出先として非常に魅力的だと思います。 カンボジアに来られた方は、皆さん「ここでビジネスをしたい」と仰いますね。まずはカンボジアで始めてみて、そこからASEANの他の国での展開を考えるのもひとつの手段だと思います。 いざ何かをやるとなると、慎重になってしまうのは日本の良いところでもあり悪いところ。海外で積極的に事業を始めてみるという流れを作りたいですね。

カンボジアに移住されてから、どのようなご自身の変化がありましたか?

カンボジアに住み始めてから、農業をしたり孤児院の子どもたちと触れ合ったり、日本ではやらなかったようなことに取り組むようになりました。 農作業をするなかで土に触れて太陽を浴びることは本当に気持ち良いですし、カンボジアの人々からは多くのことを学ばせていただいています。 また、海外にいるからこそ実感する日本人の素晴らしさやカンボジアのことを日本人に伝えたいという使命感を抱くようになり、たとえば、昔は人前で話すなんて考えられなかったのに、今では何百社もの企業様にセミナーを開催するまでになりました。

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海外で事業をする際に大事な視点は何だと思われますか?

日本で大事にされている文化を理解しながら、そうでない文化も理解しようとすることではないでしょうか。 たとえば、日本人は時間を分単位でしっかりと守りますが、カンボジアではそれを実行できる人は多くありません。 日本人のホスピタリティや時間を遵守するという姿勢は世界最高レベルで素晴らしいと思いますが、それを押し付けるのではなく、相手の文化とのバランスを見ながら事業をローカライズしていくことが大事だと思います。

カンボジアはまだ発展途上国と言われており、事業収益をあげにくそうなイメージがあります。

今、プノンペンで一番売れている日本食レストランは、月に約1500万の売り上げで3分の1が利益になっています。カンボジアは貧富の差は大きいのですが、他の国と同じように富裕層は一定数います。 外を歩くと高級車もたくさん走っていますし、イオンモールが進出したことから見ても、中間所得層が増えてきていることがわかります。そういった富裕層が使いたいと思えるサービスを提供することで、事業利益を出すことは可能です。

黒川社長の今後の目標を教えて下さい。

20代までは細かい人生設計を考えていたのですが、今は周りの環境が自分の想定を常に上回っているので、正直1年後のイメージすらつきません。 それだけカンボジアという国の成長スピードが早いのだと思います。絆プロジェクトを筆頭に今後事業はさらに拡大するでしょうが、常に誰と事業をやるかにこだわり、社会的にも事業的にも意味のあるものを作り続けられるよう、突き進んでいきたいですね。

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