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シンガポールで働く日本人女性インタビュー~日本文化・和菓子を海外で広める~

Posted on 2016年10月17日
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こんにちは! シンガポールで働く林です。 今回は、シンガポールで出会った同い年の女性、高崎さんにインタビューをさせていただきます。  

 

 

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和装の高崎さん

 

彼女との出会いは、「県人会」。シンガポールでは同じ県出身の人が集う「県人会」をよく開いています。

知り合いの紹介で参加したこの飲み会で出会い、刺激を受けた彼女について少しでも皆さまにお伝えできればと思います!

新卒入社から1年弱で、海外現地法人の社長に!

yukina2

 

現在のお仕事内容を教えてください。

 

  

taki

 2014年に日本で新卒入社した会社で、老舗和菓子店のシンガポール法人のManaging Director(現地法人代表)をしています。

シンガポールには、2015年3月から駐在していて、仕事は店舗運営に関わる全般となりますが、主には売上管理、商品の在庫管理、営業先回りなどです。

 

 

yukina2

 

入社して1年も経たないうちに海外配属、しかも現地の代表とはすごいですね!

 

 

taki

 もともと就職活動には、「海外×日本文化」というキーワードで取り組んでいました。

現職は海外展開の歴史も長く、今後も変わらず海外に注力する方針だったため、私が面接で伝えていた「海外で働きたい」というベクトルとうまく重なりご縁に至りました。

 

 

 

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経営される店舗にて

 

taki

 現地法人代表としてシンガポールに来ていますが、実は経営については何の経験もないまま海外に来ました。

勉強することだらけではありますが、日々「もっと会社を良くするには?」という視点で取り組んでいます。 

 

 

yukina2

 

もともと海外志向だったのですね。きっかけは何でしたか?

 

 

taki

 父の仕事の関係で小学生の頃、マレーシアに住んでいたのですが、中学生になって日本の学校に入学した際に日本文化の素晴らしさを感じる一方で「息苦しさ」を感じたことが強く記憶に残っています。

異質なものや多文化が許容されない、違ったものを排除しているような感覚を覚え、その時に「多文化、異文化」への意識が芽生えたこともあり、大学はフランスに留学しました。

 

 

yukina2

 

その時はアジアではなく、ヨーロッパを選んだのですね。フランスでの経験はどうでしたか?

 

 

taki

 

 当時はパリでジャパンブームが起こっていて、日本文化が世界的に注目されてきたところでした。ヨーロッパ最大規模の東洋文化研究所で勉強できることを魅力に感じ、フランス留学を決めました。

  

 

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フランスで出会い、現在まで継続しているタンゴ

 

 

taki

 この留学では、「自分のアイデンティティ」と向き合う時間を得ることができました。「日本人」として何をもって海外でやっていくのか? 「私は○○である」「私は○○ができる」の、「○○」には何が当てはまるのか?

自分を特徴付けられる何かがないと、埋もれていってしまう、気付いてもらえないという危機感を強くもちました。 

 

 

yukina2

 

パリでの経験が、今の高崎さんを形作る大きな要因になっているのですね。

 

 

taki

 

はい。この経験から、「何をもって海外で生きていくのか」を考えることになり、今も大切にしている「伝統文化に携わりながら海外でやっていきたい」という気持ちが固まりました。

シンガポールに来てからは、同じように「海外で働くこと」を選んだ面白い同世代や、日本にいたら出会えなかったような経営者の方々などと接することができ、非常に貴重な経験をさせていただいています。

シンガポールでは女性が活躍しているのも良い刺激ですね。子育てしながら仕事をする女性は普通ですし、街を歩いていても活き活きと働いている印象を受ける女性をよく目にします。

  

自分の考え方次第で、環境はもっと変えられる

yukina2

 

本当にそうですよね!

一方で、シンガポールで働いていて不満に感じることや、辛いことなどはないですか?

  

taki

そうですね、やはり文化・芸術的なものについては日本がどれだけ充実しているかを感じさせられます。

あとは季節が一年中夏で変わらないので、来たばかりの頃はかなり疲れがたまって体調にも影響していました。少しでもその状況を改善できるように、現在は「自己衣替え」をしています! 同じワンピースでも、秋にはアースカラーやダークカラーを選んだり、メイクの色を変えたりなど意識しています。 

 

 

yukina2

 

自分の意識次第で解決できることも、たくさんありますよね。

「自己衣替え」は私もやってみたくなりました(笑)。

 

 

 

 

yukina2

 

最後に、アジアで働くことに興味がある方々へ向けて何かメッセージをお願いします。

 

 

taki

 「海外で働く」ということを気負わず、あくまで「ひとつの選択肢」として考えるので私は良いと思っています。

「英語ができなきゃ」というような、「必ず○○がなければいけない」ということはないので、興味があるのであればまず出てみると良いですよ。

出てみてだめだったら帰っても良いですし、まずはチャレンジしてみてほしいですね。

 

 

 

インタビューを終えての感想・メッセージ

 

これまでの一つひとつのご経験や選択が、今の素敵な高崎さんをつくりあげているわけですが、その分岐点には海外×日本が影響していることがよく分かるインタビューでした。

海外に出ることは、自分自身と自国を見つめ直す良い機会だと思います。迷っている人はぜひ、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

 

高崎さん、貴重なお話をありがとうございました!

 

ライター

林 由希菜/Yukina Hayashi

1989年埼玉県出身。明治大学国際日本学部に一期生として入学。卒業後は㈱ネオキャリアに入社、中途人材紹介事業に従事し、4年目からシンガポール法人REERACOEN SINGAPORE PTE.LTD.に配属。とにかく食べることが大好きなので海外でもいろんな食にチャレンジしています! 大事にしているのは「迷ったら大変そうな方を選ぶ!」こと。

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Ambassadorのプロフィール


林由希菜

1989年埼玉県出身。明治大学国際日本学部に一期生として入学。卒業後は㈱ネオキャリアに入社、中途人材紹介事業に従事し、4年目からシンガポール法人REERACOEN SINGAPORE PTE.LTD.に配属。とにかく食べることが大好きなので海外でもいろんな食にチャレンジしています!大事にしていることは「迷ったら大変そうな方を選ぶ!」。

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