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家賃相場は?探し方は?ホーチミンの住環境を紹介!

Xin chào! ベトナム在住の鼈宮谷(べっくや)です。海外に住むことが決まったら、まずしなければならないのは、家探し。何年も住むのに、ずっとホテル暮らし……というわけにもいきません。今回は、ベトナム・ホーチミンの部屋タイプ4種類と、家の探し方や家賃相場をご紹介します!
ホーチミンの4つの住居タイプ
ホーチミンで部屋を借りる場合、下記4種類のどれかに住むことになるでしょう。
1) 外国人向けのサービスアパートメント
まずは、一番メジャーなサービスアパートメント。
部屋の清掃やベッドリネン交換、洗濯などのサービスがついています。
自分で食器洗いや洗濯をしなくてもいいので、とってもラクチン。
また、サービスアパートメントは基本的に警備員がいるので、セキュリティ面でも安心。
特に女性の一人暮らしは、このタイプがおすすめです。
上司の家(サービスアパート)でホームパーティー。広い……。
<家賃はどのくらい?>
ワンルームなら300ドル/月〜、部屋数が増えると1,000ドル/月〜、ジムやプールがついた高級マンションだと、2,000ドル/月を超える部屋もざらにあります。
正直、物価と比較すると、ホーチミンの家賃は高いです……。
2) ローカルアパート
清掃やリネン交換がついていない、いわゆる普通のアパートです。
外国人は借りることができない物件もあるので注意が必要です。
縦に長く、1フロアごとの部屋数は少ないところが多いですが、日本で言う「団地」のような部屋数の多い物件もあります。
ベトナムの生活にどっぷり浸かりたい人には、このタイプがおすすめです!
<家賃はどのくらい?>
職場のスタッフや知り合いに聞いてみたところ、100ドル/月〜300ドル/月程度が相場のようです。
街の中心地(1区)に近くなると、当然家賃は高くなります。
また、ほかに家賃に大きく影響するのが「エアコンの有無」。
年中夏のホーチミンで、エアコンがないのはかなりきついので、少し値が張ってもエアコン付きの部屋をおすすめします。
3) ルームシェア・シェアハウス
一部屋や一軒家を数人でシェアする居住形態。
バス・トイレ、キッチン、リビングが共用です。
一軒家の場合、ネズミやゴキ○リとの対峙はほぼ避けられない……ので、それなりの覚悟は必要です。
でも、家に常に人がいる安心感や、みんなで一緒にごはんを食べる楽しさは、シェアハウスでしか味わえません。
<家賃はどのくらい?>
部屋の広さにもよりますが、100ドル/月〜250ドル/月程度。
窓の有無、エアコンの有無によって値段は変わってきます。
内見するときは、個室だけでなく、水回りやキッチンもしっかりチェックしましょう。
4) 一戸建て
中心地から少し離れた2区や7区は、富裕層向けの開発が進み、高級ヴィラが多く建ち並んでいます。
中には広い庭やプール付きの物件も!
家族で住むなら、一戸建ても検討してみてはいかがでしょうか。
<家賃はどのくらい?>
安くても2000ドル/月、上を見れば5000ドル~6000ドル/月というところも!
生活に余裕のある方は、ぜひ。
家の探し方・借り方は?
家の借り方は2種類。
ひとつ目は「不動産会社を通して契約する」、ふたつ目は「大家さんと直接契約する」です。
初めて家を借りる場合は、日本語が通じる不動産屋に問い合わせをするのがスムーズ。
在住邦人が多いホーチミンでは、日本人向けの不動産会社が多くあります。
まずはウェブサイトを見て、気になった物件があれば問い合わせてみましょう。
問合せ→内見→契約、という基本的な手続きは日本と同じです。
サービスアパートメントや一戸建ては、不動産会社を通すパターンが多いです。
<日本語が通じる不動産会社>
大家さんと直接契約する場合は、ベトナム人の知り合いかベトナム語が話せる人の協力が不可欠!
(自分がベトナム語を話せる場合を除く)
街中で【Room For Rent】の看板を探して内見したい旨を申し出るか、知人に空いている物件を紹介してもらいます。
部屋を決めたら、大家さんに契約書を作ってもらい、デポジットを払います。
ローカルアパートやシェアハウスは、このパターンが多いです。
また、英語のみですが、空き部屋を紹介するこんなサイトも。
一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
部屋を探すときの注意点
日本と同様ですが、周辺環境をチェックするため、まずはホテルで暮らしながら気になる物件をじっくり内見して決めると良いです。
ホーチミンは深夜まで営業する飲み屋も多いので、場所によっては深夜まで続く乾杯の音頭や大音量のカラオケに耐えなければなりません……。
また、ひったくりなどの軽犯罪がとても多いので、あまりにも人気(ひとけ)のない場所や、細くて暗い道を歩かなければならない場所は避けたほうが無難です。
「ローカルアパートで現地の生活にどっぷり浸かりたいんだ!」という方も、最初は不動産屋の力を借り、異国での生活に慣れてきたら自力で家を探して気に入ったところに引っ越す、という順番がおすすめ。
ホーチミンの家探し 私の場合
最初は、日本人向け不動産屋を通じてサービスアパートメントを契約し、そこで半年暮らしました。
これは私が住んでいたサービスアパートメント。
街の中心地までバイクで15分程度で、家賃は400ドル/月(部屋清掃、インターネット、リネン交換込み。洗濯、電気代は別料金)。
入居時に2ヶ月分のデポジットを支払ったので、初期費用は1200ドルでした。
広さは25㎡程度。ガスコンロはなく、料理はIHプレートで。
また、バスタブはなくシャワーのみです。
今は、友人に紹介してもらったシェアハウスに住んでいます。
住人は、ベトナム人3人、日本人5人の計8人。
一戸建てで、リビング、キッチン、バス・トイレが共用。
家賃は170ドル/月(インターネット、水道、電気別)。
中心地までバイクで10分程度で行けるので、とても便利です。
以上、ホーチミンでの家の探し方でした。
慣れない異国の地で快適に過ごすためにも、住環境はとても大切です。
ぜひ上記の方法をご参考に、最初の関門である家探しを楽しんでください!
ライター
鼈宮谷 千尋/Chihiro Bekkuya
大学卒業後4年間勤めたPR会社を退職し、日本語学校新規立ち上げのためベトナム、ホーチミンへ移住。WEBマガジン「Travelers Box」エディター/ライター、リトルプレス「WORLD YOUTH PRODUCTS」エディター。旅するように身軽に生きていきたい。
Ambassadorのプロフィール

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