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海外ビザ申請の重要ポイント!イギリスビザ取得に100万円かけた僕の学び

Posted on 2018年05月09日
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イギリス朝食の定番


シンガポールからロンドンに移住したToru Yagi です。


前回記事で意気揚々と移住理由について綴りましたが、イギリス配偶者ビザ取得でいきなりつまずきました!


 


前回記事:【移住ストーリー】シンガポールからロンドンへ ~息子の難病「ドラべ症候群」との闘い~(リンク)


 


1回目の申請は却下され、2回目で移民弁護士に相談してなんとか取得することができました。


イギリスビザ取得のハードルは高いとは聞いていましたが、まさか取得までに、期間にして半年、金額にして約100万円(ビザ申請費用や弁護士費用等)もかかるとは!


本記事では、こんなにも苦戦してしまった私か学んだ「ビザ申請にあたり重要と思われるポイント2点」をお伝えします。イギリスに限らず、ビザ申請において普遍的な内容として参考までにご一読ください。


 


 

ビザ申請時の大事なポイント1「心構え」

イギリス政府のビザ・移住に関するページ


ビザを申請する国が政策として移民を積極的に受け入れている、もしくは個人がその国に対して目に見える貢献ができる場合を除いて、その国は基本的にビザ発給に前向きではありません。審査は非常に厳格になると覚悟しておくべきだと痛感しました。


イギリス政府(UK Visa and Immigration)のホームページにはビザ取得要件のガイドラインが記載されているのですが、分かりにくい部分が多々あって(当然文章も長い)理解するのに相当時間を要しました。また、電話で問い合わせをしようにも問い合わせ先が見つけにくい場所にあり、やっと見つけたと思ったら有料……と、申請者泣かせのシステムになっています。


 


シンガポールもそうですが、移民を受け入れ過ぎるとその反動が起こるのも常で、Brexitも「移民に職を奪われている」というイギリス人の不満が背景にあったとも言われています。


ちなみにシンガポールは移民を積極的に受け入れることによって経済面において急成長を遂げましたが、今はシンガポール人の雇用を確保するために外国人のビザ取得要件がどんどん厳しくなっています。


 


移民に対してポジティブな印象をもっていないという前提を踏まえた上で、ビザ申請作業を進めるべきだったと後悔しています。


妻がイギリス人、かつ息子もイギリス国籍をもっていることから申請が却下されることはないだろうと、1回目は(移民弁護士に頼らず)個人で申請したのですが、甘さもあったのでしょう。結果、気持ちの緩みからいくつかの書類に不備があり、1回目の申請で却下されてしまいました。


 


 

ビザ申請時の大事なポイント2「審査の要点を意識せよ」

妻と出会ったシンガポールのビジネススクールでお別れの挨拶


1回目の申請時は特に意識していなかったのですが、2回目の申請で移民弁護士に相談していた中で、3つの審査の要点が見えてきました。ビザ申請にあたり重点的に審査されることを事前に把握しておくことは非常に重要だと、後になって思いました。


 


1.夫婦の関係性
イギリスに限らず配偶者ビザを申請する場合は必ずおさえるべきポイントで、ふたりの関係が本物か、偽装結婚ではないか確認されます。
1回目の申請時は「日本語の結婚証明書」と「その翻訳」を提出したのですが、それだけでは不十分だったようで、移民弁護士に相談した2回目は「ふたりの写っている写真30枚」「出会いからこれまでの大きなイベント(息子の誕生等)を時系列で説明した書類」を加えて提出しました。


 


2.財務能力
ビザを申請する国で生活するに足る金銭的な余裕があるのか、必ずチェックされます。イギリスの場合、具体的な金額も示すようガイドラインに明記されているのですが、その説明がアンクリアーなことが注意点です。


僕も妻もシンガポールでの仕事を辞めたうえでイギリスに行くので、イギリス移住当初の仕事による収入はゼロになります。その場合、貯金や不労収入があるのか、仕事以外での財務能力を証明しないといけなかったのですが、その条件下での必要額を読み間違ったことが、1回目の申請で却下された要因のひとつでした。


その反省を踏まえ、2回目は、条件に見合った財務能力を証明する資料をしっかりと揃えて提出しました。


 


3.語学力
ビザ申請をする国で生活するにあたり、言語の問題がないかチェックされます。イギリスの場合はもちろん英語で、英語力を証明するために試験を受けないといけないこともあるのですが、僕の場合、シンガポールでビジネススクールを卒業していたので試験は免除でした。
そのため、1回目の申請時はビジネススクールの「卒業証明書」を提出したのですが、それだけでは不十分ということで、2回目には、授業が英語で行われていたことを証明する書類も必要でした。


 


 

結論

ロンドン到着!さっそく近所の公園で遊ぶ息子


今考えると、たとえホームページ掲載のガイドラインを最初から完璧に理解していたとしても、2回目の申請で提出した書類をすべて揃えていたとは考えにくく、やはり自力での申請には無理があったなと思います。


もし、もう一度やり直せるとしたら、
1.はじめから移民弁護士に相談する
2.上記の審査要点3つを念頭に、これでもかというくらい強力なドキュメントを揃える
ということを実行、意識すると思います。


ビザ申請中はパスポートも提出するので手元になく、いつ結果が出るかも分からない状態なので、精神衛生上良くありません。スピーディーに取得することが大事だと思います。


 


今回はビザ取得という、海外移住者にとって最初の関門に際して、イギリス配偶者ビザをなんとか取得した私個人の思うポイントをまとめてみました。


 

経験した日: 2018年05月07日

Ambassadorのプロフィール


ToruYagi

Aun Communication 代表取締役社長。32歳まで純ドメ。その後、海外MBA、国際結婚、2度の海外移住を経験。サントリー(日本) ⇒ 出光(シンガポール) ⇒ Marsh(ロンドン) ⇒ Aun Communication 創業(異文化コミュニケーションに特化したコンサルティング&コーチング・ファーム)。海外事業に携わる個人/組織を徹底サポート。英語によるオンライン・ビジネス・コーチングや異文化コミュニケーションに関するコンサルティングを提供。難病(ドラべ症候群)の息子を持つ2児の父。

ToruYagiさんが書いたノート


シンガポール に関するノート