- HOME
- シンガポールのネイル事情と職業階級
シンガポールのネイル事情と職業階級
こんにちは!シンガポール在住10年のKayです。IT会社への転職から始まったシンガポール生活ですが、その後ネイルサロンの経営をしていました。ネイルに関してはこちらでスクールに通い、ジェルネイルの「アクセンツ」と「EZFlow」の講師として教えられるエデュケーター資格を取得しました。スコットランド人の主人と結婚をし、どの国に転勤・移住をしてもやっていけるよう手に職をつけたいと考えた結果が「ネイリスト」としての道でした。
今ではシンガポールも日本と同じように「ジェルネイル」「スカルプ」などが普及していますが、
ネイルサロンを始めた5~6年前はこちらでは「ペディキュア」「マニキュア」などが中心。
技術やデザインは圧倒的に日本のほうが上でした。今でもシンガポール人は
日本のネイルやファッションが大好きで、日本人をオシャレの見本としている方が多いです。
こちらにある紀伊国屋では日本の雑誌が販売され、
オシャレな若いシンガポール人の間でも流行しています。
日本の大手ネイル企業もどんどんこちらへ進出してきています。
派手好きなシンガポール人の間での日本ファッションの王道はいわゆる「ギャルファッション、ギャルメイク」で、
大多数の日本人の印象からは外れている気もしますが……(笑)。
シンガポールと日本の違い
憧れはある日本ファッションですが、実際には日本で販売しているものを
こちらでそのまま取り入れて販売してもなかなか売れません。
それには様々な要因があるかと思いますが、気候の違いや価値観の違いが大きいかもしれません。
日本のシックでシンプルなデザイン、手触りの良い良質なものはなかなか受け入れられず、
明るい色調の「THE リゾート」という雰囲気の服が人気です。
目で見て分かることが一番の購入判断材料で、
クオリティまでは判断できないのが今のシンガポールでは一般的。
派手好きが多いこちらで好まれるデザインは、シンプルなものよりゴテゴテ!
「わざわざお金を出すのだから目で見て分かりやすいもの!」を好みます。
ビジネスウーマンでも3Dネイルなどは普通で、日本のように年齢や職業によって
周りを気にする方はほとんどいません。
会社の受付嬢はセクシーで、入れ墨を入れているような方もいます。
年齢を重ねたおばちゃま方も周りを気にすることなく好きな服を着て、惜しみなく!肌を露出します(笑)。
流行はありますが、それを意識するより自分の着たい服を着る、したいネイルをする。
周りは気にしない!というのがこちらの考え方。そして自分たちも周りを気にしません。
そういう意味ではシンガポールはアジアにありながら、日本とは異なり欧米に近い考え方なのでしょうね。
ついつい周りを気にしてしまう、日本人の方が世界でも特殊なのかもしれません。
シンガポールの職業階級事情

こちらでの一般的なデザインネイル料金は7,000~8,000円ほど。
今こちらは円安シンガポールドル高の影響もあり、東京より物価が高いと言われていますので、
日本と比較すると同じか少し安いくらいだと思います。
もちろん値段はピンキリで、こちらはマネキュアですら自分たちでは塗らないので、
学生さんたちは安価だが技術も低いお店を選んだりもします。
食事は外食、掃除は家政婦のお国柄なので、ネイルももちろんお金を払ってネイルサロンです。
自分たちで何でもする日本人は、本当に器用だと思います。
シンガポールで働くネイリスト。実はシンガポール人はほどんどいません。
基本的にはマレーシア人か他の外国人。シンガポール人が行う場合は、
心からネイルが大好き!という人か、オーナーとして人を雇う側にいるか。
ネイリストは華やかなように見えますが、実はかなりの肉体労働。
典型的なブルーカラーの仕事です。
こちらでは職業階級、職業差別が明確化しており、その中でサービス業は底辺の仕事とされています。
日本で就職ランキングの上位を締める旅行業や美容業、飲食業も同じ扱い。労働時間は長く低収入。
余談ですがこちらの日本人の友人が日本の感覚で「パン屋さんでアルバイト」をしたのですが、
これももちろん底辺の仕事。お客さんからも見下されたような扱いをされたと言っていました。
どんな場所ででも、生きていける力をつける
日本は昔から職人さんがいて尊敬される国。相手に喜んでもらえるサービス業も人気があります。
また例えばドライバーさんのように労働時間が長く過酷な仕事であれば、賃金が比較的高く設定されています。
そのため職業差別はあまりありませんが、こちらでは明確にあるのに驚きました。
とはいえ私がネイルの仕事を始めたのは、やはり外国にいる以上今後どうなるか分からないので、
ひとつでも職を持ちたいと思ったから。この仕事であれば、イスひとつあれば路上でもやっていけます。
将来は老人ホームでボランティアなどもいいなぁと思っています。
自分で足の爪を切れなくなった方のお手伝いをしてあげたり、
話し相手をしながらちょっとカラーをしてあげたり。
おばあちゃんになってもオシャレできると喜んでくれます。
自分だけの職があると、今後への広がりが見えるので、
海外就職を目指される方にはひとつ何かを極めることをお勧めします!
シンガポールでの就職、生活アドバイスなど私の経験でお伝えできることがあれば、
「英語でキレイとキャリアを学ぶ」オンラインサイト【ティアレ グローバル・レッスン】
(http://pinaco-inc.com/tiare/career.html)を通して、
テレビ電話「スカイプ」にて直接アドバイスさせて頂きます。是非ご相談ください!
提供レッスンはこちら : https://tiare-lesson.com/teachers/view/201
ライター
Kay
ロンドンの大学で4年間社会学を学び、日本で就職した後にシンガポールに移住。ITエンジニアとして会社員、そしてネイルサロンやオンラインショップの立ち上げなどを経験しながら滞在10年目を迎える。現在はスコットランド人の夫と共に、海外にもビジネス展開をしながら南国生活を楽しんでいる。
Ambassadorのプロフィール




















by Nnn