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インド 拡大する「結婚式市場」について【突撃!隣の彼女の海外ライフ】
みなさんこんにちは!Kayoreenaです。
今回の記事では、インドの結婚式市場について記事を書いてみたいと思います。「結婚式」ではなく、「結婚式市場」です。
現在、インドは世界屈指の経済発展国として、あらゆる分野で凄まじい経済成長を遂げていますが、今回その一つである「結婚産業」についての話です。
日本では「ナシ婚」なんていう少しさみしい?トレンドもありますが、インドはどうなのでしょうか?
インドの結婚式市場は急成長中
現在インドの結婚式市場は1兆ルピー(約1兆6300億円:NNA調べ)と言われており、今後30%前後で伸びていくという試算も出ています。
「結婚にかけるお金の金額」も大きく、現在でもお見合い結婚の文化が多く残るインドでは、新婦側の家族が新郎側にお金を払うという習慣があります。
家庭によりますが、結婚式にあてる費用は貯金の6割程度と言われており、特に娘を持つ家族は、上記の習慣もあるため、生まれたときから結婚資金を貯めると言われています。
英BBCは、南部カルナタカ州の元政治家が娘の結婚式で払った費用が50 億ルピーだったとニュースで取り上げた例もありました。
カメラが強い日系企業 結婚市場に食い込む
たとえば日本でも有名なキャノンは、一眼レフ、業務用印刷機の販売、修理、アルバム印刷と網羅した「結婚式用の写真一貫サービス体制」を通じ、全面的に市場を開拓しています。
現在、全国で推定25万人いるとされている結婚式専用のカメラマン。彼らにとって「画質へのこだわり」が高まっているため、小売価格が本体のみで25万ルピー以上するシリーズの販売が伸びているといいます。
インド人にとって結婚式とは「コストをかけてでもとにかく派手に魅せることが大事」であるため、カメラマンの中で「高級機材を揃えないと仕事が取れない」という認識が広まっているのだとか。
そのため、製品の使い方を教えるワークショップの開催数は、この2年で急増。2016年は118場所で開催し、1万人以上のカメラマンが参加したとのことです。
カメラだけではなく、アルバムの印刷分野にも力を入れているキャノン。13 年 10 月からは、高画質需要を掘り起こすべく、価格 4,500 万ルピーの大型業務用印刷機「ドリームラボ5000」を投入したとのこと。
複数の印刷業者や大型写真店に販売した実績もあるそうです。来年度までに約200 カ所の専売店全てに専用端末を置き、さらに需要を増やす予定であるとのこと。
結婚式市場に合わせたWeb サービスも展開
ウェドワイズ(WedWise)は昨年、顧客と業者をつなぐサービスをFacebookを通じて開始。2016年12月時点で会員は約4万2000人。
このサービスが作られた背景には「現時点では知り合いを通じてしか式場やカメラマンなどの業者を手配することができない」と言った多くの新郎新婦・家族の悩みが存在します。
女性創業者のジニー・コーリ最高経営責任者(CEO)は、「全ての人を1カ所に集めることで、プランニングを効率化することができる」とし、業者の広告料や新郎新婦に対する紹介料・プランニング料でマネタイズしています。
WedMeGoodも同様に業者を自分で選べるウェブサービス。
メイクアップ、写真家、衣装等それぞれカテゴリーが有り、住む街をセレクトするとそこからベストな業者を選んでくれます。
インド人にとって「結婚式」とは一生に一度のかけがえのないイベント 今後も産業として伸びる可能性大
このような形で、インドではさまざまなビジネスが結婚式市場に参入し、急成長を遂げております。
インドの純粋な結婚式についての記事は、私のブログの方で取り上げているので、こちらも参考にしてみてください。
インド人の友達 Shambhaviの結婚式に参加しました【動画あり】
経験した日: 2017年07月02日
by Nnn