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【ミャンマー遺跡・徹底解説】日本一詳しい!?ベイタノー遺跡の正体
前回は命からがらミャンマー・ベイタノー遺跡に到達したお話をしましたが、今回はいよいよその内部事情を詳しくお伝えします!
古代の風を感じる正門
こちらはベイタノー遺跡の入り口です。
上の看板にはミャンマーの言葉(ビルマ語)で「ベイタノー古代文化地区」と書かれています。
よく見てみると、勇ましい男性(?)の像の上にコインのようなものが!
これはかつてピュー族が実際に使われていたとされるコインを模したもの(実際はこんなに大きくありませんが)で、独特の模様が描かれています。
到着後こちらの門をくぐるだけで、きっと古代文化を感じることができますよ。
博物館が立派過ぎる!
正門を入りしばらく道なりに進むと、どこぞの宮殿かと思ってしまうほど立派な造りをした建物が! その正体はベイタノー考古学博物館です。
シンプルな周りの風景と相まって、その壮大さがより一層際立っているように感じられますね。
暑さと疲れで意識が朦朧としていた僕は「とうとう幻覚でも見てしまったのか……」と絶望的な気分になったのですが(笑)、幸い博物館は実在していました。
砂漠で遭難して、オアシスの幻覚を見る人の気持ちがなんとなくわかった気がします。
肝心の博物館ですが、中で主に展示されているのは遺跡からの出土品の数々。チベット・ビルマ語派に属する言語を使っていたミャンマーの古代民族であるピュー族がかつて使っていたとされるピュー文字の説明や、実際に発見されたコインの実物も! 正門に描かれていた模様の正体はこれだったのですね。
こちらのコインですが、なんと現在のタイやベトナムからも発見されたのだとか。。
今となっては伝説になってしまったピュー族ですが、かつては非常に繁栄した民族だったことがわかります。
広大な敷地をさまよい歩く
博物館見学が終わったら、いよいよ外にある遺跡の見学に向かいましょう!
ここでの見どころは、かつてピュー族によって建設されたとされるレンガ建築の遺跡です。
敷地内のそれぞれの遺跡には通し番号がつけられるなど、UNESCOによってある程度区画整理されている印象を受けました(それでも草をかき分けながらワイルドに進むしかない場所も多かったですが)。
しかし写真で見るような当時の遺跡の面影はほぼ残っておらず、ほとんど基礎部分のみが展示されていました。
場所によっては囲いがなく、その気になれば触ったり乗ったりできそうなくらい近くから見学できる遺跡もあります(本当にやってはだめですよ!)
飲み水が底をつき、あえなく退散
ところで、非常に暑い敷地内を長時間うろつくとなると、水を飲まないと大変なことになります。
しかし僕が訪れた時は遺跡の敷地内に飲み水を買えるような売店は一切なく、おまけに疲れもたまっていたため、探索中非常に困りました。
写真などを展示しているスペースがいくつかあり、そこで休憩をとれるとのことだったので、朦朧としながら向かって見ることに……。
そしてその場に座っていたのが、あまりやる気のなさそうな中年の男性でした(おそらく案内係)。
「そこの甕に入っている水を飲んでいいよ!」と言うのでありがたく頂こうとフタを開けると、目に飛び込んできたのは水に浮かぶ数匹の死んだハエ。
即座にフタを閉じたのは言うまでなく、水分補給は見事に失敗です。
まだまだ探索を続けたかったのですが「日本人留学生、ミャンマーの世界遺産で熱中症で倒れる」という話にでもなったらシャレにならないと思い、夕方前にベイタノーを後にしたのでした。
予想と一味違う「世界遺産」
最初の記事にも書いた通り「世界遺産」という言葉に本当に華やかなイメージをもっていた僕は、この訪問を通じてとても驚かされました。
もっと人であふれている場所かと思いきや、実際は敷地内に僕以外の訪問者はいなかったのです。
世界遺産を独り占めするという、もう二度とできないであろう経験を積むことはできたのですが(笑)、博物館のスタッフからは「いきなりバイクに乗って現れる外国人は初めてだよ!」とそれはもう笑われました。
もしもこれからベイタノー遺跡に行く機会があれば、僕のように思いつきで行かず、事前に車を手配し、飲み水をたくさん持っておくことを強くお勧めします。そうでないと、遺産につく前に疲れ切ってしまいますからね!!
そして準備が整ったら、皆さんもぜひ新たな「世界遺産」のあり方を体験しに行ってみてください。ひょっとしたら、僕が訪問した時とはまた一味違った遺跡を楽しめるかもしれません!
経験した日: 2017年10月03日
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