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【女子におススメ♡インド】フランス文化が残るポンディシェリーと理想都市オーロヴィルの楽しみ方
インド大好き、Madhuです! 先日のインド渡航では、いつも行くトリバンドラムから少し足を伸ばしてPondicherry(ポンディシェリー)に行ってきました。
■ポンディシェリーとは?
インドの東海岸に位置する、
インドの「ポンディシェリ連邦直轄領」の首府です。
17~18世紀にかけてフランスの植民地でもありました。
Puducherryとも呼ばれるようですが、
現地の方は「Pondi」と略して呼ぶことが多いそうです。
現地の方は基本的にタミル語を話しますが、
英語の他にフランス語の教養がある方も多いのだとか!
現在もフランスとインドの文化が混ざりながら存在する、
街歩きにぴったりの面白い街です。
そこで今回はポンディシェリでおススメの過ごし方をご紹介します!
1.フランス風の街並みを楽しむ
ポンディシェリは地図上では縦長の街なのですが、
海側(東側)がWhite Townと呼ばれており、
フランス植民地時代の建物を利用したホテルやお店が並びます。
White Townの通りには、
植民地自体の名残で、すべてフランス語の名前がつけられています。
「Rue de~」と書かれた青い看板が街のいたるところで見かけられ、
なんだかインドじゃないみたい!
現地にはフランス人も多く住んでおり、
おしゃれなブティックやカフェにはつい立ち寄ってみたくなります。
コロニアルな建物フェチな私としては歩いているだけでも幸せでした❤
また、「Puducherry Museum」という博物館があるのですが、
植民地時代の美術品や家具、ポンディシェリで発掘された陶器などが
展示されていて、小さいながらも見応えがありますよ。
2.早朝のお散歩
ポンディシェリは海沿いの街。
海岸沿いの道「Beach Road」はキレイに舗装されていて、
ベンガル湾を眺めながらのお散歩にぴったり!
早朝の薄暗いときから多くの人が(男性も女性も!) 歩いたり
ジョギングをしていて、
ポンディシェリには健康志向な人が多いのかしら?なんて思ったり。
岩の上で瞑想している人も見かけます。
雲がなければ朝の6時頃には日の出を拝むことができます!
少し肌寒いときも、海岸の中程にはLe Café (ルカフェ) という
24時間営業のカフェがあるので、
温かい飲み物で休憩することもできますよ。
3.自転車でタミル・シティを散策
ポンディシェリに行って驚いたのが自転車人口の多さ。
バイクや車もちろん多いのですが、
自転車はポンディシェリでは一般的な交通手段の
ひとつになっているようです。
特にサリー姿で自転車を漕いでいる女性がたくさんいたのが新鮮でした。
ポンディシェリの西側は、Tamil Cityと呼ばれて
地元のインド人の生活圏となっていて、
いわゆる「インドっぽい」街なのですが、
広いエリアなので、地元の人に混じって
自転車で移動してみるといいかもしれません!
街にはレンタサイクル屋さんがあったので、
私も借りて散策に使ってみました。
朝10:00頃から夜の20:30までで200ルピー(約360円)ほど。
※借りるにはパスポート以外の身分証明書を預ける必要あり。あとでちゃんと返してくれます
ちなみにスクーターやバイクのレンタル屋さんもありますよ〜。
タミル・シティの目抜き通りはMission Street といって
たくさんの人で賑わっています。
また、Goubert Market はインドらしいローカル・マーケットで、
インドっぽさを感じたい方にはおすすめ。
いろいろな通りを散策したいときや、
タミル・シティとWhite Townとの往復をしたいときは、
自転車があるととっても便利です。
4.おいしい食事とお酒♪
美食の国・フランスの植民地であったせいか、
ポンディシェリの食べ物は基本的においしい。
地元にあるスーパーやパン屋さんで、
バゲットやブルーチーズやショコラなど、
フランスならではの食べ物が買えるのが
インドの他の地域とは違うところだと思います。
インドでベーカリーといえば、
ガラスのショーケースに入った菓子パンや、
ケーキを新聞紙にくるんでもらう
薄暗いお店を思い浮かべますが(笑)、
ポンディシェリには、日本にもありそうなフレンチ・ベーカリーがあるのです!
またポンディシェリでは酒税がかからないらしく、
他の地域に住む人は、
ポンディシェリでお酒を買いだめするのが定番なのだとか。
安価でお酒を楽しめる、雰囲気のいいバーもたくさんあります◎
5.理想都市オーロヴィルの見学
ポンディシェリの中心部から車で30分程度のところにある
理想都市「オーロヴィル」。
ここはシュリ・オーロヴィンドというインドの哲学者の思想が元になって、
フランス人のミラ・アルファッサさん(通称マザー)が
「ヒューマンユニティー」を目指して作った広大なエコ・ヴィレッジです。
彼らの思想に共感した人が世界中から集まって住んでいるのだそうです。
インドの中に、こんな生活をしている人たちがいたとは!
オーロヴィルで有名なのが、
マトリマンディールという金色に輝く巨大な瞑想センター。
中に入るには別途申し込みが必要です。
外から見学する場合は、受付でパスを発行してもらうのですが、
パスをもらうには15分程度のビデオをみなくてはなりません。
オーロヴィルの中に入って色々見学してみたいところですが、
観光地ではなく住人の方の生活圏ということで、見学のルールは厳しめ。
オーロヴィルに関する展示とマトリマンディールの見学だけなら
1時間程度あれば十分だと思います。
いろいろな文化が混ざったポンディシェリのご紹介でした❤
個人的には、パン屋さんのインド人のお姉さんが、
お客さんの国籍に合わせて流暢なフランス語、英語、タミル語を
使い分けて接客していたのが強く印象に残っています。
実際に行くまでは「フランス植民地」のイメージしかなかったのですが、
オーロヴィルを含め、さまざまなカルチャーが混ざって共存している、
多様な顔をもつ都市なのだと感じました。
フランス語とタミル語の勉強をしてみるのも面白そう!
「ヨーロッパ風」なインドを味わってみたい!という方は
ぜひ行ってみてくださいね~♪
ライター
Madhu Jenny Ito
大学3年修了後、インドで1年間のインターンシップを経験し2014年3月帰国。大好きなインドを追究しつつ、世界中に存在する素晴らしい街、人、歴史、文化、出来事との出会いを求めて動き回るfull of movementの生活を送ることに魅力を感じている。現在は翻訳や通訳の仕事をこなしながら卒論執筆準備中。趣味は外国語の勉強とお酒。
by Nnn