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世界に通用するマーケティング企業へ – 株式会社アイスタイル COO 高松雄康氏がどうしても実現したいこと

Posted on 2015年03月10日
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日本最大の美容口コミサイト「@cosme」を運営する株式会社アイスタイルにて日本での事業統括を歴任し、2014年7月から海外専任となった高松雄康氏。2年前の本格進出以来、中国・シンガポール・インドネシア・ベトナムと各地に短期間で拠点を出し、数々のビジネスを展開している。

海外に出たから生まれた、新たな視点

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アイスタイルに入社されたきっかけは?

博報堂に8年勤めた後は、自分で起業しようと思っていました。会社勤めはいい経験でしたが、次は自分の手で社会の仕組みを変えられるようなインパクトの大きなことがしたかったのと、経営にも興味があったので。 大学生の頃からの友人である現代表の吉松がアイスタイルを立ち上げたのは、博報堂にいた頃から知っていました。退職したときに、吉松に起業の相談をしていたら「起業する前に、うちで経営しない?」と誘われて。美容に対して興味も知識も全く無い私にとっては突拍子もない提案でしたが、六本木ヒルズに連れて行かれて「お前もヒルズ族みたいになれるよ」なんて口説かれたら、いつの間にか入社していましたね(笑)。 2005年入社当時は社員70人、経営は赤字、いわゆる「ど」ベンチャーでした。そこからは死に物狂いで働きました。社長の吉松と私は、性格も仕事の進め方も正反対ですが、上手く補い合いながらやってこられたのではと思います。

海外ビジネスは特にインドネシアが順調とのことですが、大変なことはありましたか?

インドネシアは進出から2年で黒字化し、ジャカルタにあるWebエージェンシーとしては、外資含めてトップ5に入るまでに成長することができました。知名度を活かして政府系のお仕事や、Google社からパートナーとして賞をいただくようにもなりました。 ただ失敗も沢山しましたよ。我々は美容とITという事業ドメインはあるものの、それが海外で通用するとは限りませんし、まずは来てみないと分からない。新たな国に進出する度にどんなビジネスをするか、ゼロベースで模索しています。 シンガポールに進出してすぐ、スマートフォン用サイトを簡単に作れるアプリを開発し、「これはイケる!」と200社以上に営業をかけたことがありましたが、残念ながら結果は芳しくありませんでした。出来はいいものなので今は日本で活用していますが、当初のヨミは外れてしまいましたね。海外ビジネスはトライ&エラーの繰り返しです。それを許容できる会社でないと、海外進出は難しいでしょう。 どこの企業も通る道だと思いますが、海外事業にどこまで比重を置いて投資すべきかの判断は多くの経営者が悩むところでしょう。日本にいては尚更です。海外に出るからには10~20年と息の長いスパンで投資が必要ですし、その事実を日本本社含め周りに周知させていくのが私の仕事だと思っています。 あと、人材の流出。これも本当に悩ましいですね。シンガポールは特に引き抜きが活発です。終身雇用の感覚こそ薄れてきたものの、日本ではまだ「会社にコミットする」という意識がある中で、皆がもっとお金持ちになりたい、キャリアアップを図りたいという願望が強いアジアでは、会社で働くことはあくまで「キャリア作り」と考える人が多いようです。

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海外進出してからの2年は日本と海外事業の両方を統括、生活拠点もバラバラだった。なぜそこまでの苦労を引き受けて頑張れるのでしょうか?

答えはシンプルで、「日本初の、世界に通用するマーケティング会社にしたい」という強い想いがあるからです。入社以来ずっと、このビジョンを実現したくて働いています。趣味を訊かれても「仕事」と答えるしかないくらいに。 普段の生活は家族と一緒にシンガポールで、あとは出張で各地を巡っています。オフィス前には開放的なプールがあるので朝は泳いでから出社したり、メンバーと一緒に運動して朝食をとってから、仕事を始めたり。でも大好きなゴルフもずっと行けていませんし、仕事が趣味というのは今も変わりませんね。 海外は会社にとって未知の領域。そこに手を出したいのであれば、日本側にもコミットが必要だと経営陣と話し合いの末、2年間は日本と海外の両方を見てきました。 海外に出てきて、とてもいい経験をさせてもらっています。この前もニューヨークで開催されたデジタルマーケティングの世界最大規模イベント「ad:tech NY」に会社として出展してきました。こういった発想は、海外に出ていなかったら無かったでしょう。

今後の展望をお聞かせ下さい。

当社のビジネスの本流である美容事業。これをまだ進出した国々で始められていない状況下で、今後どう進めていくか本気で考えるタイミングに差し掛かっていると感じています。インドネシアは特に事業が順調なので、そろそろ次の打ち手に移る段階に来ていますね。 他国展開もどんどん進めていきたい。ハノイには既に拠点を置いていますがベトナム、タイも魅力的です。 また、ベンチャー企業として進出してみて、自前で一からビジネス創出するだけでは規模も小さくなりがちです。円安の影響も受けていますし、外資の脅威とも戦わなくてはならない。単独でビジネスを進めるだけが手段ではないと思うので、これからは他社、それも他のベンチャー企業と手を組んで何か大きなことを仕掛けていきたいですね。 私個人としては「日本初の、世界に通用するマーケティング会社にしたい」、この目標にひたすら向かっていきたいと思います。

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