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がんばりすぎて失敗!ミャンマー人スタッフとの衝突から学んだこと
ミンガラバー!今回はミャンマー赴任が始まってから最初に直面した壁と失敗についてシェアします。
途上国で仕事。気負いが失敗に……
シトウェ空港。大きいように見えますが、実際は小さく本当に何もない空港です
強い情熱をもってミャンマーのラカイン州シトウェに赴任したのは2014年2月末でした。
ヤンゴンからシトウェへの飛行機は小さなプロペラ機で、飛行中もノイズがひどかったのをよく覚えています。
約1時間30分の飛行中、私はずっと窓から見えるアラカン山脈やベンガル湾を眺め、いよいよ叶う自分の夢に、緊張と興奮でいっぱいでした。
到着したシトウェ空港はとても小さく、それさえも私を更にわくわくさせました。
非常にセンシティブな地域であると共に、課題が多い事務所だと聞いていました。私は、自分の力でその課題を解決することに意気込んでいました。
そしてその意気込みが私を大失敗に導きます。
「お荷物」が問題解決に奔走
プロジェクトの事前調査。シニアスタッフと共に
事務所内は非常に若い新人スタッフから50歳近くのベテランスタッフまでが入り混じっていました。
勤務し始めてすぐに様々な課題に気づきました。
今思えば、「自分が問題を解決する」という「目的」を達成するために、私は課題探しをしていた気がします。そんなことは必要ないのに。そしてそんなことは、私の本当の目的ではなかったのに。
事務所内のコミュニケーションから人事制度、アドミニストレーション、すべてにおいて改善が必要な状態でした。
加えて、わたしの前任者たちが続けて数ヶ月で事務所を去っていたため、スタッフたちは私もすぐにいなくなるのではと疑心暗鬼でした。
私は自分が何とかこの事務所を立て直さなければ、という使命感に燃えていました。
しかし!
年上で長く勤務しているスタッフから見れば、私なんて何の経験もない、現地のこともよく知らない、スタッフのこともよく分かっていない、ないないないだらけの、言い方は悪いですが、要は「使えない存在」でした。
そして、緊急事態が発生した時には全力で守らなければいけない「外国人スタッフ」。……力になるどころか、お荷物なのです。
それなのに情熱だけで「あーしたほうがいい、こーしたほうがいい」と騒ぐ。
面倒くさいですよね。
しかも、そんな人間に自分の給料を決められてしまう、昇給を決められてしまう、という理不尽さ。
自分よりも年齢が低く、経験もない外国人の私のほうが給料が高いという理不尽さ。
誰だって、不満に思いますよね。
人間として普通に湧くそのような感情をくまずして、良い関係性を築けるわけがありません。
自分はどう見える?
事務所兼自宅から見た風景。牛が横切っていきます
案の定、私は経験の長いシニアスタッフと衝突してしまいました。
あの時の私に必要なものは、本当に現地の人々の心に入って、彼らの気持ちを感じる、彼らの目線で私という人間をみる、ということでした。
相手が自分をどういう風にみているか、思っているか、それを理解したうえで発言、行動すること。
自分の意見よりも、まずは、相手の意見に真剣に耳を傾けること。
今振り返れば、あの頃の私は、私が課題を解決する、解決できる、というひどいおごりの塊でした。
言い換えれば、どこかで現地スタッフの能力を見下していた、ということかもしれません。
私の心にあるそのような気持ちと、それを基にした行動では、信頼関係が成り立つはずもありません。
この経験は、常に自分を客観的に見ることや、何よりもまず信頼関係を構築することの重要性とそのために何をすべきかを学ぶきっかけとなりました。
溝を埋めた再会
シトウェの街並み。民族衣装のロンジーを巻いて歩く男性もみえます
結局、シニアスタッフとの溝が埋まらないまま私はこのNGOから退職しました。
退職から半年以上経った頃でしょうか。縁があり、そのスタッフと久々の再会を果たしました。
私は彼に謝るチャンスができたことがうれしかったのですが、私が謝るよりも先に彼のほうが私に謝ってきました。
衝突したとはいえ、厳しい環境の中で勤務した仲間です。後味が悪い形で終わってしまったことを悔やんでいたのは私だけではなかったと気づいたとき、涙が出る想いでした。
貴重な経験とともに自分を成長させてくれたスタッフには、とても感謝しています。
ちなみに、本当に相手の立場に立って物事をとらえるという視点を得られたのは、アドラー流コーチングを学び始めてからでした。「人の心の幸せに貢献するような支援」を探し続け、たどり着いた「コーチング」で救われたのは他でもない自分自身でした。
あの時の大失敗の経験が自分の自信となっています。
経験した日: 2016年09月05日
Ambassadorのプロフィール




















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