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ローカル住宅で感じた、シンガポールで働く人の裏事情

Posted on 2016年02月23日
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シンガポール在住の古林由華です。 前回は、私の自己紹介を兼ねてなぜ私がシンガポールに来ることを決めたのかについてお話させていただきました!「成長スピードの速い国で多くの学びを得たい」「異なる環境に柔軟に対応できる感覚を養いたい」と思い、来星してからはや4ヶ月。

 

最初は観光客気分もあり良い部分だけが目に入ることも多かったのですが、そろそろ生活にも慣れ、以前より冷静に物事が見えてきました。今回は日本人含め、シンガポールで暮らす外国人の生活事情について書きたいと思います。

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物価の高いシンガポールの住宅事情

シンガポールで人気のある住宅タイプは大きく2つあります。

● コンドミニアム:日本からの駐在の方や外国人が多く住んでいるマンション。プールやBBQピットなどが設置されていることが多い。家賃はルームシェアで月$1,000〜。マスタールーム(専用トイレ・シャワー完備)の部屋では月$1,500ほど。

● HDB:シンガポーリアンに一般的な集合住宅のようなもの。家賃はルームシェアで月$800〜。

 

どちらも1ユニットに3部屋から5部屋ほどあるので、ユニットごと借りると月30〜50万円ほどかかります。

私は後者HDBに住んでいて、シンガポール人の老夫婦の娘さんが使っていた部屋を借りています。

部屋の広さなどはコンドミニアムと全く変わりません。HDBに決めた理由は金額面と、あとはシンガポールの人たちの生活に馴染んでみたかったことです。

フレンドリーでお世話好き!シンガポール人の国民性

シンガポーリアンは世話好きな人が多いと言われますが、まさに私の家の大家であるおじさん・おばさんは、とても面倒見が良い方々です。

家に帰ってきたら私の洗濯物が畳んであったり、アイロンがかかっていたり、ご飯を作ってくれていたり......外国から来た私を本当の娘のように可愛がってくれて、いつも帰宅時間を心配されます(笑)。

「日本でこんなに外国人を気軽に受け入れられる家庭はどのくらいあるのだろう」とふと考えてしまいましたが、海外に出てきて新たな家族ができたようで、シンガポール人の優しさに触れながらとても安心した生活が送れています。

 

ちなみに、あまりコンドミニアムでは見ませんが、HDBでは洗濯物の干し方が少し変わっています。。日本ではベランダに物干竿があり、そこに干すのが一般的ですよね。こちらでは窓から竿だけを外に出して、そこに洗濯物を干します。つまり洗濯物が外に浮いているのです......!

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最初は驚きましたし、未だにこのやり方には慣れず、見かねた大家さんがいつも「仕方ない!」と手伝ってくれます。
上手に干さないと洗濯物が飛んでいってしまうので、不安な方は乾燥機などを使うことをお勧めします(笑)。 

 

また、シンガポールでは2月に旧暦を用いたチャイニーズニューイヤーでお休みがあります。その際にも、親戚の方々が代わる代わる私の家に遊びに来ていて、伝統的な飾りつけ(日本で言う門松、しめ縄の感覚でしょうか......?)をし、アンパオと呼ばれるお年玉のようなものを配っていました。

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私も、家族の一員としてアンパオを頂きました!

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日本のように、お正月は家族で集まり、一緒にご飯を食べ、特番のテレビを見ながら笑いが起こる。そんな何気ない日常をシンガポールで味わえたのも、HDBで現地の人と一緒に住むという選択をしたからだと、貴重な経験をありがたく思っています。

シンガポールで働く人の様々な事情

こちらに来てから驚いたことのひとつは、家庭ではお手伝いさんを雇っている家庭が一般的だということです。お手伝いさんの多くは、フィリピン等から出稼ぎでやってきている20代の女性。

先日家にいた時に、私の家を掃除してくれている女性と話す機会があったのですが、彼女のバックグラウンドや状況を聞いて考えさせられるものがありました。

 

夫はおらず、7歳になる娘さんとはもう3年会っていないとのこと。現在は彼女のお母さんが代わりに娘さんの面倒を見てくれているそうなのですが、携帯もPCも高価で買えず固定電話から少しだけかけるのが日課だと話していました。

7歳になる娘さんは「お母さんいつ帰ってくるの?」が口癖なのだそうですが、決してお父さんがいないことには触れない大人の心を持った子なのだそうです。

そんな28歳の彼女が頑張れるもうひとつの理由は実のお父さんのため。お父さんの夢である車の購入資金を準備するためにシンガポールにて稼いでいるとのこと。車があればお父さんがよりよい仕事を得られるからだそうです。

 

そんな話をしている時、急に彼女が泣き始めてしまって、正直私は何も言えず娘さんとの思い出話や、こちらでの仕事の話などを聴くことに徹するしかできませんでした。とても礼儀正しく「私は雇われてる身だから」と、私の大家さんがご飯を食べ終わるタイミングに合わせて自分も同じペースで食べ終えてすぐに席を立ち片付けを始めます。

日本ではあまりこういったお手伝いさんを雇うことは一般的ではないですが、こちらにいると様々なバックグラウンドをもった人たちに出会います。何が良くて何が悪いというわけではないですが、いろんな環境で育った人を受け入れられる柔軟な感覚を海外で身に付けたいなと思うきっかけになりました。

 

仕事をしていると、自分が携わっていることだけに目が行きがちですが、そこに至るまでにたくさんの人が関わっていて、生活環境ひとつにしても誰かの生活を豊かにしてくれる人がいます。

自分を取り巻く人や環境に改めて感謝をし、せっかくのチャンスを活かすべく仕事も全力で頑張っていこう!

そう思った来星4ヶ月目でした。

ライター

古林 由華/Yuka Kobayashi

1989年生まれ。福岡県北九州出身、山口県育ち。東京の大学へ進学後、日本のIT企業に就職。配属でまた福岡に戻る。大学在学中に経験したアメリカ留学をきっかけに海外就職に興味を持つ。
現在は、ヒトとヒトを繋げるお仕事に奮闘中。笑顔は万国共通!日々笑っていられる生活を!

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