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文法や発音に時間をかけるな!ビジネス英語で圧倒的パフォーマンスを上げるためにやるべきこと

Posted on 2020年01月10日
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非・英語ネイティブがビジネスで英語を使いこなすのは、至難の業(わざ)です。帰国子女でもない僕も、英語でのコミュニケーションには公私ともに非常に苦労を重ねてきました。


本記事では、その中で見つけたビジネス英語を磨く、おそらく最も効果的な方法をご紹介しようと思います。


 


 

僕のこれまでの英語との関わりの軌跡

まずは僕と英語との関わりですが、それまでの学校教育を除くと、30歳でシンガポールMBA留学を志すところからスタートします。


その後、
(31歳) ビジネススクールに入学するための勉強開始、TOEFLの専門学校や英会話学校に通う
(32歳) 念願のシンガポールMBA留学、1年間学業に専念する
(33歳) 卒業後、日本に戻って初めて英語を使って仕事をする(この頃、イギリス人女性と国際結婚)
(34歳) シンガポールに移住して転職、日系企業で働く
(36歳) ロンドンに移住して転職、外資系企業で働く
(37歳) ロンドンで起業、今に至る
と、公私ともに英語を使う環境に身を転じてきました。


 


 

自分の軌跡を振り返り、何が良かったか?

上記の軌跡を振り返り、英語学習の効果を独断と偏見でまとめてみます。


■試験対策の専門学校に通う(TOEIC、TOEFL、GMAT)
 ⇒試験のスコアはアップするが、英語を使いこなす力(実践力)は上がらない


■英会話学校に通う(通学、オンライン)
 ⇒アウトプット(Speaking)する時間が少なく、効果を感じるのに相当な時間を要する
 (例)1時間/回のレッスンを週2回受講しても月間で約8時間。しかも自分が話す時間はその1/3程度?


■海外MBA留学する
 ⇒英語漬けの環境をいかに作れるかにかかっている。過酷なMBA生活をサバイブするためには情報収集も必要で、中には日本人同士で固まってしまうことも多い?


■英語を使って仕事をする
 ⇒本気で英語と向き合わないといけないので効果的。ただ、日本での勤務や、外国でも日系企業で働いていると、日本語で何とかなってしまうので、英語を使うことから逃げてしまう傾向にある。外資系企業の海外勤務が最も早く上達するが、かなりの負荷がかかる


レビューしてみると、どれも一長一短です……。


 


 

僕が実践した、最も効果の上がる方法。それは……

上記に記載していない、僕が実践し最も効果を感じた方法があります。


それは「自らの仕事のことを1on1で、英語でディスカッションする」ことです。


 


僕は仕事で活かせる実践的な英語力を磨こうと、英会話学校にそれなりの長い期間、投資してきました。
しかし、MBA留学中に英語でのディスカッションをしていた時にそのアプローチは間違っていたことに気付いたのです。


英語でのディスカッションは、英会話とは全く異なるスキルやマインドセットが必要であると感じました。
英会話のセッションでは、会話時間のほとんどを文法や単語や発音を教えてもらうのに費やしていたのですが、ディスカッションでは、そんなことを指摘される時間はなく、スピーディーに相手の話を理解し、自分の考えていることを分かりやすく口に出すことが何より重要になります。


これは実際のビジネスシーン(交渉、商談、会議、メール、電話等)では尚更のことです。
日本人は、日本語ですら自らの意見を主張するのが苦手な傾向にあります。グローバルな環境で仕事をすることを考えた時に、英語でディスカッションする力は意識的に練習して鍛えておかないといけない必須能力だと思います。


 


話を戻します。
英語を使って1on1で会話する機会は有効活用すべきで、その時間を文法や単語や発音を教えてもらうのに使ってしまうのはもったいないと思います。


それに、せっかくの貴重な時間なので、ビジネス経験豊富なネイティブと会話することで、自然とビジネスで活用できる英語表現や英単語を身に着けられればいいですね! 


1on1の会話はできれば録音して、終了後に、自分の言いたかったことが言えたのか、どのような言い回しや単語を使ったらより効果的だったのか、聞き取れなかった箇所はどこか等をご自身でレビューし、またネイティブと1on1をする……。その繰り返しが、仕事で英語を使いこなす力を鍛える最善の方法だという結論に行き着きました。


 


ちなみに、僕の場合はイギリス人の妻がディスカッション相手でした。自らの仕事の話をするので自然と熱も入り、その必死さがスピーキング力向上につながりました。


また、想定していなかった質問や、違った立場・観点からのアドバイスを受けることで、新たな視点や視座を持つことができました。更に、そのディスカッションが本番の予行演習となり、仕事でのパフォーマンス向上にもおおいに役⽴ちました。


 


 

いざ!実践方法のアイデア3点

僕は妻が英語ネイティブなので、身近にディスカッション相手を見つけることができましたが、そうでない場合はどうすれば良いでしょうか? ここにアイデアを挙げてみます。


①英会話学校で講師にカスタマイズしてもらう
 
英会話学校で、ビジネス経験のある(できれば英語ネイティブ)講師を探すことはそこまで難しいことではないはず。該当する講師が見つかったら、英語の文法そのものなどは間違っていても指摘しないで欲しい、ただディスカッション相手になって欲しいことを伝えてみてはいかがでしょうか?


②英語でリーダーシップを発揮できるポジションに身を置く
 
仕事で英語を使う環境にいる場合、リーダーシップが必要とされるポジションに立候補してみてはいかがでしょうか? リーダーになれば、否が応でもメンバーと英語でディスカッションする機会を得ることができると思います。
 仕事で英語を使う機会がない場合は、自ら英語でディスカッションするグループを作ってみてはいかがでしょうか? 英語に限らず、最も効果が高い学習方法は、人に教えることだと思います。リーダーシップが必要とされる環境を自ら作り出すことを強くオススメします。


③英語でコーチングを受けてみる
 
コーチングでは、「質問」⇒「回答」を繰り返します。そのプロセスを英語で行うことで、飛躍的な英語力の向上が期待できます。更に、それがビジネス領域に特化した「ビジネス・コーチング」であれば、英語力アップに加え、ビジネス・パフォーマンスの向上にも効力を発揮するでしょう。社外のコーチから、さまざまな⾓度から質問されるので⾃分の考えが整理され、思考が深まり、新たな発見や気づきを得ることができると思います。


 


 

最後に

ビジネス英語力を飛躍的に伸ばす方法をご紹介しましたが、僕のような帰国子女でもない日本人がネイティブ並みに英語を使いこなすようになるのは、ほぼほぼ不可能だと思います。


海外ビジネスで成果を上げるためには、もちろん語学を常に磨き続ける必要はありますが、現在の英語力を補完する技術や手法、アイデア、仕組みを考えていくことが、語学力の不足を補うための重要なポイントなのではないでしょうか。


 


 

経験した日: 2020年01月08日

Ambassadorのプロフィール


ToruYagi

Aun Communication 代表取締役社長。32歳まで純ドメ。その後、海外MBA、国際結婚、2度の海外移住を経験。サントリー(日本) ⇒ 出光(シンガポール) ⇒ Marsh(ロンドン) ⇒ Aun Communication 創業(異文化コミュニケーションに特化したコンサルティング&コーチング・ファーム)。海外事業に携わる個人/組織を徹底サポート。英語によるオンライン・ビジネス・コーチングや異文化コミュニケーションに関するコンサルティングを提供。難病(ドラべ症候群)の息子を持つ2児の父。

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