ABROADERS

  • HOME
  • 【異文化コミュニケーションの極意】僕がイギリス人妻との結婚生活を通して学んだ3つのポイント

【異文化コミュニケーションの極意】僕がイギリス人妻との結婚生活を通して学んだ3つのポイント

Posted on 2018年05月30日
0
3686

日本語の話せないイギリス人の妻と結婚して、2年半が経ちました。
結婚当初は日本とシンガポールの遠距離生活、しばらくしてからシンガポールでふたりの生活を始め、その後息子が生まれ、今は妻の実家ロンドンで妻の両親も含め一緒に生活しております。


僕は帰国子女のように流暢に英語を使いこなすわけではない(32歳のMBA留学が初の英語による海外経験)ので、それなりに苦労しながら言葉の壁を乗り越えてきました。


結婚前に妻と話して決めたのは、お互いを理解してどんなことでも話し合える風通しの良い関係でいようというものでした。今では間違いなく妻が僕の一番の理解者であり、妻にとっても僕が一番の理解者だと自負しています。


 


本記事ではそんな言語力に差がある夫婦がどのように信頼関係を築いていったのか、妻との結婚生活を通して学んだ異文化コミュニケーションのポイントを3つお伝えしたいと思います。


 


 

異文化コミュニケーションの極意

1.Open Speaking


妻と僕は育った環境も文化も言語もすべてが異なります。
そうすると何が起こるかというと、ある事象が起こった時の反応、感想、意見がまったく異なります。以心伝心、あうんの呼吸のない世界です。
結婚当初は、言葉なしに妻にある行動や言動を期待して、その結果が得られず(期待が裏切られ)妻に失望してしまうケースがよくありました。逆も然り。当時は、信頼関係を築くどころか信頼関係にヒビが入り続ける状況でした。
このままではマズイと思い、ふたりで話し合って変えたことは、どんな些細なことでも事象に対して何を思うのか、どんな感想なのか口に出すことでした。この「どんな些細なことでも」というのがポイントで、「こんなこと言葉にする必要ないじゃん」と思うようなことも口に出す(Open Speaking)ようにしたのです。そうすることで、少しずつ自分のことを妻に理解していってもらいました。


 


2.Neutral Listening


Open Speaking は自分のことを相手に理解してもらうための手段ですが、相手のことも理解しないと相互理解は深まりません。
これは僕の昔からの悪いクセなのですが、自分が賛同できない意見や納得できない主張を聞くと、知らないうちに聞き流しスイッチが入ってしまい情報を遮断してしまう傾向にありました。しかし、相手のことを理解するには、その聞き流しスイッチを切って相手の話に耳を傾ける必要があります。
育った環境、文化、言語が違う=自分と違う意見で当たり前、と思うことで妻の Open Speaking に対して、ニュートラルに耳を傾ける(Neutral Listening) ことができました。
このことから、バイアスなしに相手の話を聞いて、相手を理解しようとする姿勢が大事だと思います。


 


3.Co-creation


Open Speaking で自分をさらけ出し、Neutral Listeningで相手のありのままを受け入れたら、あとは自分のアイデアや考えと相手のそれらを組み合わせ(足したり引いたり、時には掛けてみたり)しながら、より良い第三の道を探ります。
両者の意見が異なる時も、どっちが勝つか負けるかではなく、より良いものを見つける努力をします。
これまた僕の悪いクセで、結婚当初は自分の意見や考えに固執しがちでした。しかし、共に良いものを創っていく(より良いアイデアや解を求めていく)という Co-creation の考え方を妻と共有してからは、自分の考えや意見を変えることに対して柔軟性が増していきました。
そうして妻との毎日の話し合いを通して気付いたのが、ほとんどのケースにおいて、妻の意見を聞きながら自分の意見を柔軟に変えていくと、自分ひとりで考えていた以上に良いアイデア、ソリューションが見つかることでした。1+1=3になるようなイメージです。
その経験、感覚を何度も何度も経験することで、妻との関係性はグンと良くなりました。
異文化コミュニケーションを行う当事者同士が、Co-creation の考え方に共感することが重要なポイントだと思います。


 


 

最後に

32歳の時にMBA留学により海外に飛び出したことで、異文化コミュニケーションに興味が湧きました。その後、国際結婚生活、海外での仕事経験を通して、異文化コミュニケーションのポイントが少しずつ見えてきました。


 


今回はそのポイントを3つにまとめてお伝えしましたが、これは国籍を越えたコミュニケーションに限った話ではなく、日本人同士、男女間や年齢差がある際にも適用できるコミュニケーションのポイントだと思います。


ぜひ参考にしてみてください。


 

経験した日: 2018年05月29日

Ambassadorのプロフィール


ToruYagi

Aun Communication 代表取締役社長。32歳まで純ドメ。その後、海外MBA、国際結婚、2度の海外移住を経験。サントリー(日本) ⇒ 出光(シンガポール) ⇒ Marsh(ロンドン) ⇒ Aun Communication 創業(異文化コミュニケーションに特化したコンサルティング&コーチング・ファーム)。海外事業に携わる個人/組織を徹底サポート。英語によるオンライン・ビジネス・コーチングや異文化コミュニケーションに関するコンサルティングを提供。難病(ドラべ症候群)の息子を持つ2児の父。

ToruYagiさんが書いたノート


シンガポール に関するノート