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祝・LRT新線開通!車無しでもマレーシアを堪能する高架鉄道の乗り方
こんにちは、日野恵美です。 先日のリオ五輪では男子バドミントン・シングルスの国民的英雄リー・チョンウェイ選手が銀メダルに輝くなど、マレーシア国内での応援も大盛り上がりでした。
出典 100plus HP
マレーシアで最も親しまれているスポーツ・バドミントンは国民の注目・期待度が非常に高く、もし、リー・チョンウェイ選手が決勝戦で優勝していたら、お祝いとして翌日が休みになっていたとさえ言われているほど! (冗談ではなく、本当の話です~)
さて、前回は超・車社会なマレーシアについて、お届けしました。
私もマレーシア車社会の荒波を経験し、ようやく慣れてきたと思ったところに、なんと! 我が家の目の前に、新たに電車の駅ができたのです!!
もし、もっと早く電車が通っていれば……と悔やんでも悔やみきれませんが、これからマレーシアに来て働く方や旅行者にとってかなりの朗報ではないかと個人的には感じています。
LRTとは?
もともと市内中心部のみを運行していた軽量高架鉄道・LRT(Light Rail Transit)ですが、私が住んでいるクアラルンプール郊外(中心部から車で30分くらい)までの区間延長工事は、「もう何年やってるの?」と思うほど、ず~っと続いていました。
2016年6月末にようやく運行開始しましたが、2009年の計画立案から考えると7年越しでの開通となったわけです。その間、さまざまな紆余曲折があったことが想像できますよね(笑)。
前回もお伝えした通り、マレーシアは完全な車社会。車を日々の足として使っています。
電車を使う→車が買えない低所得→駅周辺は低所得者が暮らす→治安が良くない(?)……というネガティブなイメージもあるため、一部の高級住宅街では駅の建設に対して根強く反対運動を行っているのだとか。
そんな声も無視してしまえば、LRTは超便利なんです!!
運行は10~15分間隔で、新宿駅のように全ての主要本線の乗り換えができるKL SENTRAL駅には乗り換え無しで行くこともできます。
それにクアラルンプール市内の繁華街までも、郊外から30~40分で渋滞無しで行けるのですから!
新線LRT(Light Rail Transit)に乗ってみた!
マレーシアではLRTがクラナジャヤ線とアンパン線の2線があります。
地図上のピンクがクラナジャヤ線、黄色がアンパン線(出典 http://www.visit-to-kl.com/)
その他にKLモノレール、KTMコミューター、KLIAエクスプレスという公共交通もあります。
今回、ご紹介するのは私の家の前を走るLRTクラナジャヤ線です。
切符の買い方はどの路線もほぼ同じですが、販売機が設置されていない郊外の駅では窓口で行き先を伝えてチケットを買いましょう。
駅に並ぶ券売機
LRTの乗り方
1.券売機にて行き先を選択する
青い枠の中に、各駅の名前が記されている。行きたい駅をタッチ!
2.表示金額を入れる
1リンギ札、5リンギ札と小銭しか使えない。あらかじめ小さなお金を用意しておきましょう
3.トークン(コイン型の切符)が出てくる
出典 ahmad bakri on Flickr
4.改札でトークンをタッチ&ゴー!
5.行きたい方角に向かう車両のホームへ
ここからは細かくLRTについてお伝えしていきます!
乗車前に知っておきたい、LRTにまつわるプチ情報
車内の様子
車体:安心のボンバルディア社製(でも、中国製らしい)
運転手:いない。完全自動運転!
乗り心地:至って快適!
一駅の間隔:3~5分ほど
時刻表:なし。待てばそのうち来る(10~15分間隔)
トイレ:新しい駅はとてもキレイ。ただ、トイレットペーパーがないところもあるので要注意
乗客たちの様子:ほとんどの乗客がスマホを操作。本や新聞を読む姿はあまり見ない
座席の幅:余裕アリ。キツキツに詰める必要はないと思われる
混み具合:KL市内のラッシュアワーは朝7:30~8:00。日本のような寿司詰め状態とは行かないまでもかなり混雑しており、2~3本見送ってから乗ることもあるのだそう。帰宅時間は18~19時頃が混むよう。女性専用車両がある車両もあるので、女性は活用しましょう
混雑時の様子
最後に
マレーシア生活も2年目に突入しました。
これからも、生活をしていて不思議に感じたこと、疑問に思ったことをスルーせずに確かめながら、私なりにマレーシアの魅力をお伝えしていこうと思います! よろしくお願いいたします。
by Nnn