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現状に満足せず業界を盛り上げ続けるところにチャンスがある – リバークレイン信濃孝喜氏が全力で世界市場に挑む

Posted on 2013年10月08日
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オートバイ産業で世界一を目指すリバークレインの社長。日本最大のバイク総合ポータルサイト「Webike」の運営をしながら、業界を盛り上げるためにIT事業にとらわれない幅広い取り組みをしている。現在は日々拡大を続けるアジア市場に向けて邁進中。

オートバイ業界を盛り上げるためだったら、どんなことでもする

- 今後はアジア展開に力を入れられるとのことですが、現地に駐在員の方はいらっしゃるのでしょうか?

ベトナムに約3ヶ月交代で、常に2名の日本人エンジニアが駐在しています。現地のベトナム人スタッフは20名くらい。今ベトナムへ行っているエンジニアは、ベトナムへ一度も行ったことがなかったのですが、問答無用で送り込みました。
でも、帰国したらひと回りもふた回りも成長したうえに、また行きたいって言うんですよ。 社員に求めるのはこうやって何もないところから道を切り開くことができる「気合いと根性」。それさえ持っていれば、あとは私が仕事のできる人間に育てます。とにかく優秀な人じゃないとダメっていうベンチャービジネスはうまくいかないと思うんです。そもそも、普通の人でも素晴らしい結果を出せるようにするのがマネジメント層の役割。
だから、現状の能力の高さではなく、気合いと根性があってオートバイやITが好きな人と働きたいですね。やはり好きなことをやるのがいい。私は毎日が楽し過ぎて、こんなに楽しんでばかりでいいのかなと思うくらい(笑)。逆に現状に満足してしまい、この辺でいいやと思ってしまうのは良くない。そこで止まるのではなく、オートバイ関連事業で世界一になるために、さらに上を目指していきます。

 

- これからは社員の方々とさらに一丸になって世界市場に挑まれていくのですね。

そのつもりです。今振り返ると、起業をする時にこれから伸びていくと信じたこの市場を選んで本当に良かった。なぜなら、ビジネスの成功は選んだフィールドに大きく左右されるから。どの業種や職種、市場を選ぶかは、その人の能力や知識、その他さまざまな要因よりもビジネスに与える影響力が強いんです。

たとえば、素晴らしい会社があって、素晴らしい社員がいたとします。でも、その人たちが縮小する市場で良いビジネスが出来るかというと、それは非常に難しい。逆に伸びている市場、業界で成功できるビジネスモデルを見つける事ができれば、しっかりと結果を出せます。だから、どの市場を選ぶかは極めて重要。私たちの目の前には、これから明らかに伸びていく市場があるので非常にやりがいがあります。

チャンスが欲しければ、変化や格差が大きいところに行くべき

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- 現在、ECサイト以外にも、オートバイに関わるさまざまなサービスを展開されている理由とは?

私たちのメインビジネスはECサイト運営ですが、ECサイト屋ではありません。根本的に目指していることは、オートバイライフを支えるインフラを作ることで、より多くの人たちにオートバイを楽しんでもらい、生活を彩る必需品にすること。
だから、コミュニティサイトを作って交流できる場を作ったり、オートバイユーザーに喜んでもらえるカフェサービスを提供したりしているんです。今後は日本だけではなく、世界中のオートバイユーザーを繋げて、彼らの力も借りながら業界を盛り上げるような仕組みをインターネットやITを使って作りたいと思っています。

- オートバイ業界を盛り上げるための手段なのですね。

そうです。あとは業界だけでなく、オートバイのプロレーサーの知名度も、F1選手と同じくらいに高めたいと思っています。一時期F1がテレビで放映されて随分人気を博しましたが、そんな風にブームを作りたい。ヨーロッパやアメリカでは、プロのライダーで速く走れる人は国民的な知名度がありますし、アジアでも著名なライダーは人気があります。
日本でもそうなるために、現在全力で仕掛けているのは、全日本選手権のレース活動。そこで若干17歳の少年とチームを組み、彼を全日本初の、ロードレース世界選手権のチャンピオンにしようと奮闘しています。オートバイに関するものを売るだけではなく、業界を包括するような形でいろいろと取り組むことで、市場やビジネスの拡大も期待できるはずです。

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- 今後の海外展開への戦略について教えて下さい。

徐々に需要が出てきた新興国へのニーズに応えられるようにしていきます。現在日本製のオートバイは、海外で過去に中古で輸出されたものを含めると相当数が売られています。おそらく数千万台ほどあるのではないでしょうか。それを持っている人たちは、そのオートバイの部品が必要になります。
メンテナンスやカスタマイズをするための部品は、途上国だったら手作りしているような状況ですが、経済的に発展してきた新興国では、正規部品を使って趣味としてかっこ良くカスタマイズする人も増えてきた。こういった市場はさらに拡大していくはずなので狙っていきたいですね。
また、最近の大きな流れとして、オートバイや自動車産業というのは貿易障壁がどんどん低くなってきているんです。貿易障壁には、関税以外にも非関税障壁というのがあって、たとえばオートバイだったら排気ガス規制や騒音規制、道路交通法で免許の区分けなどがあります。それらが国によって違うので、大きな障壁になっていたんです。
そういったものが段々統一されてきているので、もしそれらが完全になくなれば、アジア全体の市場にひとつのチャンネルでアクセスできる「オートバイ経済圏」が誕生する可能性があります。おそらくそこには数千万台規模の市場ができるはず。ここにはチャンスが溢れている。2020年頃には、かなりの統合が進んでいるのではと考えています。

 

- 海外で働かれるなかで感じられた日本との違いはありますか?

実はあまりないんです。海外は仕組みや納期がかなりいい加減なのですが、はじめから苦労するだろうと思っていたから想定内というか(笑)。もちろん慣れない土地で壁にぶつかることも多々あるのですが、私たちは基本的に自前主義なので、やったことがないこともできるだけ自分たちでやってみます。その方が新たな経験ができて面白いじゃないですか。
若い人たちにも海外に出て、さまざまな経験を積んで欲しいです。チャンスは変化や格差が大きいところにあるので、成功する可能性も高いはず。でも、日本で通用しない人間が海外に行ったからといって、突然通用するようになるわけではありません。
できる人間は日本だろうが海外だろうが道を切り開くし、困難を乗り越えて成長していくもの。日本も世界の中の一部なのですから、日本だ、海外だとあまり分けて考えずに、自分にとって必要な経験だと思えば、その場所に行けば良いのではないでしょうか。

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